取締役会

概要

取締役会は、経営方針および内部統制システムの基本方針等の法令、定款上執行役に委任できない事項および取締役会規則に定める重要な事項の決定ならびに執行役等の職務執行の監督を行います。取締役会が決定する事項を除き業務執行の決定を代表執行役に委任し、意思決定と業務執行の効率化、迅速化を図っています。取締役会が行う職務執行の監督については、自らが決定した基本方針等について定期的にチェックするとともに、執行役および各委員会からその職務の執行状況について報告を受け、また、監督に必要な情報収集を行い、それらの情報を踏まえた業務執行の適切性について監督します。
取締役会は、社外取締役も含め、多様な知識や経験をもつ取締役で構成し、効果的・効率的な議論を妨げない適切な員数を維持する方針です。

活動状況

2026年3月期の主な活動・審議事項

株主総会に提出する議案の決定、経営の基本方針の決定、執行役の選任、業務執行の決定に係る代表執行役への委任、取締役会の実効性評価についての審議、執行役および各委員会からの報告に基づく執行役等の職務執行の監督等を実施しました。

取締役会実効性評価

当社は、健全かつ透明性の高いコーポレート・ガバナンス体制を構築する一環として、取締役会における意思決定の有効性・実効性を担保するため、毎年、取締役会の実効性について分析および評価を行っています。
2026年3月期の評価結果として、取締役へのアンケートおよびインタビューを通じて、当社取締役会は特にリスク管理体制の監督やステークホルダーとの対話を重視し、適切に監督機能を発揮していることを確認しました。また、2025年3月期に識別した課題のうち、長期ビジョン、中期経営計画の進捗に関するディスカッションについて、適切な審議機会を設けたことなどが高く評価され、課題改善にかかる取り組みの有効性を確認しました。これらの確認を踏まえ、当社の取締役会は有効かつ実効的に機能していると評価しました。

評価の実施要領

評価の流れ

  1. 取締役全員を対象として、外部コンサルタントがアンケートを実施。さらに、アンケート回答を踏まえて個別インタビューを実施。
  2. アンケートおよび個別インタビューの内容について、外部コンサルタントが分析・評価を実施。
  3. 分析・評価結果を取締役会へ報告。取締役会で議論し、アクションプランを策定。

アンケートの項目

  • 取締役会の構成と運営
  • 経営戦略と事業戦略
  • 企業倫理とリスク管理
  • ステークホルダーとの対話と協働
  • 昨年度の課題への取り組み方針に係る対応の効果測定
  • 指名委員会・報酬委員会・監査委員会の各委員会の実効性

2026年3月期の評価結果と2027年3月期のアクションプラン

2026年3月期のアクションプラン(2025年5月策定)

以下の事項を取締役会における継続的なディスカッションテーマとする。

(1)2025年5月に公表した「長期ビジョン」「中期経営計画」の進捗に関するディスカッション

  • 経営戦略に関するモニタリングの実効性を高めるために、昨年度のアクションプランを継続し、その内容について深化させるもの。
  • 特に、オリックスグループの成長戦略として制定した「ORIX Group Growth Strategy 2035」の進捗について、継続的に議論する。

(2)「長期ビジョン」「中期経営計画」の推進およびオリックスグループの持続的成長を支える取締役会としてのあるべき姿に関するディスカッション

  • 取締役会の構成(人数、社内・社外取締役の比率、多様性)や、取締役に求めるスキル・経験について議論を深め、取締役会全体としてオリックスグループの今後の方向性に適合したガバナンス体制を深化させる。
  • 三委員会の位置付けと役割を再確認し、取締役会および三委員会と執行との連携を一層強化する。
2026年3月期のアクションプランにおける具体的な取り組みおよび取り組みに対する評価結果

(1)2025年5月に公表した「長期ビジョン」「中期経営計画」の進捗に関するディスカッション

取り組み:取締役会で、中期事業計画の進捗や重要課題、および連結ROE目標達成に向けた施策の取り組み状況等を議論。取締役会の職務執行報告で、主要案件の進捗状況をタイムリーに報告。部門報告会で、各部門から取締役へ「ORIX Group Growth Strategy」に沿った事業戦略を報告し、社外取締役の理解深耕に寄与。
評価:今後はKPIをある程度絞り込み、定期的なモニタリングが必要となる。「3か年」の中期経営計画そのものの意義の再確認を検討する。

(2)「長期ビジョン」「中期経営計画」の推進およびオリックスグループの持続的成長を支える取締役会としてのあるべき姿に関するディスカッション

取り組み:指名委員会での社外取締役候補者の検討において、中期的なスキルマトリックスの網羅性も念頭に優先スキルを議論。同時に、CEOのサクセッション期間であることを勘案し、モニタリング機能を継続的に発揮するための体制についても議論。
評価:新執行体制が発足したので、取締役会としてオリックスの成長に資するガバナンス体制について議論し、進化させていくことが重要になる。この視点での議論をさらに深める必要がある。

2027年3月期のアクションプラン(2026年5月策定)

以下の事項を取締役会における継続的なディスカッションテーマとする。

(1)戦略決定への関与の実効性向上

  • 戦略や重要案件について、執行における検討・思考プロセスについても適時共有する。
  • 事業部門COOやグループCFO・グループCSO・グループCROからの説明機会を増やし、多層的・多角的な説明を行う。
  • 重点審議テーマについては、議論に充てる時間を従来よりも厚く確保する。

(2)取締役会に期待される役割の再定義を通じた取締役会の構成の進化

  • 取締役会および3委員会が監督機関として果たすべき役割について改めて審議し、理解を通底させる。
  • 3委員会が取締役会と連携すべき情報(範囲・頻度・方法)について審議し、適切に運用を見直す。
  • 取締役の構成として、多様性・独立性はもとより、求める資質・経験について審議し、オリックスの今後の方向性に適した体制にする。

(3)社外取締役と執行との意思疎通の円滑化・活性化

  • 社外取締役と執行との柔軟な対話の機会を設ける。
  • 相互の期待値理解を進め、社外取締役の知見や助言を経営に活かす。

スキルマトリクス

取締役はオリックスの金融・事業・投資の多角的な事業に関し深い知見を持ち、税務、会計、法務などの専門性をバランスよく備えています。また、オリックスの事業にとって重要な「グローバルビジネス」「ITテクノロジー」「ESG」に関する経験を有する人材を配置しています。専門性は業界経験も含め判断しています。

取締役の主なスキル・経験等についての考え方
オリックスの多角的な事業活動を監督する取締役に特に期待される各人のスキル・経験は次のとおりです。

企業経営 経営環境の変化を捉え、適切な成長戦略を構築・実行するため
グローバルビジネス グローバルに事業展開するオリックスに必須となるため
金融・事業投資 オリックスの多岐にわたるビジネスを深く理解するため
事業知見 「税務、会計」「法務、コンプライアンス」「ITテクノロジー」「ESG」等の「事業知見」は経営の重要事項に係る意思決定のベースとなるため

取締役の主なスキル・経験等
下表は各人の有するすべての知見・経験を表すものではなく代表的と思われるスキル・経験を表示しています。

氏名 取締役の主なスキル・経験等
就任年月 企業経営 グローバル
ビジネス
金融 事業投資 事業知見
髙橋 英丈 2024年6月  
松﨑 悟 2019年6月  
入江 修二 2026年6月  
山田 正啓 2026年6月  
渡辺 博史 2020年6月 〇   〇  
国際金融、税務
程 近智 2021年6月 〇  〇     
ITテクノロジー
柳川 範之 2022年6月      
金融経済政策
柚木 真美 2025年6月      
国際会計
関 美和 2025年6月  
ESG
細川 昭子 2026年6月    
法務、コンプライアンス

社外取締役対談

2025年8月に実施した社外取締役対談です。

渡辺 博史、程 近智

強いリーダーシップと
組織的な経営のハイブリッドで
長期的成長を確かなものに

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