Feature 「オリックスならではの経験」

高度な専門性を生かした
スキームの構築で、
お客さまの事業に
貢献する。

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PROFILE

鶴居 里美

SATOMI TSURUI

法人営業本部 プロジェクトファイナンス部
ストラクチャードファイナンス第一チーム
2016年入社
前職:プロパティマネジメント会社の法務部門

前職では大学・法科大学院で学んだ法律知識を生かし、コーポレート部門に関わる総務と法務を担当した後、ビル運営管理に携わる。法務領域を中心としてキャリアを深めたいと考え、転職を決意。金融機関の法務部門で高い専門性を身につけたいと考える中、金融にとどまらず多岐にわたる事業分野を持つオリックスであれば、法務の中でも幅広く経験を積むことができると思い、入社を決めた。

※掲載内容は取材当時のものです

オリックス流
「独自性」 Originality

他に類を見ない
多角的な事業のもと、
あらゆるタイプの契約に
関われる醍醐味。

オリックスに入社後、約6年間は営業法務部に所属し、営業部署が取引を行う際の契約書の作成・レビューを担当しました。前職ではコーポレート部門の担当でしたので、営業法務は未経験で当初は勘所をつかむのに苦労しました。その要因は、オリックスの事業分野がファイナンスから産業廃棄物処理に至るまで、他に類を見ないほど多角化していることにありました。そのほとんどが自分にとって未経験の分野であるため、社内の営業部署から依頼が来ても、そもそもどのようなお客さまと、どのような取引を行いたいのか、それらを理解するのに毎回頭を悩ませたのを覚えています。 そこで大きな助けになったのは、部内に法務のベテランがそろっており、非常に高い専門知識を有していたことです。分からないことに関してすぐにアドバイスを求めることでき、加えて、ファイナンスの基礎知識が体系的に整備された社内マニュアルを見て勉強できたことも力になりました。そうして知識習得に努めつつ、実際に契約書を作成した際に上司にレビューしていただくことで、徐々に勘所がつかめるようになっていきました。 「オリックスならでは」を感じたのは、社内に驚くほどいろいろなタイプの契約書のひな形があることです。それは当社が多様な事業を展開し、しかも次から次へと新しい事業に取り組んでいて、多様な契約を数限りなく締結しているからこそ。世の中にこんな会社はあまりないのではないかと感じています。豊富な先例を見て勉強できるのは、オリックスならではの醍醐味です。
営業法務部にいる間は、リースやローンの事業が分かってきたなと思い始めたら、次はファイナンスとは根本的に考え方の異なる環境事業へと、1〜2年ごとに担当分野が変更になりました。その度にほぼ転職したといえるくらいの幅のある業務を経験することができ、前職にはなかった多岐にわたる知見を得ることができました。

他部署との連携を強みとして、
他にはまねできない、
ユニークなスキームに挑む。

入社から6年が経ち、営業法務での仕事に充実感を感じていた中、不動産のノンリコースローンに特化した、専門的なプロダクトを扱う営業部署に異動しました。ノンリコ―スローンのスキーム構築には法務の知識が必要不可欠で、まさにこれまでの経験が生かせる部署でした。現在は案件の探索・営業、検証、社内稟申、実行、期中管理まで、多岐にわたる業務を同じ部のメンバーと協力して行っています。 ここで、オリックスのノンリコースローンの強みを象徴するエピソードを一つご紹介します。オリックスにはグループ内に物流施設開発、旅館・ホテル運営、マンション賃貸事業など、不動産の開発・運営を行うチームがあります。不動産のノンリコースローンを実行するにあたっては、責任財産となる不動産の価値や事業収益の妥当性などをデューデリジェンスし、リスクに応じた取引を行うことが重要です。一般的な金融機関では、このデューデリジェンスの際、あくまでレンダー(ローンの貸し手)視点からの検証しかできないと思いますが、オリックスではグループ内の不動産運営チームと協力し、事業者としての視点からも、その不動産運営に関する現実的なリスクなどについてきめ細やかな分析を行うことができます。 他の金融機関では「検証ができない」としてお断りされてしまう案件でも、オリックスであれば柔軟に検証を行い、その結果、お客さまが求める資金を提供できることがあります。これまでにないような新しい開発案件こそ検証が難しいため、お客さまの中には融資が得られず事業化を諦められているケースもあるかと思います。当社は一般的な金融機関とは異なるユニークな立場で検証し、柔軟に対応することを強みとしており、これからも、オリックスならではの提案を通して、さまざまなお客さまのニーズに応えていきたいです。

オリックス流
「深まるキャリア」 Career

法務と不動産ファイナンスの、
専門性を深めることを軸に、
ユニークな人材を目指していく。

今まで法務とノンリコースローンという、いずれも高い専門性が求められる部門で経験を積み、豊富な経験を有するメンバーの中で学びながら、知識を深めてきました。とはいえ、まだまだ足りないところも少なくありません。ノンリコースローンを実行するためには、スキームや書類のつくり込みが非常に重要になります。過去に習得した法務の知識が役立っている一方で、これまであまり経験のない収益性の検証には今でも苦労しながら取り組んでいます。異動当初に比べればスキルアップできたと思いますが、まだまだ勉強中です。 目下の目標は、ノンリコースローンのスキルアップに努め、極めること。それが実現できたら、法務と不動産ファイナンスの両方の専門性を生かして、これまでとは全く畑違いの部門に異動するのもいいなと思っています。当社の女性役員いわく、「専門知識が一つだとどこにでも替えの人材がいる。専門知識が二つあると替えの効かない人材になれる」と。その言葉通り、私も複数の専門性を持つ合わせるユニークな人材を目指していきたいと思っています。