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キャリア形成支援

  • 重吉 亮祐Ryosuke Shigeyoshi

    2016年入社 / 経済学部経済学科卒

    異動前部署:
    環境エネルギー本部 電力事業第二部

    社内インターンシップ参加部署:

    事業投資本部 事業投資グループ

    キャリアチャレンジ部署(現部署):

    投融資管理本部 審査第二部 第二チーム

  • 福島 峻太Shunta Fukushima

    2017年入社 / 理工学部化学科卒

    異動前部署:
    法人営業本部 大阪事業法人営業第一部

    社内インターンシップ参加部署:

    環境エネルギー本部 事業開発部

    キャリアチャレンジ部署(現部署):

    環境エネルギー本部 事業開発部
    新規ビジネスチーム

社内インターンシップ制度

原則5営業日の間、希望する部署において業務に従事することができる制度。
他部署の業務に興味・関心のある社員が、より詳細な業務内容などについて理解を深め今後のキャリア形成に役立てることを目的とする。

キャリアチャレンジ制度

自己のキャリアにチャレンジすることを目的に、社員が異動を希望する部門と直接接点を持ち、部門へ直接アピールできる制度。双方で合意が成立した場合には異動が実現し、キャリアアップにつなげることができる。

社員それぞれの想いや希望、夢に応える、充実したキャリア形成支援制度がある。
ここでは、実際に制度を活用し、新たなキャリアを築いた2人の社員に話を聞いた。

Index

培った経験と節目

はじめに、お二人のこれまでのキャリアについて教えてください。

  • 福島

    入社後は大阪に配属となり、中堅中小企業向けにオリックスグループが有する幅広い商材を提案する法人営業に従事しました。いわゆるお客さまの課題解決に向けたソリューション提案です。その後2年目では、在阪の上場・大手企業を担当することになりました。お客さまの課題解決という点では変わらないのですが、上場企業の場合、財務諸表などのデータがホームページ上で公開されているので、入手できる情報が多い分、データ分析が複雑です。そこから、潜在的な課題を浮き彫りにしていくことが求められましたね。重吉さんは、最近まで環境エネルギー本部に在籍していたそうですが、どのような業務だったのですか。

  • 重吉

    私は、環境エネルギー本部でエネルギーを多く消費する工場などを対象に、省エネ補助金付きリースの営業を行っていました。具体的には、設備のリースと併せて補助金申請サポートを行うといった業務です。例えば、省エネ効果が高い生産設備の更新であれば、国から補助金が支給される可能性が高くなります。お客さまには、リースで新たな省エネ設備を導入できると同時に補助金を得られるというメリットを提供できるわけです。4年ほど従事してきましたが、5年目という節目で、新しいチャレンジをしたいと思いました。

制度利用のきっかけ

新たなキャリア形成を考えたきっかけは。

  • 重吉

    もともとオリックスに入社した理由の一つに、「入社してからやりたいことを見つけられる」という点がありました。当時から多くの経験を積みたいと思っていたので、5年目という節目で、新しいことをするにはちょうどいい年次だと思い、キャリア支援制度の活用を決めました。

  • 福島

    重吉さんは、2つのキャリア支援制度で2つの異なる部署を経験されていますよね。

  • 重吉

    そうなんです。「社内インターンシップ制度(以下、社内インターン)」を活用して一週間、興味があった事業投資の部署を経験しました。投資案件をどのように進めているのか知りたかったのと、中長期的な視野を持った業務に興味がありました。実際に、投資先候補の選定や、その企業・業界の調査などを経験させてもらいました。仕事自体はとても魅力的だったのですが、希望する部署にチャレンジできる「キャリアチャレンジ制度(以下、キャリアチャレンジ)」では、投資案件に関わりつつ、もともと興味があった海外案件にも携わることができる、現在の審査部を希望しました。部署は異なりますが、社内インターンで事業投資部門を経験したことにより、投資案件を実際に審査する際にはしっかりと現場での実務も理解した上で業務を進める事ができる点は現在の仕事に生かされていると思います。福島さんは、社内インターンでどのような仕事をされたのですか。

  • 福島

    私は、環境エネルギー本部の事業開発部という部門に応募し、オリックスが進める再生可能エネルギーの開発から運営管理までを一通り経験しました。かつて、法人営業でお客さまからさまざまな話を聞く中で、脱炭素や再生可能エネルギーへの関心やニーズの高まりを肌で感じていました。大きな工場を持っている企業に対して、太陽光発電の提案なども行った経験もありましたし、そうした中で、お客さまに新しいソリューションを提供したいと考えるようになりました。そのためには新しいことにチャレンジする必要がありますし、専門性も身に付けたいと考えたのです。社内インターンでは短期間ながらも太陽光発電、風力発電、地熱発電などの再生可能エネルギーの取り組みについてのインプットやプロジェクトの実際の進め方などさまざまな経験をさせてもらったため、非常にモチベーションが上がりましたね。その後、同じ部署にキャリアチャレンジして今に至ります。

  • 重吉

    実際にお客さまの声を受けて、自身のキャリアを考えるようになったのですね。

  • 福島

    たくさんの経験を培ってきたなかで得られた気づきですね。

必要なのは、意欲と準備

お二人が活用した「キャリアチャレンジ制度」について詳しく教えてください。

  • 福島

    端的に言えば、自分がやりたいことができる、やりたいことを応援してくれる制度ですね。この制度の対象は、入社4年目以上で、現所属本部在籍2年以上の方になっています。ただ、単に申告すれば誰でも希望が叶うというものではないことは、学生のみなさんに伝えておきたいですね。

  • 重吉

    キャリアチャレンジのチャンスは年に一度あります。社員の多くは、この制度を活用する前に自身が希望する部署でインターンを経験します。そしてキャリアチャレンジの募集が告知されると、希望する人はエントリーシートを提出し、その後希望部署の上長との面談を経て、合否が決まります。キャリアチャレンジは、例年オリックスグループ全体で100名以上が応募しているようで、周りの同期や若手の間で話をすると、活用している人も結構多いなと感じました。

  • 福島

    応募する際に、必ず持っていなければならないのは、希望する部署での仕事に対する意欲であり熱意だと思っています。ただ、それだけでは条件を満たすには十分ではありません。私の場合、法人営業時に、お客さまとの対話や環境エネルギー本部とのCo-workの中で、太陽光発電を中心とした脱炭素化に対する知見を深めてきました。SDGsや再生可能エネルギーに関する自主学習や、Co-workを通じた環境エネルギー本部との人脈を活用しながら、情報収集と知識の獲得を進めていたからこそ、希望する部署への異動が実現できたのかと分析しています。重吉さんは、エントリーまでどのような準備をしましたか。

  • 重吉

    海外の仕事に携わりたいと考えていたので、英語にはできる限り毎日触れるようにしていました。自主的に英語の学習を進める一方、人事部主催の英語研修や、当時在籍していた環境エネルギー本部主催の語学研修などにも参加しました。モチベーションの維持にもなりましたし、ビジネス英語の習得にも効果的でした。いずれにせよ、やりたいことや行きたい部署があれば、そこで求められる知識やスキルは、事前にある程度吸収するなど、事前準備は必要不可欠だと思いますね。

新たなキャリアとやりがい

現在はどのような仕事をされていますか。

  • 福島

    現在は、持続可能な脱炭素社会と、オリックスグループの収益につながる新規ビジネスを検討しています。具体例を少しご紹介すると、ブロックチェーン技術を活用した電力の供給から消費までの履歴を証明するトラッキングシステムの開発を東京大学と共同研究で行っていたり、オリックス自動車とともに電気自動車の充電電力の脱炭素化に取り組んだりと、事業化に向けてさまざまな活動を行っているところです。

  • 重吉

    私は、環境エネルギー本部、輸送機器事業本部、ORIX Corporation USAの投資案件の一部の審査を担当しています。新規投資案件については、事業計画の精査やリスクの洗い出しができているか審査し、投資後にプロジェクトが計画通りに進んでいるか、モニタリングを実施していきます。実際に携わるなかで感じるのは、審査はリスクの見極めがポイントだということです。リスクを見極め、利益確保の蓋然性を明らかにしていく。それが、福島さんたちが取り組む、オリックスの新しいチャレンジにつながっていくことを考えると、やりがいを感じますね。

自分らしさを築ける環境

では最後に、オリックスでのキャリア観について、ご自身の感想を含めお願いします。

  • 重吉

    新しいことに挑戦することを応援してくれるのがオリックスだと思います。周りの人からも、自分が行きたい部署を希望すべきだと言われることが多いですね。社内インターンやキャリアチャレンジといったキャリア支援制度が整備されているだけでなく、「自分がやりたいことをやるべき」といった考えを持った社員が多いのも特徴かと思います。

  • 福島

    同感です。どちらも他社にはあまりない制度ではないでしょうか。多種多様な事業を持つオリックスだからこそ、チャレンジ意欲もわくのだと思います。オリックスは歴史から見てもチャレンジの連続ですから、社員が積極的にチャレンジできる環境が整っているのだと思います。

  • 重吉

    そうですね。付け加えれば、オリックスはキャリアにおいて、自分の考えを表現できるフィールドが十分にあると思います。多様な事業領域や他部署とのCo-work、社内インターン制度を含め、キャリアについて考える機会も多いと思います。さらに、自ら動けば自分らしいキャリアを歩める。そんな会社ですよね。

  • 福島

    入社前に描いたキャリアにとらわれることなく、たくさんの気づきときっかけがありますね。ぜひ、みなさんにもオリックスで自分らしいキャリアを築いて欲しいと思っています。

※所属部署は取材当時のものになります。