受賞作品のご紹介【働くパパママ川柳】

仕事と子育てに奮闘するパパとママ、家族の日常をテーマとする「オリックス 働くパパママ川柳」。

第8回も、全国にお住まいの幅広い世代の皆さまから、多様な視点の作品が寄せられました。

6万句を越える応募作品の中から、厳正な審査で選ばれた個性あふれる20句の受賞作品をご紹介します。

<賞金>20万円
<副賞>ORIX HOTELS & RESORTSの4施設から選べるホテル宿泊券(1組2名様分)

子どもの急病時などに、小児科の予約が取れずに絶望するパパママの心情を、流行歌のタイトルになぞらえて表現した一句です。川柳は五・七・五の17音で表現するのが基本とされるところ、最後の「オトナブルー」の字余りを通して、ブルーな気持ちがかえってリアルに感じられるところが印象的です。

句に込めた作者の思い

保育園に通うようになり、よく病気をもらって帰ってくる子どもを病院に連れて行くのが日常となっています。朝早くに子どもの体調不良がわかり、仕事との調整を考えながらWEBで小児科の予約画面を開いたところ、昼前や翌日以降しか空いておらず、しばらく思考停止状態に。そのときは絶望感でどうしようという感じですが、振り返ると、妻と笑い合えるネタになっています。日々バタバタで毎日が一瞬で終わるという方も多いと思いますが、子育てができるのは今だけ。どうせやるなら楽しむが勝ちです。一日一日を丁寧に楽しみましょう。

<賞品>便利家電とお肉から選べるプレゼント
◆家族時間を豊かにするお楽しみ家電 アンカー・ジャパン モバイルプロジェクター「Nebula Capsule Pro」
◆家族時間を増やす時短家電 アイロボット Roomba i5
◆家族で楽しめる贅沢グルメ 松阪牛の長太屋 松阪牛ギフト券 5万円分

句に込めた作者の思い

子どもが小さかったころは、保育園の送迎はもちろん、早朝からお弁当を作って運動会や発表会の場所取りに並んだり、混み合った水族館では肩車をしたり、仕事と家事や子育てに奮闘していました。一人二役の大変さを痛感しつつ、子どもの優しさや笑顔に癒されて明日もがんばろうと思ったこと、寂しい思いをさせないようにできる限りの愛情を注いできたこと、その愛を小さいながらも理解してくれた姿を思い出します。
子どもの成長はあっという間です。忙しくて泣きたくなる日は、自分をいたわり褒めながら、貴重な時間を楽しんでいきたいですね。

句に込めた作者の思い

最近小学校からの連絡は、ほとんどがアプリ経由。冷蔵庫にプリントを貼っていたころに比べ、大事な連絡を見逃すことが増えました。先日も寝ようとする娘に翌日の持ち物を確認したところ、「大丈夫、あとはお弁当だけ」。見落としていた私は顔面蒼白。なんとか間に合いましたが、朝まで気づかなかったら…と想像してもう一度ぞっとしました。「お母ちゃんはドジだから」と子どもたちは冷めた反応。こちらがさまざまな「怪談」を切り抜けてやりくりしていることには思い至らないようです。
遠い将来、親への恩を感じてくれると信じてがんばっていきましょう。

句に込めた作者の思い

家事や育児の参考にとInstagramをフォローしていましたが、「なぜ自分はできないのか」とプレッシャーに……。そんなときに何気なくごはんをつくったら、子どもが「おいしい!おいしい!かか最高!」と言ってくれて、こんなことで喜んでくれるのか…と気づきました。キラキラした世界だけに憧れるのはいったんやめて、家族の喜ぶことができればいいと思え、肩の荷が下りました。
毎日想像以上の大変さですが、家族の何げない一言で、疲れが吹き飛ぶときもあるんですよね!そういううれしさや幸せを糧にがんばっていけるといいなと思います!

句に込めた作者の思い

未就学児2人と小学生1人がいる生活で、てんやわんやの毎日です。朝は子どもたちの登園・通学の準備と自分の出勤、帰宅後は夕食から寝るまで、ノンストップの忙しさで記憶が飛んでしまうほど。そんなドタバタな毎日で、昨今話題の生成AIに、ぜひ私の時間を作り出してほしいという気持ちになりました。忙しい反面、それだけ3人の子育てにどっぷりと浸れている自分はとても幸せだと感じ、そう感じさせてくれる子どもたちにも感謝の思いが大きいです。
日々奮闘ですが、子どもの成長を見守れる今を大切に、無理なくがんばっていきましょう。

句に込めた作者の思い

家事や娘の育児に追われているときに、政治家の「キックバック」のニュースがテレビで放送されていました。そんなとき、娘がニコリと笑ったのを見て、この句を思いつきました。妻は「風刺が効いておもしろいね」と受賞を喜んでくれて、忙しい日々の中でも、川柳をきっかけに家族の和やかな会話が生まれました。あらためて作品を読むと、我ながら、金銭にかえられない「無償の愛」の偉大さを感じました(笑)。
子育ては本当に大変です。でも、見方を変えると、子どもから成長させてもらうことも多く、自分の財産になっていると感じます。

句に込めた作者の思い

息子の保育参観では、普段通りの保育の邪魔をしないため、子どもに見つからないように見学します。窓の隙間から見守る様子が、「源氏物語」の「若紫」みたいだなあと思い、ドラマの放送もあり句にしました。歌を歌う様子や泣いている友達を気遣う様子など、家では見られない息子の姿に胸が熱くなりました。
子どもの成長はあっという間で、そのときその一瞬にかけがえのないまぶしさを感じています。我が家の「光る君」を大切に、楽しみながら育てていきたい。奮闘する今もいつか「光って」見えると思います(笑)。

<賞品>ブルーノ コンパクトホットプレート オプションプレート3種セット

句に込めた作者の思い

母は医療従事者で、僕が高校生になったタイミングで正社員になり、仕事量が膨大に増えて帰宅時間が遅くなりました。さらに僕のお弁当作りや毎日の家事もこなさなければなりません。動画配信サービスのサブスクに加入しても、母には見る時間がありません。そんな母と、5年以上「働くパパママ川柳」に応募している父は、僕の受賞をまるで自分のことのように喜んでくれました。
ときには、子どもがひどい態度を取ることもあると思います。でも僕たちは、誰のためにパパママが仕事や家事をがんばっているのか知っています。「あんまりがんばりすぎないで」と伝えたいです。

<賞品>ダスキン 選んで使えるおそうじギフトカード 2万円分

句に込めた作者の思い

私の夫(じいちゃん)は、孫から部活や塾などの送迎をお願いされると、「俺は忙しいのだ」と言いながら、にこにことハンドルを握っています。私の頼みごとだと動いてくれませんが、孫のこととなれば動きます。そんな日常の風景が、この句を作ったきっかけになっています。あらためてじいちゃんには、「酷暑の日も雪の降る日もお疲れさま」と伝えたいです。受賞をじいちゃん本人に報告しても返ってきたのは「へー」とただ一言。たまには、私のお願いも聞いてくださいね。
孫の成長を見守るみなさま、孫のパワーに負けないように体を大切にしましょう。

<賞品>ソーダストリーム TERRA(テラ) スターターキット

句に込めた作者の思い

社内で3年先輩の男性から、女の子の誕生と育休に入る旨の一斉あいさつメールが届きました。メールを受け取った方は、「いいね!」でリアクションされる方が多く、私も同じく「いいね!」で反応しました。今は、その先輩も復職し、育児と仕事を両立されています。月日が経つことの早さにしみじみとしました。
パパママは、本当に日々いろんなことがあると思いますが、家族と支え合い働かれていてすばらしいと尊敬しています。パパ準備中として、自分の将来を想像しながら、パパママの背中を見ています。職場内で助け合いも重要だと感じました。

<賞品>Amazonギフトカード 1万円分

過去の受賞作品一覧はこちらから

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