Profile

取材時期:2023年7月

平岡 亮太朗Ryotaro Hiraoka

入社:2014年

専攻:理工学部数理学科

研究内容:数理ファイナンス

入社後、福岡支店に配属され、営業担当として福岡・佐賀エリアを担当。その後、自ら希望して事業投資グループへ異動し、新規案件のソーシング(※1)・既存出資先の経営支援に従事。現在、同グループにて、ヘルスケア領域を中心とした新規案件のソーシングからデューデリジェンス(※2)、投資実行、PMI(※3)まで一貫して担当。仁尾のトレーナーとして育成にも携わる。

1ソーシング:投資ターゲット先の選定や仲介会社・金融機関への打診、提案書の作成、対象企業との交渉などを行い、新規案件を創出すること

2デューデリジェンス:投資を行うにあたって、投資対象となる企業の事業構造やリスクなどを調査する手続き

3PMI(Post Merger Integration):投資先の組織・業務体制の改善やシナジー効果の創出などにより、経営基盤の強化や事業成長の加速化を図ること

仁尾 航太Kota Nio

入社:2022年

専攻:経済学部経済学科

研究内容:金融論

入社後、希望していた事業投資グループに配属。入社1年目にして新規案件のプロジェクトに携わり、現在はトレーナーである平岡とともに、出資先企業に常駐し、経営支援を実施中。

自らが意思決定の当事者となり
経営の一翼を担う、
事業投資というキャリア。

オリックスに入社を決めた理由を教えてください。

  • 平岡

    学生時代、海外を旅して各国の情勢を体感する中で、日系企業の海外進出支援に携わりたいと思うようになって、それが実現できそうな会社を中心に就職活動を行っていました。その中で最も惹かれたのが、若手でも意見が発信できる風通しの良い環境があり、チャレンジングで前向きな社員の皆さんに会えたオリックスでした。この人たちと働いたら楽しいだろうし、自分のやりたいことも実現できるなと思えたんです。

  • 仁尾

    私も同じです。社員の方々との会話の中で、チャレンジする姿勢が感じられて、また、会社としても実際にいろいろなことにチャレンジしていることに魅力を感じて、入社を決めました。平岡さんみたいな具体的なビジョンはなかったんですが、だからこそオリックスで幅広い経験をして、明確な目標が持てたらいいなとも思いました。

入社後、現在の部署に配属されるまでの経緯は?

  • 平岡

    入社後、福岡支店に配属され、4年間、営業活動に取り組みました。入社当時はビジネスを基礎から営業現場で学んでいきたいという思いがありました。そのためにも上司や働く環境が大切だと考え、新入社員研修中の人事面談や配属面談の中で、鍛えられる部署に配属して欲しいという希望を伝えていました。その結果、福岡支店に配属されたのですが最初の2年間は非常に苦労しました。トレーナーや先輩、上司から営業手法を教えていただき、それを理解した上で必死に営業活動に取り組むも、全く成果が上がらなかったのです。転機になったのは、ある経営者の方と出会い、それまでの自分の提案が人を動かす提案になっていなかったことに気付かされたこと。商品・サービスや経済的メリットを理路整然と説明できたからといって、経営者の意思決定を促せるかというとそうではなく、そこには経営者の思いに寄り添うといったエモーショナルな部分が必須なのだと。人は論理で納得して感情で動く、という事を強く実感しました。そこから営業のやり方をガラリと変えたら、全てが好転しました。

  • 仁尾

    その後、自ら希望して、事業投資グループに異動されたんですよね?

  • 平岡

    経営者に、企業価値向上に向けたいろいろな提案を行っていくうちに、営業として企業のサポートを行うのではなく、自らが意思決定しながら経営を担っていく立場に立ちたいと思うようになって、会社の「キャリアチャレンジ制度(※4)」を活用し自分から手を挙げました。営業現場でも、事業投資プロジェクトの現場でも、目の前にいる人たちの信頼を勝ち得ていく力が求められるのは同じ。そのため営業で培ったコミュニケーション力が現在の業務に生かされています。

  • 仁尾

    私は就職活動時にはキャリアについて具体的なビジョンはなかったものの、経営に携わることのできる事業投資に対する興味はあっため、新入社員研修中の人事面談や配属面談では事業投資グループで働きたいと伝えていました。ただ、新人には難易度が高い業務内容であると認識していたため、初期配属されるのは難しいだろうなと思っていました。ところが、希望通り配属されて驚きました。同時に、オリックスがチャレンジする人材に期待し、あえてハードルの高いチャンスを与えて成長を促してくれているのだと感じ、奮い立ちました。

  • 平岡

    事業投資グループで新人から育てていける場をしっかり用意して、先輩から後輩へ、オリックスならではのノウハウ・スキルを伝え継承することで、オリックスとして持続的に新たな事業領域を開拓していきたいという思いがあるのだと思います。

※4キャリアチャレンジ制度:異動を希望する部門へ自らをアピールし、双方が合意すれば異動が実現する制度

難易度の高い業務に挑む中で、
自らの成長を加速させていく。

お二人が所属する事業投資グループとはどのような部署なのでしょうか。

  • 平岡

    事業投資グループは、事業法人を対象としたエクイティ投資を実施し、主体的に経営に関与することで、経営課題を解決し企業価値を最大化することをミッションとしています。具体的な業務の内容としては、新規投資先の開拓・選定を行うソーシングから始まり、投資対象企業の事業の実態を評価・分析するデューデリジェンスの実施、そして投資実行の契約内容の交渉など、社内外の各種専門家と連携して投資を実行していきます。さらに投資実行後はPMIで投資先に常駐して、企業価値向上に向けた経営支援も行っています。オリックスの事業投資では、一般的に2~4人のチームで最初のソーシングから最後のPMIまで一貫して担当し、オリックスの新たな事業領域を、事業投資という手段で開拓していくのが特徴だと言えると思います。

-お二人の関係性を教えてください。

  • 平岡

    オリックスでは新入社員研修後、配属先の部署で約半年間のOJT(On-the-Job Training)期間があり、新人(トレーニー)は先輩社員であるトレーナーから仕事を教わっています。私が事業投資グループに異動して5年目の昨年、新人として配属されてきたのが仁尾さん。以来、トレーナーとトレーニーの関係で、仁尾さんをマンツーマンで育成するとともに、同じ事業投資案件に携わっています。

  • 仁尾

    新入社員研修の中でオリックスの各事業部門の業務紹介を行うプログラムがあり、そこで平岡さんが事業投資グループの説明をされていました。実はその時からずっと平岡さんが目標でした。配属後、平岡さんから業務を学び、一緒に働く中でさらに人間性としての尊敬の念も深まり、今もこの人になら安心してついていけるなと思っています。

トレーナーとトレーニーとして、一緒にどのような仕事を?

  • 平岡

    仁尾さんが事業投資グループに着任してから6カ月間くらいは、ソーシング活動をメインに一緒に働きましたね。

  • 仁尾

    はい。その中で新規投資先の開拓の難しさを痛感しました。

  • 平岡

    投資実行が成立するのは、俗に「千三つ」と言われていて、1000件検討してやっと3つという世界。数年間、提案し続けるというのはザラにありますから。

  • 仁尾

    そうした厳しい状況の中で平岡さんに叩き込まれたのは、案件化に向けて、アプローチする業界や企業の特徴を捉えた上で、「今回はこういう提案をしよう」「こういうメッセージを強く打ち出そう」などといった提案の方法でした。さらに仕事の仕方として、「クィック&ダーティ」を大事することを教えてもらったことも深く胸に刻まれています。自分の中で100%満足するものができるまで業務を抱え込むのではなく、60%、70%くらいの出来でいいからとにかく早く、平岡さんや上司に相談してほしいと。実際にそうすると、方針が間違っていた時、すぐに取り返すことができるようになり、また、先輩や上司の意見やアイデアを早めに取り入れて、業務のクオリティをより高めることができるようになりました。

  • 平岡

    スピード感に関しては福岡支店での営業活動の中で身に着けた考え方です。業務をキャッチアップして早期の戦力化を求められる若手の段階では、質より量をこなしてさまざまな経験をする事の方が大切です。量質転化とも言いますが、量をこなす中で質を高める方が確実性も高く効率的だからです。また、対お客さまの側面でもスピード感は誰にでもできる差別化だと考えており、お客さまの課題や要望に即座に対応し、信頼関係を築いてビジネスを進めることは、事業投資でも共通する大事な考えだと思います。オリックスとしてもスピード感を重要視しており、チャンスと見れば、それを逃さず瞬時に捉えて事業化していく。そういう文化があります。

  • 仁尾

    配属から6カ月が経過したころに着手し始めた、ヘルスケア関連企業への新規投資案件も、機を逃さず捉えた好チャンスの一つですね。プロジェクトマネージャーの下で、平岡さんと私が担当することになり、提案書作成から提案実行、デューデリジェンス、それを踏まえた契約書の作成、さらに1〜2カ月間にわたる相手企業との条件交渉を経て、つい最近、投資が実行できました。

  • 平岡

    提案段階で苦労したのは、急成長している企業が対象だったため、その成長のスピードを緩めることなく、さらに加速させる支援策とそれを支える経営管理体制の構築を考える必要があったことです。そこでグループ会社も含めて社内の各種専門部署に相談したり、外部では弁護士や会計士、コンサルティング会社と必要に応じ協議して、さまざまなアイデアや手法を模索し、それをオリックスならではの支援策に昇華させました。提案の結果、投資先企業の社長から「オリックスなら、当社を伸ばしてくれる」と評価されたからこそ、投資実行に至ったのだと思います。

  • 仁尾

    私は配属後初案件という事もあり、事業投資のプロセスの全体像がまだ掴めていない中で、速いスピードで日々進んでいくビジネスにキャッチアップしながら、自分のバリューを出すのは容易ではなく、平岡さんをサポートするので精一杯でした。例えば、こういう支援ができるのではないかと思っても、どこに相談したらいいのかわからなくて、もどかしさを感じていました。

  • 平岡

    オリックスの営業はお客さまの課題解決をCo-workと呼ばれる他部門との連携により提案を行っていくので、前部署の経験から他部門を巻き込む力が自然と身に着いたと感じますが、私も最初は苦労しました。仁尾さんもこれからいろんな部署やグループ会社と連携して進めていくうちにわかってきますよ。

オリックスならではの
バリューを出していく。
そこに仕事の醍醐味がある。

投資実行後の現在は、投資先企業に常駐し、PMIを実施中だそうですね。

  • 平岡

    出資先企業の中にしっかり入っていって、仁尾さんと二人三脚で、主体的に意思決定に関与しながらビジネスを進めています。そこには大変さもいろいろありますが、出資先から「平岡さんがいてくれてよかった」と言ってもらえてうれしいし、取り組んでいてやりがいを感じますね。

  • 仁尾

    私は当然のことながら、PMI初体験であるため、苦労が尽きないです。例えば、出資先の経営陣との会議に同席し、「この施策を実行しよう」という時の意思決定の判断軸がつかめずにいることもその一つです。その施策の良し悪しはわかるんですが、「GO」「NO GO」の判断がどのラインで設定されているのか……そこがわからない。

  • 平岡

    そこは難しいところですね。経験がものを言う世界でもあり、私自身もまだ試行錯誤しながら判断軸の引き出しを作っている最中です。出資先の方々は、その事業に長年取り組んできたプロフェッショナルなので、その方々と同じ土俵で議論するのが難しいのは当たり前。そんな中で、私たちがどこでバリューを出すかというと、オリックスグループの幅広い事業領域を活用した、他社ではできないオリックスだからこその視点での提案です。加えて、財務、税務、法務、人事、ITなどの領域については、多くの企業で同じような課題を抱えているケースも多く、事業投資グループが長年培ってきたノウハウを活用した経営管理面からの支援も大事だと考えています。

  • 仁尾

    確かに。出資先の社長から、「オリックスの視点は面白い」「オリックスのチャレンジングな企業文化を真似したい」などとよく言われますね。

  • 平岡

    そうそう。そうしたオリックスのポテンシャルのもと、企業経営にしっかり携わっていくことができて、企業が成長していく姿を間近で感じることができるのが、事業投資グループの仕事の醍醐味です。

  • 仁尾

    私は今、経営判断の現場に自分が参加していて、どんな風に意思決定がされているのか、肌で知ることができていること自体が、仕事の醍醐味です。そんな仕事に若い年次から関われることも、チャレンジを大切にするオリックスならではの仕事の醍醐味だとも感じています。

では、これからの目標を教えてください。

  • 仁尾

    配属になってこの1年で多くのやりがいや自分の成長を感じていますが、業務のキャッチアップに精一杯だったように感じています。初めてアサインされた案件でソーシングからPMIまで経験させていただいたので、まずはこの案件で実践的なノウハウ・スキルを吸収して、次の案件ではどんどん主体的に動いて自分のバリューを出していきたいです。とはいえ、まだまだ自分には足りないところが多いと感じていますが(笑)。

  • 平岡

    いえいえ、仁尾さんは1年前から見ると、難易度の高い業務に数多く取り組み、困難を乗り越えていくうちに、相当顔つきも変わって、考え方もシャープになっています。今の調子で頑張ってほしいな。

  • 仁尾

    ありがとうございます。

  • 平岡

    今、経営支援している出資先企業の重要な課題の一つは、海外でビジネスを伸ばしていくことです。そもそも私は日系企業の海外進出をサポートしたくてオリックスに入ったので、入社10年目にして、自分がやりたいと言い続けていたことに携わるチャンスが来たなとワクワクしているところ。そこをしっかりやり遂げたいですね。さらに中長期で見ると、もう一段視座の高いプロジェクトマネージャーとして案件を実行する事や、いつかは海外での事業投資にもチャレンジしたいし、それを担える人材になれたらと思っています。お互い、チャレンジングな目標達成に向けて頑張りましょう。

1日のスケジュール

平岡

9:00

出社。メールチェック

10:00

出資先経営陣と経営戦略の協議

12:00

昼食

13:00

弁護士と海外契約書の作成方針に関するWEB会議

14:00

月次業績のチェック・予実差異分析

15:00

取締役会資料の作成

17:00

プロジェクトメンバーとの会議

18:00

SIerと基幹システムに関する打ち合わせ

20:00

退社

Message

就職活動中の皆さんに伝えたいのは、とにかく悔いなく最大限の力でやり切ってほしいなということです。就職活動では、どれだけ熱望しても、入社が叶わない会社は絶対にあるもの。その際、自分が全力でやり切った感覚があれば、縁がなかったと割り切り、すぐに次を向いて頑張れます。私はそうやって全力で頑張ってきてくれる方と一緒に働きたいと思います。また、オリックスは本当にチャレンジングで自由闊達な職場であり、若い頃から裁量を持って仕事ができます。実際、出資先の方々と話しても、「どうやってオリックスみたいな良い企業文化がつくれるんですか」と聞かれるほどいい会社なので、自信を持っておすすめできます。

※所属部署は取材当時のものになります。

1日のスケジュール

仁尾

9:00

出社。メールチェック

10:00

各専門家とWeb会議

11:00

社内説明資料作成

12:00

昼食

13:00

各事務手続き

14:00

事業責任者と今後の施策に関する協議

16:00

インターナルミーティング

18:00

社労士と人事制度の打ち合わせ

20:00

退社

Message

入社前から挑戦する風土のある会社だと思っていましたが、入ってみると思った以上にチャレンジングでした。
私が初期配属から事業投資グループで働くことができているのも、オリックスが「挑戦したい」という人材のニーズに応えてくれる会社だからです。そうした挑戦を後押しする文化が、会社としての大きな挑戦につながっているとすごく感じています。だからこそチャレンジングな姿勢を大事にして働きたい方には、オリックスは最高にマッチしていると思います。ぜひ、オリックスで新たな事業領域を一緒につくっていきましょう!

※所属部署は取材当時のものになります。