サステナビリティ推進体制
サステナビリティ推進体制
オリックスでは、サステナビリティの推進および取り組みへの透明性をさらに高める目的で、2019年7月にサステナビリティ推進チーム(現 IR・サステナビリティ推進部)を設置しました。IR・サステナビリティ推進部は取締役会、エグゼクティブ・コミッティ、CEOにサステナビリティ推進の活動状況を報告し、適宜判断を仰いできました。また、グループの事業部門および管理部門と連携してサステナビリティを推進してきました。
2021年11月には、サステナビリティの重要課題や重要目標を全社横断的に着実に実行していくために、執行機関の一つとしてサステナビリティ委員会を設置しました。IR・サステナビリティ推進部は、同委員会の事務局として引き続きサステナビリティ推進の実務を担っています。
業務執行体制図(2024年6月28日現在)
サステナビリティ委員会
委員会の目的および位置づけ
サステナビリティの重要課題・重要目標を全社横断的に着実に実行する役割を担います。そのために必要な実行戦略・KPI・活動手順を明確にし、取締役会にこれらを報告し、承認を得ます。
委員会の構成
委員長はグループCEOとします。メンバーは、ESGに直接関わる部門の責任者とし、議案の内容に応じてその他の関係者が出席します。また、外部有識者の招聘についても検討します。
委員会の役割
- 目標の達成に向けた具体策に関する討議
- 短期的な利益成長・長期的な成長と付随するコンフリクトに関する討議
- 気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD) において要求される気候変動リスク低減に向けた討議
- サステナビリティを取り巻く国内外の情勢に関する情報共有
- 取締役会への報告事項に関する討議
サステナビリティ課題へのアプローチ
オリックスの事業は多様であり、各事業が社会に影響を与える、または各事業が社会から影響を受けるサステナビリティ課題も多岐にわたります。そのため、サステナビリティへの対応は、「コーポレート(全社)レベル」と「事業部門レベル」の2つに分けて行っています。
サステナビリティに関する議論のうち、全社テーマについては主にIR・サステナビリティ推進部が取りまとめを行った上で、トップマネジメントやサステナビリティ委員会へ報告しています。並行して、トップマネジメントを含む社内取締役と事業部門長が出席する部門戦略会議においても各事業部門のサステナビリティ推進に関する議論が適宜行われ、それらも定期的にサステナビリティ委員会に報告されています。また、サステナビリティ委員会に報告された事項は、取締役会にも報告されています。
コーポレートレベル | 事業部門レベル | |
---|---|---|
対象となる課題の範囲 | グループ全体 | 事業部門単位 |
課題の責任者 | サステナビリティ委員会 | サステナビリティ委員会および 事業部門長 |
課題の担当者 | オリックス(株)IR・サステナビリティ 推進部 |
オリックス(株)IR・サステナビリティ 推進部および事業部門担当者 |
課題へのアプローチ法 | グループを一元的に見る ミニマムスタンダードを満たす 例外は設けない 高い透明性を確保する |
事業特性に合わせた対応をとる 各部門で自発的に取り組む |