Business Story 02

いつだって、社会を先へ動かしている。

いつだって、

社会を先へ動かしている。

マイカーリース

01 リースでもレンタカーでもない新しい形を。
時代に先駆けた個人向け自動車リースへの挑戦。

2005年1月、自動車関連ビジネスのグループ7社を統合する形でオリックス自動車が発足。事業を統合するだけでなく、これまで培ってきた各社の自動車に関する知見を生かした新たなサービスを作りたい。そうした想いから、リースとレンタカーのシームレス商品として新しい個人向け自動車リース(以下、マイカーリース)開発に乗り出すこととなりました。社会に必要なサービスだという確信はあったものの、「契約満了時の追加精算が怖い」「契約期間に縛られたくない」と、当時はマイカーリースへのネガティブなイメージも根強いものがありました。そこで、それらを払拭すべく契約満了時の残存価格に伴う追加精算もなく、契約期間中も返却可能なプランを設計。ネーミングもあえてリースという言葉を使わず、「いまのりくん」というサービス名称で新しい自動車との付き合い方を提唱していきました。そして今、マイカーリースは珍しいものではなくなっています。オリックス自動車の挑戦が、未来を創りだしたのです。

AMSカード

02 給油をもっと便利で、効率的に。
お客さまの願いを、一枚のカードに詰め込みました。

自動車を使うには、当然給油が必要。個人で自動車を使う分には、それほど給油は大きな手間にはならないものの、法人で自動車を使用するとなれば話が変わります。クレジットカードを貸与すると、給油以外の用途に使われてしまう恐れがあり、サービスステーション(以下、SS)ごとに価格が異なりコスト管理も簡単ではありません。これらを解消する石油元売りの発行する給油支払いのみで利用できる燃料カードもあったものの、こちらが使用できるのは一つの元売り系列のSSのみ。つまり、複数の元売り系列のSSを横断して使える燃料カードがあれば利便性は飛躍的に高まるはず。それを実現できるのは、「自動車を使う人々に寄り添い続けてきたオリックス自動車の使命だ」という想いのもと、元売り会社に通い詰め、お客さまの利便性のために提案し続けました。その結果生まれたのは大手元売り三社の系列SSを横断して使用でき、給油・洗車に用途を限定、統一料金で請求も一本化できるという、まさにお客さまの理想をそのまま形にしたようなカード。AMSカードは今や、オリックス自動車の代表的なサービスの一角となっています。

カーシェアリング

03 カーシェアリングという新しい移動の形。
待っているのはワクワクするような街と暮らしの未来。

今でこそ、街を歩けばコインパーキングの片隅など至るところで見かけるカーシェアリング。しかし、業界に先駆けてサービスの提供を開始した2002年当初(※)は、一般的にはカーシェアリングという言葉も通じないような状況でした。そのような中で当社の取り組みは、カーシェアという概念そのものを広げる挑戦でもありました。首都圏は東京・神奈川を中心に千葉、埼玉へ拡大、そして中部圏の愛知から近畿圏の京都、大阪、神戸へも少しずつ設置エリアを広げ、コンビニエンスストアやコインパーキング、鉄道会社とも提携。ときには炎天下の駐車場で入会キャンペーンも実施しました。結果がすぐには出ない中でも諦めなかったのは、カーシェアリングは新しい移動のあり方を作れると信じていたから。実際、現在の都心部では車を保有せず、必要な際にカーシェアリングを利用する法人・個人が増えています。新しいサービスだけでなく、移動のあり方や生活様式の変化をも生み出したのは、時代の先を見据えた挑戦だったのです。
(※)2002年12月、当社を含む6社の共同出資により設立されたシーイーブイシェアリング株式会社が事業を運営。2007年4月以降は会社統合し、オリックス自動車株式会社として展開。

車両管理BPO

04 部門や会社の垣根を超え、一からサービスを生み出す。
業務効率化ニーズに応え、社会を明るくするために。

一台ならば、なんということはないと思われる車両管理業務も、台数が増えれば無視できない大きさの負荷となります。これを何とかできないかという相談がお客さまから舞い込みました。A4用紙100枚ほどの要望書に並んでいたのは、業務フローから管理システムまでお客さまの企業内での車両管理業務代行に関するオーダー。社内のさまざまな部門から人を集め、一つずつご要望をクリアしながらサービスを一から組み上げていきました。そのために営業現場のノウハウだけではなく、総務部門からヒアリングした自社の車両管理ノウハウも活用。駐車場管理のために、不動産管理業者と提携するなど、関係する領域で知見をもつ他社にも協力を仰ぎました。そうして誕生したのが、車両管理BPOサービス。ある一社のお客さまの声から生まれたこのサービスは、現在では導入社数は300社を超え、今もなおニーズは高まり続けています。

リスクコンサルティング

05 交通事故を防ぐこと。
それは、命と共に会社の評判と未来も守ること。

車に乗る以上、必ずついて回るのが交通事故リスク。人命や負傷というリスクもさることながら、企業にとってはレピュテーションリスクも大きな不安材料となります。それを少しでも減らすことを使命だと考えたオリックス自動車は1991年、お客さま向けの安全運転講習会や教習所と提携した安全運転実習の提供を開始。実習して終わりにならないよう、2001年には運転データ収集や分析を行う「ALIVE」をリリース。その後、遠隔でのデータ収集も可能なテレマティクスサービスへと進化させ、収集した運行データを活用したリスクコンサルティングサービスを展開。現在はAI搭載型ドライブレコーダー(ナウト)の提供も実施しています。日々、自動車にまつわるリスクと向き合い続けた結果、お客さまの事故や交通違反の減少による「安全」「コンプライアンス」への貢献、さらには燃費改善による環境負荷やコストの削減による「環境」面まで貢献するなど、リスクコンサルティングの持つ可能性は今もなお広がり続けています。

スイッチボディ

06 物流業界の課題である人手不足。
車が関わる領域なら、動くのは私たちです。

今、物流業界は大きな課題に直面しています。ドライバーの労働時間に関する規制強化に伴う人手不足への懸念、いわゆる「2024年問題」です。ただ、人手不足は今に始まったことではありません。遡ること数年前、オリックス自動車はすでに動き出していました。トラックでの運送効率を高めるべく、ISO規格 40ft/Hi-Cubeサイズのウイングコンテナを開発(スイッチボディ)。既存の海上コンテナトレーラーへ脱着が可能で、大量輸送と積荷のパレット化に大きく貢献。積み荷に合わせて温度管理型やドライ型も用意することで幅広いニーズに対応しました。オリックス自動車の先を読む力、そして車が関わる領域への想いが、物流業界に新たな選択肢を生み出しました。

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