ORIX Europe

事業概要

グローバル株式・債券のアセットマネジメント

取り組む社会課題

  • #ESGを考慮した投資・融資

サステナビリティへの取り組み方針

Robeco
Net Zeroロードマップおよび生物多様性ロードマップに沿った活動を継続します。特に生物多様性フレームワークを拡充する計画です。またさまざまなトランジション投資ファンドの導入に代表されるようにインパクト投資のAUM拡大を目指します。

Transtrend
カーボンフットプリントの測定と報告をさらに改善することを目標とします。また、カーボンオフセットイニシアチブの有効性に関する議論をモニターし、できるだけオフセットプログラムを強化していきます。さらに、市場の機能に関する課題へのエンゲージメントを含め、責任ある投資家として役割を果たしていきます。

Harbor Capital
今後も独自のフレームワークを適用し、さまざまな持続可能な投資オプションをお客さまに提供していきます。

Boston Partners
サステナビリティおよびエンゲージメントチームの専門知識を活用し、持続可能性に基づいた投資判断を行い、変化を推進していきます。

事業活動と社会課題

目次
  1. サステナブル投資(ロベコ)
    • #ESGを考慮した投資・融資
  2. サステナブル投資(Boston Partners Global Investors)
    • #ESGを考慮した投資・融資
  3. サステナブル投資(Transtrend)
    • #ESGを考慮した投資・融資

サステナブル投資(ロベコ)

  • #ESGを考慮した投資・融資

ロベコ(オリックスの完全子会社)は、以下の取り組みを通じてESG関連の活動を行っています。

1. 責任投資原則(PRI)への署名
ロベコは、2006年にPRI署名機関になりました。2020年にはPRIのすべての項目で2018年に続き再びA+の評価を受けました。また、ロベコの気候関連の取り組みと報告基準が評価され、PRIリーダーズ・グループに選出されました。

2. ESGインテグレーション
2023年12月31日時点で、ロベコの運用資産総額は1,806億ユーロであり、そのうちESG要素を統合した運用資産総額は1,770億ユーロ(AUM総額の98%)です。
ESG要素を統合した運用資産は、3つのカテゴリーに分類されます。

戦略 戦略内容
ESG 情報を投資判断に活用する戦略 独自調査の利用、投資除外ならびに議決権行使およびエンゲージメントが組み込まれている戦略(AUMは1,361億ユーロ)
サステナビリティに焦点を当てた戦略 ESGプロファイルについて具体性のある持続可能な開発目標を掲げる戦略(AUMは180億ユーロ)
インパクト投資戦略 持続可能性に関するテーマへの投資を通じて明確な影響を与えることを目的とする戦略(AUMは229億ユーロ)

詳細については以下のレポートをご参照ください。
Integrated Annual Report 2023PDF文書を開きます。 [7.19 MB]

3. エンゲージメント
ロベコは、企業とのエンゲージメントを通して、持続可能な企業行動への改善が達成されると考えています。また、株主としての権利を積極的に活用することで、投資効率を改善するだけではなく、広く社会にも良い影響を与えることができると考えています。ロベコ のエンゲージメントに関わる戦略は以下のとおりです。
(1)サステナビリティとコーポレート・ガバナンスの向上を通じて投資家や社会の価値を創造することを目的とする「バリュー・エンゲージメント」
(2)人権、労働、環境、汚職防止などの分野における最低限の行動規範に、重大かつ構造的に違反している会社に影響力を行使することを目的とする「エンハンスト・エンゲージメント」
上記戦略に従い、ロベコは投資先との間で建設的な対話を行い、変化を促すために株主の権利を利用します。対話に応じない投資先には、議決権の行使、株主決議、取締役の指名、法的な対応策を視野に入れたエンゲージメントを行います。ロベコおよびその投資家は、投資ユニバースからエンゲージメントに応えない投資先を除外することになります。

4. 気候変動を含む課題へのエンゲージメントと議決権行使
ロベコは、20年以上にわたり培ったエンゲージメントと議決権行使の実績があり、アクティブ・オーナーシップの統合的な取り組みに関しては資産運用業界においてベストプラクティスとして広く認識されています。ロベコは、ESGをテーマとした長期的に持続可能な株主価値の創造を促す株主提案を支持しています。
ESGにおけるシステミック・リスクの中で最も重要なリスクは気候変動であり、ロベコはその課題への取り組みを大幅に強化しました。2050年までに運用資産全体においてCO2排出量を実質ゼロにするというコミットメント、気候変動方針の拡充、そしてステークホルダーとのエンゲージメント活動の成果を通じて、投資家がパリ協定の目標達成に向けて遅れを取ることがないよう促しています。ロベコは、排出量ネットゼロに向けたロードマップを2021年10月に発表し、中間時点での目標の開示を含め、2050年までにCO2排出量を実質ゼロにするという目標への道筋を示しました。
詳細については以下のレポートをご参照ください。
Stewardship PolicyPDF文書を開きます。 [2.1MB]
Climate change and Covid-19 lead Stewardship Report新しいウィンドウで開きます。
Proxy Voting Season OverviewPDF文書を開きます。 [2.3MB]

5. 第二次EU株主権利指令(SRD II)
ロベコは、長期的な株主エンゲージメントを促進することを目的としたスチュワードシップコードに加えて、欧州株式の機関投資家に適用される第二次EU株主権利指令(SRD II)に対応するように取り組んでいます。ロベコは、責任投資と長期的な株主とのエンゲージメントに長年注目してきました。株主としての権利を行使して、投資先企業と建設的に関わり、お客さまの長期的な利益に貢献します。
ロベコのエンゲージメント活動の専門家チームが、投資家との協議を通じて財務および持続可能性の観点から重要課題であると特定したテーマについて、年間約230社と活発な対話を続けています。このような活動は、企業行動に影響を与える有効な手法であることが証明されています。また、ロベコは毎年約7,000回もの株主総会で議決権を行使しています。ロベコのすべての活動は、SRD IIの準拠に加えて、資産運用会社に対してアクティブ・オーナーシップを実践することやオーナーシップ・ポリシーおよび慣行にESG要素を組み入れることを求める責任投資原則(PRI)にも準拠しています。
詳細については以下のレポートをご参照ください。
Shareholder Rights Directive II新しいウィンドウで開きます。

サステナブル投資(Boston Partners Global Investors)

  • #ESGを考慮した投資・融資

Boston Partnersの2024年3月末時点の運用資産は約170億ドルです。これらは持続可能であり、かつ社会的観点でスクリーニングされた資産です。当社は、投資先企業のサステナビリティの向上に貢献するエンゲージメントを特に重視しており、エンゲージメントレポートを毎月発行しています。
Boston Partnersのサステナビリティの取り組みについて詳しくはこちらをご参照ください。

サステナブル投資(Transtrend)

  • #ESGを考慮した投資・融資

Transtrendは長年にわたり、決済価格の方法論や取引のキャンセルなど、市場の機能に関するトピックについて取引所と積極的に関わってきました。特に、日々の取引中に価格が代表的ではないと思われる状況が見られる場合などです。最近では、取引所との協議で「責任ある調達」という話題も取り上げています。これは、上場先物契約の契約仕様において環境および社会的な要請事項を反映すべきかどうかといったことです。さらに、SBAI(Standards Board for Alternative Investments)やPRI(Principles for Responsible Investment)のラウンドテーブルやさまざまなワーキンググループに参加するなど、ネットゼロ投資の枠組みにおけるデリバティブの役割に関する業界の議論にも積極的に参加しています。
2023年末には、投資活動と企業活動の両方の観点から、環境、社会、ガバナンスの側面における当社の概要と最新情報を提供する最初のサステナビリティレポートを発行しました。

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