ニュースリリース

BCP機能付き太陽光発電システムの第三者所有(PPA)モデル
北陸(石川・福井県)のバロー2店舗で稼働開始
~容量159 kWhの産業用蓄電池を併設、停電時でも店舗運営が可能に~

2021年03月22日

オリックス株式会社
北陸電力株式会社
株式会社バローホールディングス

 オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)と北陸電力株式会社(本社:富山県富山市、社長:金井 豊)、株式会社バローホールディングス(本社:岐阜県多治見市、会長兼社長:田代 正美)は、BCP(事業継続計画)機能を備えた太陽光発電システムの第三者所有モデル(以下「PPAモデル」)を北陸のバローグループ2店舗に導入し、このたび稼働を開始しましたのでお知らせします。

 PPAモデルとは、第三者が電力需要家の敷地や屋根などを借り受けて太陽光発電システムを設置し、発電した電力を需要家に供給する事業モデルです。本件は、「スーパーマーケットバロー武生店」(福井県越前市)と「スーパーマーケットバローゆいの里店」(石川県金沢市)に本PPAモデルを導入しました。
 オリックスは、各店舗に太陽光発電システムとリチウムイオン蓄電システムを設置・運営し、太陽光によって発電された電力を各店舗に供給します。北陸電力は、本サービスのアレンジャーを担うとともに、太陽光発電のみでは賄えない消費量の電力を店舗に供給します。
 バローホールディングスは、再生可能エネルギーの利用により、本PPAモデルの設置前と比較してCO2排出量の15%から20%程度を抑制できます。また、落雷や災害などの非常時に停電が発生した際でも、蓄電システム(容量159 kWh)から自動的に供給される電力で店舗運営を継続し、食料品や生活用品を地域のお客さまに販売することが可能になります。

 3社は今後、導入店舗の電力使用データおよび機器稼働データを活用し、バローホールディングスの店舗間での電力融通や地域における電力の需給調整など、大型蓄電システムを活用した新たな取り組みも検討してまいります。クリーンエネルギーの地産地消やBCP対策に加え、安定した地域エネルギーネットワークの構築に積極的に取り組むことで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

■オリックス
国内外で太陽光、風力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギー発電事業を積極的に推進しています。国内の太陽光発電においては、約1,000MW (土地置き約100カ所、屋根置き約500カ所)を所有・運営しています。PPAモデルの導入実績では、2020年8月に、株式会社バローが運営する「スーパーマーケットバロー下恵土店」(岐阜県可児市)と「スーパーマーケットバロー三園平店」(静岡県富士宮市)の2店舗で稼働を開始※1しました。

■北陸電力
2021年3月より提供を開始している太陽光発電設備の第三者所有モデルをはじめとし、今後、蓄電池やEVに係るサービスも提供することにより、脱炭素化やBCP対策などのお客さまニーズにお応えしていきます。

■バローホールディングス
事業活動による環境負担を軽減させるべく、温室効果ガスの排出抑制とともに、再生エネルギーの創出に取り組んでいます。2019年3月末現在、スーパーマーケットやドラッグストアなどの135拠点に太陽光パネルを設置しています。

※1 2020年8月7日付プレスリリース:BCP機能付き太陽光発電システムの第三者所有モデル第一号案件、静岡・岐阜の商業施設で稼働開始

■取り組みイメージ図(平時・災害時)

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■設備概要
対象施設 スーパーマーケットバロー武生店 スーパーマーケットバローゆいの里店
所在地 福井県越前市日野美2-18-1 石川県金沢市三池新町18
パネル設備容量 295.65kW 236.52kW
パネル枚数 810枚 648枚
蓄電池容量 159 kWh 159 kWh
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■スーパーマーケットバローゆいの里店

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お問い合わせ先

オリックス株式会社 グループ広報・渉外部 角谷・小田 TEL:03-3435-3167
北陸電力株式会社 営業本部室 伊原 TEL:076-405-2627
株式会社バローホールディングス 広報室 津川 TEL:052-551-8601

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