ニュースリリース

米国の公共インフラサービス会社3社を追加買収
~北米でのプライベート・エクイティ投資を拡大~

2019年05月27日

オリックス株式会社

 オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、米国現地法人ORIX Corporation USA傘下のプライベート・エクイティ(PE)運用会社であるORIX Capital Partners, LLC(本社:米国ニューヨーク州ニューヨーク、以下「ORIX Capital」)が、このたび、米国で地下配管探査・位置計測サービスなどを行うAccumark, Inc.(本社:米国バージニア州アシュランド、以下「Accumark」)および関連会社のBenchmark VA LLC Subsurface Utility Services(本社:米国バージニア州リッチモンド)、Pipe Vision, LLC(本社:米国バージニア州アシュランド)の計3社を買収しましたので、お知らせします。ORIX Capitalの投資先であるHoffman Southwest Corporation(以下「HSW」)を通じて当該3社の株式を取得しました。

 3社は主に米国東部において、自治体や電気・ガスなどの公共事業者向けに、地下埋設管の探査や位置観測、老朽化検査、清掃サービスなどを提供しています。地中には電気、ガス、水道、通信など、さまざまな用途の埋設管が存在します。工事の初期段階で埋設物の位置情報を把握することで、適切な工事計画の策定や、スケジュールの遅延防止および安全性の担保とともに、総工事費の削減に貢献しています。
 米国では公共インフラの老朽化が懸念されており、2015年にはThe Fixing America’s Surface Transportation Act(アメリカ陸上交通修理法)が成立するなど、車道、橋梁、公共交通機関など公共施設への投資が拡大しています。一方で、着工前の地中埋設物の調査は5割以下の実施に留まっており、今後、着工前調査のニーズの高まりとともに、市場成長が期待されています。

 オリックスは、2017年2月に水道関連保守・管理会社HSWを買収しました*1。HSWとAccumarkの顧客層は近く、また事業エリアがHSWは米国西部、Accumarkは米国東部と異なることから、インフラ周辺サービスのラインアップ拡充と事業エリア拡大などのシナジーが図れます。
 これまでも交通インフラ安全サービス会社*2,3,4や通信インフラサービス会社*5,6を買収してきており、今後も米国におけるPE投資事業を加速させ、投資先企業を通じた公共インフラ関連サービスの旺盛な需要を取り込んでまいります。

*1 2017年2月7日付:米国で水道関連保守・管理会社を買収 
*2 2016年3月22日付:米国でプライベート・エクイティの投資運用会社を設立
*3 2016年11月21日付:米国で交通インフラ安全サービス企業を追加買収
*4 2017年7月25日付:米国で交通インフラ安全サービス事業を拡大
*5 2018年6月29日付:米国の公共インフラの設置・保守サービス会社Peak Utility Services Groupを買収
*6 2018年12月4日付:米国の通信インフラの設置・保守サービス会社NTI Connectを買収

■Accumark 概要
会社名 Accumark, Inc.
本社所在地 米国バージニア州アシュランド
設立 1994年
代表者 Craig Martin(CEO)
事業内容 地下埋設物の調査サービス業
拠点数 6
展開エリア バージニア州、ノースカロライナ州、メリーランド州 

お問い合わせ先

グループ広報部 金岡・角谷 TEL:03-3435-3167

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