ニュースリリース

スロープ型で配送効率の高いマルチテナント型物流施設
「加須ロジスティクスセンター」完成
~100%再エネ由来電力使用可能、環境配慮型物流施設~

2023年05月24日

オリックス不動産株式会社

 オリックス不動産株式会社(本社:東京都港区、社長:深谷 敏成)は、このたび、埼玉県加須市の物流施設「加須ロジスティクスセンター」が完成しましたのでお知らせします。

「加須ロジスティクスセンター」外観

 本物件は、東北自動車道「加須インターチェンジ(IC)」から約4.5kmに位置し、東北道・圏央道を利用した関東全域や東北地方への広域配送が可能です。周辺には流通・工業団地が多く、複数の物流拠点が形成されているエリアです。
 建物は、延べ床面積48,003.58m2(約14,521.08坪)、地上3階建てのマルチテナント仕様です。最小区画は約2,240坪から最大4テナントにご入居いただけます。2階へのスロープを設け、1階と2階に計100台の大型車(10t車)が同時接車可能なバース※1を備えます。1階は梁下有効高約7.0m(一部除く)、荷物用エレベーターを5基、垂直搬送機を4基実装し、効率的に保管・運用いただける仕様です。また、3階の倉庫には空調設備を実装し、働きやすい快適な環境を整えています。
 本物件は、屋根に太陽光発電システムを設置するなど、施設内を100%再生可能エネルギー由来の電力で賄います。夜間や悪天候などで日照時間や日射量が少ない場合でも、オリックス株式会社より非化石証書付き(トラッキング付き)の電力を供給することで、入居テナント企業向けに環境価値を提供します。また、建物はCASBEE※2(新築)Aランクを取得したほか、電気自動車(EV)充電スタンドを5基設置しています。
 当社は、東名阪を中心に48物件の物流施設の投資開発実績を有します。今後も、進化するサプライチェーン戦略や、環境に配慮した物流施設の開発を目指してまいります。
※1 トラックと施設の間で荷物の積み降ろしをするためにトラックを接車するスペース
※2 省エネや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境面の配慮や、室内の快適性や景観への配慮など、建築物の品質を総合的に評価するシステム

1.「加須ロジスティクスセンター」の特長
(1)関東全域および東北地方への広域配送が可能
 本物件から約4.5km~6kmの距離にある、東北自動車道「加須IC」、「羽生IC」の利用で、関東全域のみならず東北地方への広域配送拠点として優位性があります。
 1階に最大53台、2階に最大47台の大型車(10t車)が同時接車できるバースを構え、合計18基のドックレベラーを実装することで効率的な荷物の積み降ろしが可能です。

倉庫内

1階バース

(2)安心の事業継続計画(BCP)を備えた物流施設
 事業継続計画(BCP)として、24時間稼働想定の非常用発電機を設置しました。これにより、災害などに伴う停電時にも荷物用エレベーターや照明などの使用が可能となり、物流機能を24時間継続できるようになります。

(3)働きやすい快適な環境をご用意
 2・3階のラウンジは、光が入り込む明るい空間を演出しています。カウンター席や背もたれの高い席を設けることで、思い思いに快適にお過ごしいただけます。
 また、3階倉庫内は空調設備を実装しました。入居テナント企業自身で空調設備を新たに導入する必要がなく、最上階でも働きやすい快適な環境を整えています。

2階 北ラウンジ

3階 南ラウンジ

(4)100%再生可能エネルギー由来の電力を供給する環境配慮型施設
 施設の屋根に第三者所有モデル(以下「PPAモデル」)※3で1,369kWの太陽光発電システムを設置し、発電した電力は施設内で利用することが可能です。また夜間や天候の影響により、太陽光で発電した電力では供給量が不足する場合にも、オリックス株式会社より非化石証書付き(トラッキング付き)の電力を供給することで、入居テナント企業は使用電力の100%を再生可能エネルギー由来の電力として利用できます。
 また、駐車場に電気自動車(EV)充電スタンド5基を設置するなど、積極的に環境配慮に取り組んでいます。
※3 第三者が電力需要家の敷地や屋根などを借り受けて太陽光発電システムを設置し、発電した電力を需要家に供給する事業モデル。
<スキーム図>

■「加須ロジスティクスセンター」施設概要
名称 加須ロジスティクスセンター
所在地 埼玉県加須市道目1584番1
交通手段 東北自動車道「加須インターチェンジ」まで約4.5km
東北自動車道「羽生インターチェンジ」まで約6.0km
JR宇都宮線「栗橋」駅まで約5.0km
東武伊勢崎線「花崎」駅まで約5.5km
敷地面積 30,155.25m2(約9,121.96坪)
延床面積 48,003.58m2(約14,521.08坪)
規模・構造 地上3階建て、S造
駐車場台数 普通車75台、トラックバース100台、大型トラック待機場6台
その他 床荷重1.5t/m2、梁下有効高:1階7.0m(一部除く)、2階・3階5.5m(一部除く)全館LED完備、非常用発電機完備、太陽光発電設備実装、電気自動車(EV)充電スタンド5基設置
設計 浅井謙建築研究所株式会社
施工 東洋建設株式会社
着工 2022年3月1日
竣工 2023年4月14日

【広域地図】

【中域地図】

お問い合わせ先

オリックス株式会社 グループ広報・渉外部 野口・田村 TEL:03-3435-3167

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