内部通報制度
オリックスでは、法令違反、社内規程違反、人権侵害、および社会通念に反する行為等を早期に発見し、不祥事を未然に防ぐとともに、必要な改善を図り、グループ経営の健全性を高めることを目的として、内部通報制度を設けています。本制度の体制・運用について定めた「コンプライアンス・ホットラインに関する規則」にもとづき、内部通報窓口(コンプライアンス・ホットライン)を設置しています。
内部通報窓口は、社外弁護士・外部専門業者につながる社外窓口と、経営幹部から独立した監査委員会への通報窓口、社内窓口の3つを設けています。具体的な通報窓口の運用は以下の通りです。
- 不正・法令違反に関する通報・相談 ・・・・・社外窓口(外部法律事務所)
- 不適切な業務執行・人権侵害・差別・ハラスメント等に関する通報・相談 ・・・・・社外窓口(外部専門業者)
- 会計・会計の内部統制・監査に関する事項ならびにオリックス(株)の取締役、執行役およびグループ執行役員に関係する事項についての通報・相談 ・・・・・オリックス監査委員会窓口
- その他ホットライン事案全般についての相談・問合せ ・・・・・社内窓口
- 通報受付対象:役職員、派遣社員、アルバイト、パート、退職者およびその家族
- 通報受付方法:手紙、面談、電話、メールで連絡可。メールの場合は24時間・365日受付可能。
■ 通報・相談ルート
■ 通報・相談受付後の対応
本制度が適切に機能するよう、匿名での通報や組織的な問題に関する通報を行いやすくしています。また、倫理的行為、合法行為、組織の誠実性に関して判断に迷った時には通報窓口に相談できます。通報窓口の設置については、ポスターや社内イントラネットにより、役職員へ積極的に周知しています。海外グループ会社に関しては、各社に設置された通報窓口に加え、オリックス本社に匿名で通報できる通報窓口を設け、各社内での解決が困難なコンプライアンス違反事案が発生した場合にも、早期に発見・是正することができる体制を構築し、グローバルベースでコンプライアンスの強化を図っています。
「コンプライアンス・ホットラインに関する規則」では、内部通報者および調査協力者への不利益な取り扱いを禁止しています。また、全役職員(派遣社員・アルバイト等を含む)に対して、法令違反、社内規程違反、社会通念に反する行為等が行われていることを知った、あるいは疑問を抱くに至った場合、まず自らの上司に報告することを原則とし、上司への報告に支障がある場合等には、速やかにコンプライアンス・ホットラインに通報する義務を課しています。
通報受付後は、ホットライン責任者(コンプライアンス担当の役員)の管理のもと、関係者を限定し、通報情報を厳重に管理の上、調査・是正対応等を行っています。
■ 通報件数
2024年3月期に受領した報告・相談件数は、内部通報窓口で受領した案件が約130件、外部通報窓口で受領した案件が約20件でした。(件数は国内・海外の合計)
通報件数内訳