ORIX Europe

事業概要

グローバル株式・債券のアセットマネジメント

取り組む社会課題

  • #ESGを考慮した投資・融資

サステナビリティへの取り組み方針

ROBECO

  • 運用では、ESG要素を統合した戦略((1)ESG情報を投資判断に活用する戦略、(2)サステナビリティに焦点を当てた戦略、(3)インパクト投資戦略)をとります。特に、(3)インパクト投資戦略に関する運用資産残高の拡大に注力します。
  • エンゲージメントポリシーを作成し、専門家を配置して国・国営企業に対するエンゲージメントを強化します。
  • Net Zeroロードマップに従い、投資活動および事業活動の炭素排出量を毎年7%削減し、2050年にネットゼロの実現を目指します。
  • 生物多様性ロードマップに従い、TNFDのテストや生物多様性に関するアセットマネジメント業界のスタンダードづくりに取り組みます。
  • Taskforce on Nature-related Financial Disclosures:自然関連財務情報開示タスクフォースとは、組織が自身の経済活動における自然環境や生物多様性に関するリスクと機会を評価し報告することを促す、2021年6月に設立されたイニシアチブ。

Boston Partners Global Investors
Boston Partnersは、サステナビリティを投資スコアリングモデルに組み込み、特に気候変動、コーポレート・ガバナンス、サプライチェーン管理を重視します。サステナビリティスコアがよくない企業については、専任チームが徹底したレビューを行います。レビューはエンゲージメントの一環と位置づけ、企業との対話を行い、また議決権行使にも活用します。

Harbor Capital Advisors
Harbor Capitalは、投資家に対して株式投資信託のESG指標の透明性をさらに高めることに取り組んでいます。これにより、投資家の投資判断に資する情報を適切に提供することを目指しています。

Transtrend
Transtrendは、信頼できる市場の構築に貢献します。当社は2021年に設立したESG委員会を通じて、責任ある投資および企業としての責任の両分野において、理念、ポリシー、イニシアチブに基づく取り組みを推進します。

Gravis Capital Management
Gravisは、人を重視した長期プロジェクトに投資します。再生可能なインフラなど長期的に必要とされるものを投資対象とします。責任ある投資への取り組み方法として、投資除外、ESGデューデリジェンス、モニタリング、エンゲージメント、レポーティングを行い、これらを当社の責任投資委員会が監督します。また、当社はカーボンフットプリントの削減に取り組んでおり、2030年までに10億トンのCO2を削減することを目的とするプロバイダーが運営するポートフォリオに貢献することでCO2の排出をオフセットしています。他に、投資ポートフォリオのESG指標を定量化することにも取り組んでいます。

事業活動と社会課題

目次
  1. サステナブル投資(ロベコ)
    • #ESGを考慮した投資・融資
  2. サステナブル投資(Boston Partners Global Investors)
    • #ESGを考慮した投資・融資

サステナブル投資(ロベコ)

  • #ESGを考慮した投資・融資

ロベコ(オリックスの完全子会社)は、以下の取り組みを通じてESG関連の活動を行っています。

1. 責任投資原則(PRI)への署名
ロベコは、2006年にPRI署名機関になりました。2020年にはPRIのすべての項目で2018年に続き再びA+の評価を受けました。また、ロベコの気候関連の取り組みと報告基準が評価され、PRIリーダーズ・グループに選出されました。
最新の2020年PRI報告フレームワークについては以下のリンクをご参照ください。
PRI reporting framework 2020新しいウィンドウで開きます。

2. ESGインテグレーション
2022年12月31日時点で、ロベコの運用資産総額は1,711億ユーロであり、そのうちESG要素を統合した運用資産総額は1,665億ユーロ(AUM総額の97%)です。
ESG要素を統合した運用資産は、3つのカテゴリーに分類されます。

戦略 戦略内容
ESG 情報を投資判断に活用する戦略 独自調査の利用、投資除外ならびに議決権行使およびエンゲージメントが組み込まれている戦略(AUMは1,300億ユーロ)
サステナビリティに焦点を当てた戦略 ESGプロファイルについて具体性のある持続可能な開発目標を掲げる戦略(AUMは187億ユーロ)
インパクト投資戦略 持続可能性に関するテーマへの投資を通じて明確な影響を与えることを目的とする戦略(AUMは181億ユーロ)

詳細については以下のレポートをご参照ください。
Sustainability Report 2022PDF文書を開きます。 [5.17 MB]

3. エンゲージメント
ロベコは、企業とのエンゲージメントを通して、持続可能な企業行動への改善が達成されると考えています。また、株主としての権利を積極的に活用することで、投資効率を改善するだけではなく、広く社会にも良い影響を与えることができると考えています。ロベコ のエンゲージメントに関わる戦略は以下のとおりです。
(1)サステナビリティとコーポレート・ガバナンスの向上を通じて投資家や社会の価値を創造することを目的とする「バリュー・エンゲージメント」
(2)人権、労働、環境、汚職防止などの分野における最低限の行動規範に、重大かつ構造的に違反している会社に影響力を行使することを目的とする「エンハンスト・エンゲージメント」
上記戦略に従い、ロベコは投資先との間で建設的な対話を行い、変化を促すために株主の権利を利用します。対話に応じない投資先には、議決権の行使、株主決議、取締役の指名、法的な対応策を視野に入れたエンゲージメントを行います。ロベコおよびその投資家は、投資ユニバースからエンゲージメントに応えない投資先を除外することになります。

4. 気候変動を含む課題へのエンゲージメントと議決権行使
ロベコは、20年以上にわたり培ったエンゲージメントと議決権行使の実績があり、アクティブ・オーナーシップの統合的な取り組みに関しては資産運用業界においてベストプラクティスとして広く認識されています。ロベコは、ESGをテーマとした長期的に持続可能な株主価値の創造を促す株主提案を支持しています。
ESGにおけるシステミック・リスクの中で最も重要なリスクは気候変動であり、ロベコはその課題への取り組みを大幅に強化しました。2050年までに運用資産全体においてCO2排出量を実質ゼロにするというコミットメント、気候変動方針の拡充、そしてステークホルダーとのエンゲージメント活動の成果を通じて、投資家がパリ協定の目標達成に向けて遅れを取ることがないよう促しています。ロベコは、排出量ネットゼロに向けたロードマップを2021年10月に発表し、中間時点での目標の開示を含め、2050年までにCO2排出量を実質ゼロにするという目標への道筋を示しました。
詳細については以下のレポートをご参照ください。
Stewardship PolicyPDF文書を開きます。 [2.1MB]
Climate change and Covid-19 lead Stewardship Report新しいウィンドウで開きます。
Proxy Voting Season OverviewPDF文書を開きます。 [2.3MB]

5. 第二次EU株主権利指令(SRD II)
ロベコは、長期的な株主エンゲージメントを促進することを目的としたスチュワードシップコードに加えて、欧州株式の機関投資家に適用される第二次EU株主権利指令(SRD II)に対応するように取り組んでいます。ロベコは、責任投資と長期的な株主とのエンゲージメントに長年注目してきました。株主としての権利を行使して、投資先企業と建設的に関わり、お客さまの長期的な利益に貢献します。
ロベコのエンゲージメント活動の専門家チームが、投資家との協議を通じて財務および持続可能性の観点から重要課題であると特定したテーマについて、年間約230社と活発な対話を続けています。このような活動は、企業行動に影響を与える有効な手法であることが証明されています。また、ロベコは毎年約7,000回もの株主総会で議決権を行使しています。ロベコのすべての活動は、SRD IIの準拠に加えて、資産運用会社に対してアクティブ・オーナーシップを実践することやオーナーシップ・ポリシーおよび慣行にESG要素を組み入れることを求める責任投資原則(PRI)にも準拠しています。
詳細については以下のレポートをご参照ください。
Shareholder Rights Directive II新しいウィンドウで開きます。

サステナブル投資(Boston Partners Global Investors)

  • #ESGを考慮した投資・融資

Boston Partnersの2023年3月末時点の運用資産は175億ドルを超えています。これらは持続可能であり、かつ社会的観点でスクリーニングされた資産です。当社は、投資先企業のサステナビリティの向上に貢献するエンゲージメントを特に重視しており、エンゲージメントレポートを毎月発行しています。
Boston Partnersのサステナビリティの取り組みについて詳しくはこちらをご参照ください。

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