究極の裏方「電力」と地球の未来をインフォグラフィックで読み解く

[Publisher] BUSINESS INSIDER JAPANより転載

ここ数年、日本各地で集中豪雨などの自然災害が頻発し、大きな被害を引き起こしている。異常気象が続く中で、環境問題への関心も高まってきた。地球環境を守りながら生活するために、私たちには何ができるのか。近年、私たちは急激な気候の変化を経験。環境問題を身近に意識するようになっている。大雨やゲリラ豪雨台風では2018年夏に西日本豪雨、2019年夏も九州で大雨災害が続いた。7月に長崎、8月に福岡・佐賀・長崎で特別警報が出た。2019年10月には関東を直撃した台風19号が各地で水害や土砂災害、停電を引き起こした。その爪痕が大きく残る中で台風21号も襲来。多数の死傷者や住宅被害をもたらした。オリックスグループの取り組み地球温暖化と再生可能エネルギーでは、実際には私たちが暮らす地球はどう変化しているのか?気候変動に関する政府間パネルの報告書によると、1880年から2012年の期間で見ると、世界平均で0.85℃の上昇が認められる。2015年パリ協定 2020年以降、すべての国が強調して温暖化問題に取り組むための仕組みを示した国際条約。世界の温室効果ガス排出量に占める締結国の排出量の割合パリ協定に加盟している各国はどの程度、温室効果ガスを排出しているのかパリ協定に加盟している各国はどの程度、温室効果ガスを排出しているのか2030年に、日本は温室効果ガス(2013年度比)26.0%削減を目指す再生可能エネルギーとは、資源に限りのある化石燃料とは異なり、資源が枯渇せず繰り返し利用できるエネルギーを指す。f:id:ORIX:20200129120159p:plainさまざまな再生可能エネルギー水が高いところから低いところへ流れる時のエネルギーを利用して水車を回し、電気を発生させる発電方式。太陽光を利用した発電方式で、熱を利用する温水器のシステムと、太陽電池を使い、太陽光を電気に変換して利用する太陽光発電がある。風の力を利用して風車を回し、その動力を発電機に伝達して電気を発生させる発電方式。燃料燃焼時にCO2を排出するが、燃料の木は成長する際にCO2を吸収しており、燃料の消費時の成長の間でCO2の排出と吸収が均衡する、カーボンニュートラルの状態になる。中でも日本で今後、普及が見込まれるのは、洋上風力と地熱洋上風力 縦に細長い地形の日本では、巨大な陸上風力発電機を大量建設できる場所が限られる。地熱 地形的な理由から今後、日本での普及が期待されるのが地熱発電だ。再エネが解決する3つの課題とは?主要国の一次エネルギー自給率比較日本のエネルギー供給は、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料が9割以上を占める。2.電気料金の低減震災後、家庭向けの電気料金は、最大25%上昇。電源構成における化石燃料依存度(2017年)3.温室効果ガスの削減日本の温室効果ガス排出量の推移「パリ協定」で日本は、2030年までに2013年度比で26%の温室効果ガス削減を目標としている。北海道で発生した「ブラックアウト」f:id:ORIX:20200129120835p:plain蓄電技術と分散型エネルギー社会再エネの発電を支え、効率的に市場を機能させるために今、注目されるもの高効率な蓄電技術に注目電力供給も「地産地消」「分散型」にシフト分散型エネルギーへ再エネの必要性が高まる中で、その普及に向けて企業はどう取り組んでいるのか。RE100は、The Climate GroupとCDPによって運営される企業の再エネ100%を推進する国際ビジネスイニシアチブ「RE100」は、企業が意思と行動を示す場として認知度が高まっている。企業、自治体・教育機関・医療機関等が参加できる枠組み『再エネ100 RE Action』を2019年10月9日に設立。電力のルーツを証明する方法2019年9月、オリックスと東大大学院工学系研究科は、ブロックチェーン技術を活用し、電力の供給から消費までの履歴を証明するトラッキングシステムの共同研究を開始。複数の発電地と消費地の地理的な電力の輸送距離を最小化するシステムの開発を行うことで、再生可能エネルギーの地産地消を促す。オリックスグループの取り組みオリックスはこれまで20年以上、再生可能エネルギーを中心とする発電、電力小売、蓄電池関連サービス、省エネルギーサービス、廃棄物の再資源化や処理などに取り組んできた。メガソーラー オリックスは遊休地を活用した大規模太陽光発電に力を入れてきた。f:id:ORIX:20200129121423p:plain顧客の太陽光発電導入サポートも手掛けている。風力 オリックスは1995年以降、国内の陸上風力発電事業に出資して、国内外での風力発電に関する知見を蓄積してきた。地熱 オリックスは地熱発電所の建設も進めている。バイオマス オリックスは群馬県で木質チップ専燃発電の「吾妻木質バイオマス発電所」を運営。再生可能エネルギー オリックスは太陽光やバイオマス、地熱、風力など再生可能エネルギー事業に20年以上取り組んでいる。日本全国111カ所でメガソーラーを運営、日本全国517カ所で屋根型太陽光発電を運営している。オリックスは小売電気事業者(新電力として、東北・東京・北陸・中部・関西・中国・九州の電力各社の送電エリア内で、主に民間の高圧業務用の施設・事業者向けに割安な電力を供給している。エネルギーマネジメント オリックスは顧客向けに省エネルギーサービスも展開。世界の企業は今、持続可能な社会の実現を目指した取り組みを進めている。エネルギーをみんなに。そしてクリーンに。2030年までに手ごろな電力を普及させるためには、太陽光や風力、地熱といったクリーンなエネルギー源への投資は不可欠。SDGsが掲げる複数の目標を同時に達成するために、エネルギーを含めた包括的なアプローチが求められている。

参考文献

  • 「【解説】この異常気象は地球温暖化が原因?(国立環境研究所)
  • 「地球温暖化の防止に向けて:一人一人にできる対策」(WWF)
  • 「日本のエネルギー(エネルギーの今を知る 10 の質問)」(資源エネルギー庁)
  • 「2019—日本が抱えているエネルギー問題」資源エネルギー庁
  • 環境エネルギーサービスガイド2019」(オリックスグループ)

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