ニュースリリース

自社開発の物流施設テナント向けにロボットを無償レンタル
自動搬送ロボットなど、新しく2機種の取り扱いを開始

2019年04月12日

オリックス株式会社
オリックス・レンテック株式会社

 オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)とオリックス・レンテック株式会社(本社:東京都品川区、社長:小原 真一)は、オリックスが開発する物流施設のテナント向けに無償でレンタル提供する物流ロボットのラインアップを拡充しますのでお知らせします。

 本日より、HIKVISION社製の自動搬送ロボット「Latent Mobile Robot(レイテント・モバイル・ロボット)」と、ZMP社製の台車型物流支援ロボット「CarriRo® (キャリロ)AD(自律移動モデル)」の2機種の取り扱いを開始します。

 本フリーレンタルサービスは、2018年5月より開始し、当社の物流施設へ入居されるお客さまを対象に、ロボットの導入効果を検証し、倉庫の自動化を推進いただけるよう、物流ロボットを6カ月間無償でご利用いただけるサービスです。本件2機種の追加により、ロボットの活用場面としてご要望の多かった「パレットや陳列棚ごと移動させる」「多くのカーゴを一度に運ぶ」というニーズにお応えします。これにより、物流ロボットの取り扱いは9メーカー、10機種のラインアップとなります。

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自動搬送ロボット「Latent Mobile Robot」
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物流支援ロボット「CarriRo® AD」

 近年、進化を続けるサプライチェーンや、伸長する電子商取引(EC)市場に対応できる大規模かつ高機能な物流施設への需要が増加しています。加えて、少子高齢化などによる労働力不足や物流コストの上昇という課題に対して、施設内における生産性向上の必要性がますます高まっています。物流施設のテナント意識調査によると、利用したい技術や機能について「無人搬送機、物流ロボット」「自動化設備」が2トップを占め、さらに、施設の老朽化が進むなか、約70%の企業が物流拠点の集約や再編を検討しています。

 オリックスとオリックス・レンテックは、最先端の物流施設開発に加えて、各テナントニーズに合ったロボット活用のご提案から、導入効果シミュレーション、システム構築までをワンストップでサポートすることで、物流事業への新たな付加価値を創出してまいります。

※ CBRE「物流施設利用に関するテナント意識調査2019」

■自動搬送ロボット「Latent Mobile Robot」 概要
 荷物をパレットや陳列棚ごと運ぶのに適しています。専用の陳列棚の下に入り込み、棚ごと持ち上げて搬送することができます。ロボットが個々の棚に貼られたQRコードのシールを読み取り、棚を適切な場所まで搬送します。最大積載荷重600kg、1000kgの2ラインアップで、作業員の負担軽減や作業時間の短縮などにより、生産性の向上が期待できます。また、現在運用中の倉庫管理システムとHIKVISION社のロボット運行管理システムの連携構築を行うことで、倉庫内の入庫・出庫の状況、在庫の状況などの情報をリアルタイムに把握してロボットに連携することができ、より効率的なロボットの運用が可能になります。

型式 MR-Q3C-LE600C1(H) MR-Q7C-LH1000C2(H)
本体 140kg 300kg
外寸 幅65cm、奥行き94cm、高さ25cm 幅81.9cm、奥行き113.7cm、 高さ32.5cm
最大積載荷重 600kg 1,000kg
最高速度
(最大積載時)
1.5m/s 1.2m/s
稼働時間 8時間(稼働状況によって異なる可能性があります)

■物流支援ロボット「CarriRo® AD」概要
 従来の台車型物流支援ロボットCarriRo®に自律移動機能が加わった新モデルです。ビーコン(発信機)に反応して作業者や別のCarriRo®を自動追従する「カルガモモード」などの基本機能に加え、新たに「自律移動モード」を搭載しています。ルート上に最大10メートル間隔でシールを貼るだけで、必要なルートを設定できます。走行ルートはタブレット端末で都度変更することができ、業務の状況に応じた柔軟な運用が可能です。また、フックを引っかけて荷物をけん引することができるため、現在ご使用中のカーゴなどをそのまま利用することも可能で、既存の設備を更新せず気軽に導入することができるのが特徴です。

本体 55kg
外寸 幅61cm、奥行き91cm(ハンドル部分含む96cm)、高さ24cm
最大積載荷重 150kg
最高速度
(最大積載時)
6km/h(ドライブモード、追従モード)、3km/h(自律移動モード)
稼働時間 8時間(稼働状況によって異なる可能性があります)

■物流ロボットフリーレンタルサービス
 2002年から物流施設の開発を手掛けるオリックスと、2016年からロボットレンタル事業「RoboRen」を展開するオリックス・レンテックが共同で取り組むサービスです。物流業務を支援する自動搬送ロボットを中心に現在9メーカー、10機種を取り揃え、用途に応じてロボットを選択し、導入に必要となるシステム構築費とあわせて6カ月間無償でご利用いただくことが可能です。また、入居スペースの有効利用方法に加えて、ロボットの具体的な活用方法や導入効果シミュレーションなどをパッケージ化してご提案します。

■サービス対象施設
施設名 最寄I.C. 竣工時期 延床面積
蓮田Ⅰロジスティクスセンター 久喜ICより5km 2018年2月 10,513坪
厚木Ⅱロジスティクスセンター 厚木ICより3.1km 2018年7月 9,953坪
蓮田Ⅱロジスティクスセンター 久喜ICより5km 2019年3月 7,887坪
松伏ロジスティクスセンター 三郷西ICより14km 2019年3月 23,384坪
枚方Ⅱロジスティクスセンター 枚方東ICより4km 2020年1月(予定) 17,217坪

※各施設の詳細はこちらをご覧ください。https://www.orix-logi.jp/ 新しいウィンドウで開きます。
※開発進捗に併せて順次対象施設は更新を行う予定です。
※ 2019年4月12日現在、蓮田Ⅰロジスティクスセンター、厚木Ⅱロジスティクスセンター、蓮田Ⅱロジスティクスセンターの3物件については、入居募集を終了しています。

■サービス対象機器
メーカー 商品名
日本電産シンポ株式会社 追従運搬ロボット THOUZER
シャープ株式会社 自動搬送ロボット Smart AGV TYPE-A
日本電産シンポ株式会社 自動搬送ロボット S-CART 100
オムロン株式会社 自動搬送ロボット LD-90
株式会社イノフィス パワーアシストスーツ マッスルスーツ®
(スタンドアローン版)
ファナック株式会社 ヒト協調ロボット CR-35iA
アマノ株式会社 清掃ロボット RcDC
Geek+ Inc. AI搭載 自動搬送ロボット EVE
ZMP株式会社 物流支援ロボット CarriRo® AD
Hangzhou Hikvision
Digital Technology Co.,Ltd.
自動搬送ロボット Latent Mobile Robot

※NEW

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お問い合わせ先

グループ広報部 山本・前田・奥田・亀田 TEL:03-3435-3167
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