Feature 「オリックスならではの経験」

多種多様な事業分野の
さらなる健全な
成長に向け、
内部監査の高度化を実現。

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PROFILE

佐々木 美緒

MIO SASAKI

グループ監査部 SOX監査チーム
2021年入社
前職:監査法人で会計監査に従事

大学時代に公認会計士試験に合格し監査法人に就職。国内外の金融機関の会計監査・内部統制保証業務に従事する中で、会社が健全に事業活動を行っていくには内部統制が重要であることを実感。これまでの業務経験を生かして事業会社で内部監査に携わってみたいと思い、監査の高度化に取り組むオリックスの監査部門への転職を決めた。

※掲載内容は取材当時のものです

オリックス流
「ナレッジ」 Knowledge

高度な社内規則、
多種多様な業務領域。
それらを正確に
キャッチアップする
ナレッジを集積し、
より良い監査を実現する。

成長し続けるオリックスグループの多種多様な事業分野に対応した監査を実現するためには、さらなる監査体制の高度化が求められる。その認識のもと、オリックスのグループ監査部では、将来なりたい姿を明確にし、それを達成するためのKPIを定め、KPIを推進するための各種プロジェクトや監査活動を行っています。また、人員も大幅に拡充。新しい意見も取り入れながら進化し続けています。私は、SOX監査チームに所属し、SOX評価(※)対応および高度化プロジェクトと、IIA国際基準(※)にのっとった、さらに高品質な監査をグループ横断で遂行するためのプロジェクトに取り組んでいます。 プロジェクト始動当初、私がまず取り組んだのは、経理、法務など、監査対象部署の社員の皆さんへのインタビューです。そこで戸惑ったのは、オリックスが長い歴史をかけて構築してきたさまざまな社内規則や、多種多様な現場の実務をキャッチアップする大変さでした。しかし心強かったのは、部内で蓄積されてきたナレッジが整理されており、上長からのフォローが受けられたこと。そして何よりも、各監査対象部署で実務に携わっている方々が高度な知識を持っていて、内部統制の強化に向けて非常に建設的な会話ができることでした。 オリックスは組織が大きく、扱っている商品・サービスも多くて複雑であるがゆえに、規則も細やかにならざるを得ません。そのような規則・仕組みを敷いているからこそ、問題なくさまざまな事業を推進していくことができています。オリックスのように成長・進化し続けるビジネスと多種多様な業務内容、それを支える規則やナレッジが集積された事業体というのは、そう多くないのではないかと思います。 ※SOX評価:投資家保護のための法律であるサーベンス・オクスリー法(SOX法)に基づき、財務報告に係る内部統制が有効に整備・運用されているか評価する。
※IIA国際基準:内部監査人協会(IIA)が定める内部監査の専門職的実施の国際基準。当該基準にのっとって内部監査ができているか、定期的に外部評価を受ける。

新しい意見やアイデアを
受け入れる土壌が、
オリックスの進化を加速する。

オリックスで仕事に取り組んでいて思うのは、「とりあえずやってみる」「走りながら考える」「失敗を恐れない」ということが、マインドとして社員全体に浸透しているということです。グループ監査部では複数のプロジェクトが走っていますが、スピード感を持って成功させるには、これらのマインドが必要不可欠です。私が担当するプロジェクトも、限られた時間の中でとりあえず走りながら、新しいものを取り入れていき、必要に応じて後から軌道修正するというやり方で推進しています。 また、新しい意見やアイデアをどんどん受け入れてくれる土壌があるのも、そのマインドが浸透しているからこそだと感じています。「既存のやり方はこれだから、絶対に守らなければならない」などということはなく、「とりあえずこのやり方は良さそうだからやってみようか」という雰囲気です。例えば、ある監査のプロセスを確認した時に違和感を覚える部分があり、改善すべきだと思ったものの、入社後間もない私が意見をすべきなのだろうか、「浅い社歴でオリックスの何がわかるの?」と思われるのではないか、と迷った場面がありました。そこで思うところを上長に相談すると、「オリックスの外にいたからこそ見えてくるものがあることや、違和感に気づけることはあなたの価値でもあるのだから、恐れずにどんどん言ってほしい」とのフィードバックをいただきました。その後、私が実際に行った改善提案はスピーディーに採用されました。 監査というと、規則に準拠しているかどうかだけを杓子定規に指摘するとか、重箱の隅をつつくようなチェックをする、というイメージがあるかもしれませんが、それは大きな誤解です。グループ監査部のメンバーは何をやれば会社がより良くなるのかを本気で考えていて、第三線として他部門との対話を通じて、業務上の課題を発見し、ときには他部門から日頃抱えている業務上の悩みを共有いただき、改善のためのアイデアを出していくことができる。そこに大きなやりがいを感じています。

「広がるキャリア」 Career

「監査」の専門性を
高めることを軸に、
周辺分野の知識・経験を
積み上げていく。
その中で見えてくる
キャリアの広がり。

オリックスに入社してから、業務を通して内部監査の視点を持つことができたのはもちろん、オリックスの事業領域がさまざまな業種にまたがっていることから、各業種に関する会計知識も深めることができました。加えて、グループ監査部は経営に近い組織ということもあり、グループ全体のビジネスの潮流を肌で感じることができるのも、私にとってキャリアを広げるチャンスになっています。 オリックスは各事業の専門性を高めながら、自らの枠に収まることなく事業領域を広げてきました。私も同じように、「監査」の専門性を高めることを主軸に置きながら、周辺分野の知識・経験を積み上げ広げていき、オリックスのガバナンス向上の一翼を担う存在になりたいと思っています。
私は5歳と3歳の子供を持つ母でもあり、オリックスの人事制度を最大限に活用して仕事と育児を両立しています。子供を保育園に迎えに行く日は会社を17時には出ますし、子供の体調が優れない日は看護休暇をいただいて看病に専念しています。柔軟な働き方を含めて多様性を尊重してくれるのがオリックスの魅力です。そのような中で思いきり仕事に臨むことができ、自らのキャリアが広がっていくのを実感しています。