事業投資・コンセッション

事業概要

事業投資:プライベートエクイティ投資
コンセッション:空港や水事業の運営

取り組む社会課題

  • #気候変動/GHG排出削減
  • #地域の活性化
  • #公共インフラ老朽化
  • #ESGを考慮した投資・融資
  • #健康増進・健康寿命延伸
  • #イノベーション・技術革新促進
  • #労働力減少
  • #労働生産性向上

サステナビリティへの取り組み方針

事業投資
投資先に対しサステナビリティを意識した経営を求め、それによる企業価値向上に努めます。

  • 投資先のCO2排出削減を重要な課題と認識し、設備の入れ替え、使用電力の再生可能エネルギー化などの削減の取り組みを投資先とともに進めます。
  • 投資先のコンプライアンスやガバナンスの強化に優先して取り組みます。労務管理の適正化や、不正防止・安全管理の徹底に注力します。
  • 投資実行においては、社会課題の解決に資する産業を注力分野とします。投資先の事業を通じたSDGsへの貢献を目指します。

コンセッション

  • 関西エアポートでは、2023年4月より新たな環境計画「環境ビジョン2050・環境目標2030新しいウィンドウで開きます。」をスタートしました。新計画では、温室効果ガスの排出量削減だけでなく、資源循環、環境監視および生物多様性にもアプローチしています。「脱炭素」「循環経済」「環境共生」を軸として長期的に目指す姿と目標達成のためのマイルストーンとしての2030年の具体的な目標を設定しています。
  • 浜松・宮城の上下水道分野では、法令より厳しい自主基準などを含む管理のもとで、水質保全、大気汚染の防止や臭気の抑制、省エネルギー化、汚泥の減量化やリサイクルに努め、循環型社会の形成と持続可能な地域社会の実現に積極的に取り組んでいます。

事業活動と社会課題

目次
  1. 社会課題の解決に資するプライベートエクイティ投資
    • #気候変動/GHG排出削減
    • #ESGを考慮した投資・融資
    • #健康増進・健康寿命延伸
    • #労働生産性向上
    • #労働力減少
    • #イノベーション・技術革新促進
  2. 地域のインフラを支えるコンセッション事業
    • #気候変動/GHG排出削減
    • #地域の活性化
    • #公共インフラ老朽化

社会課題の解決に資するプライベートエクイティ投資

  • #気候変動/GHG排出削減
  • #ESGを考慮した投資・融資
  • #健康増進・健康寿命延伸
  • #労働生産性向上
  • #労働力減少
  • #イノベーション・技術革新促進

プライベートエクイティ投資事業では、オリックスグループ サステナブル投融資ポリシーに基づいて投資の判断を行っています。投資実行後は、ハンズオン経営を重視し、投資先企業と一体となった経営管理、営業支援を通じて投資先の企業価値向上を追求しています。投資先に対しては、サステナビリティを意識した経営を求めており、それも企業価値の向上につながると考えています。
投資注力分野は、ヘルスケア、BPO、IT・情報サービス、物流・レンタルなどです。これらの分野は、健康維持や病気の予防、生産性の向上、労働力の減少、デジタル化の推進、情報技術の活用といった社会課題の解決に資する産業であり、成長も見込めることから、優良な投資先の発掘に注力しています。2023年3月末現在、18社に対するプライベートエクイティ投資を実行しています。
また、投資先のGHG排出削減を重要な課題と認識し、連結投資先各社について排出量の算定を行い、削減策の検討を始めています。投資先18社のうち排出量の多い3社(製造設備を有する2社および資材運送用にトラックやフォークリフトを使用する1社)では、製造設備の入れ替え、使用燃料の転換、使用電力の再エネ化(太陽光パネル設置と自家消費を含む)、照明機器のLED化、車両の入れ替え(EV化を含む)などの対応を進めています。

地域のインフラを支えるコンセッション事業

  • #気候変動/GHG排出削減
  • #地域の活性化
  • #公共インフラ老朽化

コンセッションとは、空港や道路・上下水道などの公共施設について、施設の所有権を公的機関に残したまま、運営を民間事業者が担う事業形態です。日本政府は経済活性化と財政健全化に向けてコンセッションを推進しており、インフラ老朽化、人口減という社会全体の課題への対応として、オリックスも積極的に取り組んでいる分野です。
オリックスにおけるコンセッション事業の第1号は、関西国際空港および大阪国際空港(伊丹空港)の運営で、これは国内初の民間による本格的な空港運営事業となりました。オリックスとフランスのVINCI Airports(ヴァンシ・エアポート)を中核とするコンソーシアムにより設立された関西エアポート株式会社は、2016年4月1日より両空港の運営を開始しました。また、子会社を通じて2018年4月1日より神戸空港の運営も開始しました。関西国際空港と大阪国際空港の事業期間は44年間、神戸空港は同42年間と長期にわたり運営を行いますが、民間企業としての創意工夫・ダイナミズムと公共インフラの担い手としての社会的責任のバランスを取りつつ、3空港および空港が所在する関西地域の継続的な発展を目指します。
航空路線や利用客の増加には、空港だけではなく、空港周辺の魅力を高めることも必要です。関西エアポート株式会社では、空港施設の充実に向けた取り組みを継続的に行うとともに、地域の企業や自治体とも連携してビジネスや観光の需要を高めることにも取り組んでいます。
また、関西エアポート株式会社では「環境理念」「環境基本方針」を定めて、様々な環境負荷低減に向けた取組みを進めています。2023年3月、2050年カーボンニュートラル化に向けて新たな環境計画(環境ビジョン2050・環境目標2030)を定め、「脱炭素」「循環経済」「環境共生」の3つのテーマで目標を設定し、地球規模で問題となっている環境問題の解決に貢献すべく取組みを進めています。

静岡県浜松市では、上下水道分野におけるコンセッション方式の国内第1号案件となる浜松市公共下水道終末処理場(西遠処理区)の運営事業が2018年4月1日より開始されました。運営会社は、ヴェオリア・ジャパンが中心となりオリックスや地元企業等で設立した浜松ウォーターシンフォニー株式会社(HWS)で、事業期間は20年間です。HWSの株主各社が有するノウハウを最大限に活用し、市民の皆さまに安全・安心な下水道サービスを提供することを目指します。また、環境に配慮した事業運営方針のもとで環境負荷低減を推進するとともに、地域産業を支える活動や地域イベントへの参画を行うなど、浜松市における持続可能な社会実現のための施策にも取り組んでいきます。

宮城県では、「宮城県上工下水一体官民連携運営事業」(みやぎ型管理運営方式)が2022年4月に開始されました。本事業は、宮城県が保有する水道用水供給事業、工業用水道事業および流域下水道事業の施設などの運営を、オリックスを含む10社が設立した株式会社みずむすびマネジメントみやぎ(運営会社)、株式会社みずむすびサービスみやぎ(維持管理会社)が20年にわたり担います。社名の“みずむすび”にもこめられた、宮城県の3つの水事業(上水道・工業用水道・下水道)を一体的に運営すること、宮城県内の水関連企業と連携していくこと、そしてこれまで安定的に維持されてきた宮城県の水インフラを未来へとむすび、それらにより持続可能な上工下水道サービスを実現することを目標に運営しています。

  • メタウォーター株式会社、ヴェオリア・ジェネッツ株式会社、オリックス株式会社、株式会社日立製作所、株式会社日水コン、株式会社橋本店、株式会社復建技術コンサルタント、産電工業株式会社、東急建設株式会社、メタウォーターサービス株式会社

神奈川県川崎市では、「等々力緑地再編整備・運営等事業」として等々力緑地の運営・維持管理業務等が2023年4月より開始されました。
本事業は川崎市が保有する等々力緑地の目指すべき将来像の実現のため、等々力緑地の再編整備と管理運営を含めた一体事業として、PFI法に基づき実施するものです。
オリックス含む9社が設立した川崎とどろきパーク株式会社(KTP)が30年にわたり、等々力緑地の運営を担いながら、老朽化施設建替え等の再整備、施設の維持管理を実施していきます。
KTPは、「日本一笑顔あふれる公園へ」を企業スローガンに、運動施設や市民の憩いの場などを有する総合公園としての等々力緑地が、にぎわう地域の核となる空間となるよう、取り組んでまいります。

関連リンク

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