Feature 「オリックスならではの経験」

金融を軸とした
施策のもと、
投資先のバリューアップを実現。

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PROFILE

畠山 公一

KOICHI HATAKEYAMA

事業投資本部 事業投資グループ第六課
2017年入社
前職:鉄鋼商社の営業

前職では商社マンとして鉄鋼製品の営業に従事。商談相手が大手企業の調達部門からオーナー企業の経営層へと変遷する中で、企業が抱えるさまざまな経営課題に直面。次第に、金融機関であれば企業の経営課題に触れる機会が多く、幅広いアプローチができるのではないかと考えるように。転職活動を通じ、幅広い事業展開による多様なソリューションを持ち、営業の自由度が高いと感じたオリックスに入社。

※掲載内容は取材当時のものです

オリックス流
「連携」 Cooperation

グループ間のCo-Workによって
お客さまの課題や
ニーズに応じた
ソリューションを提供する。

入社後3年間、法人営業部門の支店営業を担当し、生命保険、太陽光発電設備、不動産関連のソリューション提案やリース・融資などのファイナンス営業に取り組みました。前職で与信管理のための財務分析を行っていたとはいえ、当初は金融知識が乏しかったため、必死に学びながら仕事に食らいつく日々でした。一方で、オリックスには過去から積み上げられたさまざまな商品・サービスがあり、お客さまが抱える課題やニーズに対して金融を軸としたさまざまなアプローチができることに面白さも感じていました。 その中でもオリックスならではと感じたのは、「Co-Work(協働)」が盛んに行われているということ。これは、社内の専門部署や他の支店営業担当者が連携し、お客さまにアプローチしていくという社内風土が根底にあるからだと感じています。私が担当していた東京のあるオーナー系のメーカーに提供したソリューションもその一例です。同社は本業とは別に、太陽光発電事業を手がけていましたが、経営者と会話する中で「太陽光発電設備を売却して得たキャッシュを本業の投資に回せれば……」との話が出てきました。自分の担当先には買い手となるお客さまがいなかったものの、オリックスには全国各地に営業拠点と顧客網がありますので、他支店とのCo-Workにより買い手を見つけ出し、仲介することができました。これはほんの一例に過ぎず、とにかくお客さまへのアプローチに、他部署、グループ会社、協力会社などさまざまな人を巻き込んで営業活動を行うことで、結果として、業種を問わずお客さまへ説得力のあるソリューション提案ができているという手応えを感じていきました。 支店営業として多くの経営者と会話を重ねていくうちに、ソリューションを提供するだけでなく、自身が企業経営そのものに関わりたいと思うようになり、現在所属する事業投資グループに関心を持つようになりました。事業投資グループは法人営業部門とは別の本部で、業務内容をイメージできていなかったため、社内インターンシップ制度(※)を活用しました。数々のM&Aやグループの幅広い事業展開によるノウハウ・知見を生かして企業を分析していく事業投資グループの業務内容を体験し、自身がやりたいこととのギャップがないことを確認後、キャリアチャレンジ制度(※)を活用して現部署に異動しました。Co-Workという強みを生かし、経営層の悩みに応える視座の高い提案営業をした支店での経験が、自らのキャリアに対する視野を広げてくれたと思います。 ※社内インターンシップ制度:原則5営業日の間、希望する部署において業務に従事することができる制度
※キャリアチャレンジ制度::社員が異動を希望する部門と直接接点を持ち、部門へ直接アピールできる制度。双方で合意が成立した場合は異動が実現する。
⇒「自律的なキャリアを支援する制度」

社内外のリソースを巻き込み、
持てる力を尽くして
付加価値を生み出す。

現在は、2020年に投資した情報システム会社A社と、その子会社B社のPMI(※)を担当。当初の希望通り、投資先の経営に携わることができています。事業投資グループのメンバーは、投資先の経営陣と同じ熱量をもってその会社をよくしたいと真剣に取り組んでいる方ばかりで、日々刺激を受けています。もちろん私も他のメンバーに負けない熱い想いを持って、今まさに投資先のバリューアップに向けた施策に取り組んでいます。 A社は、ITインフラに欠かすことのできないネットワーク機器を開発・製造している会社であり、子会社のB社はA社の機器などをお客さま先で構築し、ネットワーク環境を提供している会社です。企業でのDX化が加速する中、この2社が取り扱うITインフラに関わる商品・サービスは今後も確実に需要が伸びていくことが見込まれます。投資先単体でその需要に向き合うだけではなく、オリックスが有する全国の顧客基盤に対し、オリックスはもちろん、グループ各社とのCo-Workを行うことにより、さらなる付加価値を生むことが期待できます。その付加価値を生み出すために私がやるべきことは“巻き込む力”を発揮して、関係部署、グループ各社と協力し新たなビジネスを生み出していくことです。しかし、それは決して簡単なことではありません。 事業投資グループのメンバーそれぞれが持つ“巻き込む力”から学ぶことが多々あります。ある後輩は投資先の事業や財務状況を細部まで把握し、投資先の経営陣の信頼を得ることで、海外企業との契約交渉や予算策定などの重要な業務を進めています。また、ある先輩はグループ内での強固なコネクションを生かして、いろいろな部署に働きかけることで、投資先とグループ会社間での大きなシナジーを生み出しています。こうした周りの方々の良いところを学び取りつつ、自分ならではの“巻き込む力” を発揮していきたいと思っています。 ※PMI(Post Merger Integration): M&A(合併・買収)後の統合プロセス(経営統合、業務統合、意識統合)のこと。

「深まるキャリア」 Career

これまで深めてきた金融知識に
さらに磨きをかけ、
経営に参画できる金融投資家へ。

2社の投資先のPMIを担当する中で、直近では、子会社B社において新たな買収を行う「ロールアップ案件」に携わり、新たな経験・スキルを得ることができました。ロールアップ案件で得た投資経験を生かしながら、まずは日々の経営課題をクリアしていくことで、「経営に参画できる金融投資家」を目指していきたいと考えています。 そうした自分の将来像を描くようになったきっかけは、現在の部署の上司から常々、「経営に参画できる金融投資家になれ。ファイナンスを軸に、会計、税務、リーガル、コンプライアンスなどのPMIでの経験を積んでいくことが、その近道となる」と言われ刺激を受けたこと。まずはそうなれるよう経験を積み、自分の実力を上げていきたいですね。 私がオリックスで働いていて思うのは、キャリア形成に対する志の高い人が多いということです。オリックスは自らの志と努力次第で「自分はこうなりたい」という思いを実現できる会社だと思っています。そのため、「今取り組んでいる自分の業務とそこでの経験は、今後のキャリアに必ず生きてくる」と考え、仕事に臨んでいる人がたくさんいます。もちろん自分もそうです。それこそ、オリックスという環境があるからこそできることだと思います。