仕事を科学する

徹底した業務の可視化からはじまる業務改革

オリックス・ビジネスセンター沖縄ではすべての業務を可視化し、それをベースにさまざまな生産性向上の施策に取り組んでいます。

ECOまるマネジメント

実際に社内で行われている「業務」と、付随して行われている「作業」をすべて書き出し、「可視化」「計測」「分析」「改善」を繰り返す独自のマネジメント手法のこと。
独自に開発したシステム「ECOまるアーツ」により、リアルタイムかつ全社共通のマネジメントが可能となりました。
ECOまるマネジメントは、在宅ワークなど働き方改革を進める上で重要なプロセスとなっています。

「みんなで仕事の無駄を省き、効率化を推進しよう」という意味での「ECO」と、助け合い、相互扶助精神などを称した「ゆいまーる」という沖縄の方言を合わせた言葉。

  1. 可視化

    社員が行う業務を全て漏れなく書き出します。当社では、全員の業務を仕事の最小単位(アクティビティ単位)にまで分類し、業務を大分類・中分類・小分類単位で体系的に整理しています。全チームの業務は標準業務体系書で横串管理の上、可視化されています。

  2. 計測

    書き出した業務は、アクティビティ単位で処理時間をリアルタイムで計測します。当社では全員が出社してから退社するまで、隙間なくアクティビティ単位で毎日業務の計測を行っています。

  3. 分析

    業務内容ごとにそれにかかる時間が明確になることで、標準的なパフォーマンスを定めることが可能になりました。その上で、スタッフごとの業務稼働率のばらつきとスキル分析、チームごとの業務の繁閑差、業務単位のコストを算出し、KPIを設定します。
    Key Performance Indicatorの略称『重要業績評価指標』『重要目標評価指標』

  4. 改善

    数値に基づき、業務稼働率の向上や個人の生産性について改善を行います。分析結果をもとに、閑散期のチームから繁忙期のチームへ業務を手伝いに行くというチームを超えた支援体制も可能となりました。又、定量データに基づいたプロセス改善提案を委託元へ行い、建設的な協議も可能となりました。

業務可視化・計測・分析を継続することで、業務改善のPDCAを確立
業務改善の図

ECOまるマネジメントの4つのプロセス

ECOまるマネジメントは4つのプロセスのPDCAサイクルをまわすことで、
・生産性向上、品質向上の追求
・部署の垣根を超えた応援体制の確立
・業務難易度やスキルに応じた業務配分
・教育体制の確立
を実現しています。

RPA

効率よく業務を行うためには、時間の使い方が大切です。
オリックス・ビジネスセンター沖縄では、事務作業を得意とするRPA「さびらちゃん」を活用し、新デジタル技術との組み合わせにより業務の効率化を実現しています。

マニュアル対応できる業務の自動化
マニュアル対応できる業務の自動化

RPA(Robotic Process Automation)とは、人間が行う業務を専用のソフトウェア(ロボット)を活用して自動化することです。これまで人間が行っていた業務をロボットに代行させることで、業務の品質向上と作業時間の短縮を実現します。

さびらちゃんは、当社のRPAロボキャラクターです。「さびら」とは沖縄の方言で「~します」という助動詞です。「何でもお手伝いするので、気軽に言ってね」という意味が込められています。

RPAの特徴

・人間の作業を代行できる
・人間が行う作業と比較して正確性や処理スピードが高い
・24時間、365日の稼働が可能である

RPA導入後の成果

・ロボットという新たな働き手の確保(働き手の多様化)
・RPA+人間+EUCツール(AccessやExcelなど)を組み合わせた新たな業務設計の展開
・作業の効率化と業務品質の向上

RPAの導入により、社員はより高度で付加価値の高い仕事に専念することができます。
オリックス・ビジネスセンター沖縄では今後もさまざまな施策に取り組むことで、社員の働きがいを追求していきます。