Interview
“私たちのリアル”
プロジェクトを通じて実感した、ユーザーを知ることの重要性
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オリックス・システムの社員は、グループ各社のユーザーとコミュニケーションを取りながら、新システムの開発や既存システムの運用・保守に取り組んでいます。今回は財務会計システムの性能改善プロジェクトを担当したM.Iさんへのインタビューを通して、ユーザーに寄り添う仕事の重要性に迫ります。
Profile
コーポレートIT支援部
財務経理チーム
M.I
2020年に新卒でオリックス・システムに入社。新人研修後、コーポレートIT支援部 財務経理チームの配属となり、グループ各社の財務会計システムの保守業務を担当。昨年末より、基盤移設プロジェクトの財務会計システム部分を担当し、2023年以降も継続して同システム担当としてユーザー部門・システム関連部門と連携して業務を推進中。
Story 01
オリックスグループの祖業であるリースのビジネスに興味を惹かれた
新卒でオリックス・システムに入社した理由を教えてください。
高校生の頃から「これからの時代はITが欠かせない技術になる」と考えていたので、大学では情報学科を専攻し、プログラミングやデザイン、メディアといった情報に関する学問を幅広く学びました。就職に関してもIT業界を志望し、企業のビジネスと深く関わる立ち位置で仕事をしたいと考えていたため、ユーザー系のSIerを中心に検討していました。
最初にオリックス・システムを知ったきっかけは、大学主催の合同説明会でした。オリックスグループは銀行や不動産、生命保険など幅広い事業を展開していますが、私はグループの祖業であるリースの仕組みに強く興味を惹かれました。他の金融分野と違ってリースは基本的にBtoBのビジネスです。学生だった私はリースの仕組みについてほとんど知らなかったため、「世の中にはこんなビジネスがあるのか」と驚いたことを覚えています。
最終的な入社の決め手は、選考を通じて出会った面接官の方々や社員の皆さんの人柄の良さに尽きます。学生だった私の話にも真摯(しんし)に耳を傾けてくださり、職場や仕事のイメージも丁寧かつ正直に伝えていただけたので、安心して入社を決めることができました。
Story 02
財務会計システムの性能改善プロジェクトで得られた気付き
担当されているプロジェクトについて教えてください。
私の所属するコーポレートIT支援部 財務経理チームは、オリックスグループ各社の経理部門が使用する財務会計システムの要件定義や開発プロジェクトの管理、システム保守などを担当しています。
昨年末よりオリックスグループのシステム基盤を移設するプロジェクトがスタートし、私たちのチームもアプリケーション部門の担当として参画しましたが、移設後に財務会計システムの処理性能が劣化する障害が発生してしまいました。財務会計システムの処理性能が劣化すればグループ各社の決算報告の遅延につながり、グループ全体に大きな損害を与えてしまう可能性があるため、移設後の2023年5月以降は総力を挙げてシステムの性能改善に取り組んできました。それから約4カ月がたち、アプリと基盤の双方で改善に取り組んだ結果、約30%の処理時間削減に成功し、性能改善後は決算遅延の懸念について払拭することができました。
私は今回の性能改善対応において経理部門とのコミュニケーションも率先して行いました。ユーザーの立場に立った適切な対応を行うためには、各社の経理業務やスケジュール感を十分に把握することが必要であり、システム業界でよく言われる「ユーザーを知る」ことの重要性について身を持って実感することができました。
Story 03
各社のビジネスやユーザーの業務に貢献できるエンジニアに成長したい
現在の仕事のやりがいや今後の目標について教えてください。
入社以降の3年間はほとんどリモートワークでしたが、新型コロナの流行が落ち着きつつある最近は、会社に出社してチームの先輩や同僚、ユーザーの皆さんと直接お話しできる機会が増えつつあります。リモートでもコミュニケーションを取ることはできましたが、対面のほうが相手の状況を理解しやすいですし、お互いの距離感を縮めることもできるので、以前にも増して仕事が楽しくなったと感じています。
今後はアプリの知識に加えて、サーバやネットワーク、クラウドといったインフラ関連の技術を学びつつ、リースや金融といったオリックスグループ各社の事業に関わる業務知識を深めていくことで、これまで以上にグループのビジネスやユーザーの業務に貢献できるエンジニアに成長することが目標です。
また、財務経理チームは女性社員の比率が高く、チームメンバー8名のうち、産休・育休から復帰された先輩が3名も在籍されています。皆さん、子育てをしながら限られた時間の中で効率的に仕事を進められていますが、分からないことや困ったことがあれば時間を掛けて丁寧に教えてくださる優しい方々ばかりです。私自身も先輩方のすてきな働き方をロールモデルとさせていただくことで、結婚・出産を経ても変わらずにキャリアを積み続けたいと考えています。
Schedule
ある1日のスケジュール
- 9:00
- メールチェック
- 9:30
- 協力会社との朝会
- 10:00
- 案件レビュー、ミーティング用の資料作成
- 12:00
- 昼休憩
- 13:00
- チームミーティング
- 14:00
- ユーザー対応、提供資料の作成、ユーザーとのミーティング
- 16:00
- 案件の進捗(しんちょく)確認、明日のタスク整理
- 17:00
- 業務終了
先輩社員たちの声
マネージャ
新人配属後、順調に成長してシステム業務でチームに貢献するとともに、積極的に採用活動などの別業務にも手を挙げてもらい、助かっています。今後もさまざまなことにチャレンジして、充実した人生にしてもらえればと思います。
先輩社員
ユーザー部門にとっては、分かりにくいインフラ関連の案件を丁寧なコミュニケーションで対応してくれました。これからはよりユーザー業務に近い案件が控えているため、強みを生かして活躍してほしいと思います。