入社後、約1年半、国内事業推進部エクイティソリューションチームにて事業承継関連の事業投資、ベンチャー投資の検討に従事しました。その中で感じたのは、オリックスの柔軟性です。長年投資事業に携わっている会社だと、どうやって案件を見つけて、どのようなプロセスで投資を実行していくか、決まっていることが多いと思うのですが、オリックスはそれが固定化されておらず、型がないのが面白いところだと思っています。例えば、私自身が「成長可能性がありそうだ」と興味を持った会社があれば、手紙を送ったり、ホームページから問い合わせをした上で投資を検討したり、自身が企画した手法で選定・交渉したベンチャー企業に投資を実行した実績もあります。このような経験を通して、自由度の高さや、裁量の大きさを感じています。前々職の政府系金融機関ではそんなに簡単に動けなかったなと(笑)。オリックスは、キャリア入社であることに障害を感じることなく、仕事を任せてもらえる風土があると言えます。 ちなみに国内事業推進部には、長年、法人営業部門の支店で営業を担当してきた方がいます。その他にも、コンサルティングファーム、金融機関、M&Aアドバイザリー業界出身者など、さまざまなバックグラウンドを持つ方々がいて、皆でそれぞれの案件に合った最適解を模索し、もがきながらやっていくというのもオリックスならではだと思います。 案件を探してきて投資実行に取り組む一方で、もう一つ私が担ったのは、全国の支店の営業担当の方々に向けた、事業承継に関するお客さまの課題に対してオリックスが提供できるサービスの啓蒙活動です。営業担当の方の中には、元々、事業承継というテーマに苦手意識を感じていた方もいたのですが、私たちの伝えた知識やノウハウを早々に吸収してお客さまにご提案し、実際にビジネスにつなげた事例が出てきました。オリックスの社員は皆、柔軟性をもっていて新しいことに挑戦する意欲が高く、バイタリティーがあり前向きだなと思いました。