1964年に
設立されたオリックスは、
隣へ隣へと
事業領域を広げ、
世界各国で
多様なビジネスを
展開している。
この多角的な事業ポートフォリオ
は、
どのようなあゆみによって
生まれたのか。
ここでは、その歴史を
紐解くことで、
オリックスに
根付く精神を
読み解いてゆく。
part01
創業期
(1960年代~1970年代)
1964年、新しい金融手法である
「リース」を普及させるため、
3商社、5銀行によって、
オリエント・リース株式会社が
誕生。
時は、高度経済成長期。
産業設備需要の拡大に伴い、
リース業は、活況を
呈するタイミングだった。
それに伴い、事業も順調に成長。
一方で…
創業メンバーのほとんどが、
株主会社から
出向してきた混成部隊。

当時の社長 乾恒夫
さらなる会社の成長のためには、
社員が一丸となることが必要だ。
この会社に残る意思はありますか?
私と一緒に、新しい会社を
つくりましょう。
乾は社員一人一人に
そう呼びかけ、
自らも、
出向元である銀行の重役の
座を捨て、
オリックスに転籍。
経営哲学
「自分の足で立つ」
「会社というものは、自らの足で立つべきだ」と、株主会社へ依存しない新たな道を選択。設立翌年から新卒採用を開始し、6年目には株主会社からの出向社員をなくした。この「自分の足で立つ」という経営哲学こそが、オリックスに根付く精神である。
その後も、リース資産を
順調に積み上げるとともに、
営業拠点の拡充を図り、
株主会社経由の営業スタイル
から、
直接取引への
自主独立路線へシフト。
その成長とともに、
株式上場を目指す。
当時の社長 乾恒夫
企業は特定の個人や
団体のために
あるのではなく、
社会のためにある。
企業はパブリックな
存在であるべきだ。

part02
多角化・国際化
(1970年代~1980年代)
世界を襲った2度の
オイルショック。
日本経済もその影響を受け、
設備投資は減少。
為替レートの変動性も高まった。

しかし…
オリックスは成長を続けた。
国内事業の多角化
-
融資・貸付金
-
コンピューターの
オペレーティング
リース -
船舶リース
-
航空機リース

経営哲学
「新しい価値を
創造する」
社会にとって存在意義のある会社となるためには、常に役に立つ、新しいサービスや商品を提供し続けるべきであるという考えにより、新たな分野へ進出を図ることで積極的な事業拡大を果たす。
さらに、海外にも
積極的に進出する。
海外進出

この頃からオリックスという
会社は、
世界に類を見ない
ユニークな会社へと変貌を
遂げていくこととなる。
1980年代に入ると、
グループ経営にも磨きがかかる。
オリックスの経営戦略
「グループ経営」
時代の流れに即応していくため、これまで以上に部門間、グループ会社間の情報伝達、協力体制を強化するとともに、お客さまに対し、さまざまな商品やサービスを複合的にご提供するという経営戦略。
現在でも、この「グループ経営」はオリックスの基本戦略のひとつとなっている。
このグループ経営という
方針を皮切りに、
さらなる
事業展開・海外進出も
加速し、
現在のオリックスの
姿へと近づいてくる。
そして1989年、
国際的かつ多角的な
金融サービス業を
展開している実態にあわせるため
社名を「オリックス」
へ変更した。

part03
新規事業分野を拡大
(1990年代~)
バブル崩壊後の日本。
経済は停滞期に入るものの、
オリックスは、
まだまだ拡大を続ける。
この時期には
5つの事業領域へ参入。
-
環境
ビジネス -
投資銀行
-
不動産開発
-
生命保険
事業 -
銀行業
さらに、コーポレートガバナンス
の強化のため、
厳しい規制がある
SEC(米国証券取引委員会)の
もと、
ニューヨーク証券取引所に
株式上場。
さらなる海外進出を加速させる。
part04
さらなる事業の
多角化により、
新たなステージへ
(2000年代~)
2000年代は、オリックスの
さまざまな両面展開が実を結ぶ。
両面展開
これらの両面展開により、
堅固な収益基盤を構築。
大きな成長を遂げた
オリックスは、
多角的な
事業を展開する
「ほかにはない」
ユニークな会社として
存在感を放っている。
その後も
「金融+サービス」を加速させ、
さらなる多角化を展開。
2011
バイオマス発電所 稼働開始
2012
メガソーラー事業、
屋根設置型太陽光発電事業 開始
内陸型の「京都水族館」
「すみだ水族館」開業
2015
関西国際空港、大阪国際空港、
神戸空港の運営(コンセッション事業)
2021
スペインのグローバル
再エネ事業会社を買収
2023
連結子会社を通じて
予防医療サービスの提供を開始
ビジネス書類の
電子保管サービスの提供を開始
業種の枠を超え、
世界にも類を見ない
独自のビジネスモデルを
築くオリックス。
「オリックス」は
引き続き
ユニークな
ビジネスモデルで
成長を続けていく。
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