ニュースリリース
ベトナムの日用消費財卸売大手MESAに投資
~DIアジア産業ファンドの第四号投資~
2014年08月15日
株式会社ドリームインキュベータ(本社:東京都千代田区、社長:山川 隆義、以下「DI」)とオリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、共同で運用する「DIアジア産業ファンド(以下「DIAIF」)」において、このたび、ベトナムで日用消費財卸売や飲食事業を手がけるMe Sa Asia Pacific Trading Services Company Ltd.(本社:ベトナム・ホーチミン市、以下「MESA」)の卸売事業部門に出資しましたのでお知らせします。MESAは、卸売事業を新設する子会社に移管し、DIAIFは、当該子会社の株式約22.6%を取得しました。
MESAは、1995年に現経営者が創業し、日用品や食品などの卸売事業およびレストラン事業を展開しています。売上の大半を占める卸売事業においては、ベトナムで最大級の売上規模を誇り、欧米メーカーのP&GやNestleなどと強固な取引関係を築いています。また、ベトナムの小売市場における売上の約80%を占めるとされる小規模店舗のパパママショップ約125,000店舗との販売ネットワークを構築し、高い経済成長を背景に卸売事業の売上規模は直近5年で年平均約15%の増収を果たし、2013年12月期の卸売事業の売上高は、110億円強を計上しています。
MESAは、今回の出資受け入れを機に、日系消費財・食品メーカーとの提携を推進していきたい意向を持っています。DIAIFは、DIから戦略コンサルタントを派遣し、同社の経営戦略の構築支援を行うとともに、日系消費財・食品メーカーとの提携を積極的にサポートすることで、MESAの企業価値の向上を目指します。
DIAIFは、2010年6月に運営を開始したベトナムの成長企業を対象とした日系最大規模の投資ファンドです。企業向けコンサルティングとベンチャー投資経験を持つDIと、海外での投資事業やファンド運営ノウハウを持つオリックスが共同でファンド運営を手がけ、国際協力銀行(JBIC)のほか、日本の有力企業が投資家として参加しており、これまで、乳飲料などの製造販売会社(Nutifood)や医療機器販売会社(JVC)、製薬卸および薬局チェーン運営会社(Santedo)への投資実績を有しています。
DIとオリックスは、今後も両社のスキル・ノウハウを最大限に活用し、出資先企業と日系企業の事業創出を育み、両国産業の成長に貢献してまいります。
■「MESA」概要
会社名 | Me Sa Asia Pacific Trading Services Company Ltd |
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所在地 | ベトナム社会主義共和国ホーチミン市 |
代表者 | Luu Thi Tuyet Mai(CEO) |
設立 | 1995年 |
事業内容 | 日用消費財卸売業および飲食事業、不動産事業など |
■DIアジア産業ファンド(DIAIF)概要
コミット総額 | 50億円 |
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運営開始 | 2010年6月 |
運営 | DIとオリックスによる共同運営 |
運用期間 | 8年 |
主な投資対象 | ベトナムにおいて消費財・流通などの内需型産業の成長企業 |
<ご参考>
(1)2010年6月8日付プレスリリース「ベトナムの成長企業を投資対象とする「DIアジア産業ファンド」の運営を開始」
http://www.orix.co.jp/grp/pdf/news/100608_ORIXJ.pdf [26KB]
(2)2011年5月13日付プレスリリース「ベトナムの有力乳飲料製造会社に投資」
http://www.orix.co.jp/grp/news/2011/110513_ORIXJ.htm
(3)2012年2月6日付プレスリリース「ベトナムの大手医療機器販売会社に投資」
http://www.orix.co.jp/grp/news/2012/120206_ORIXJ.html
(4)2013年12月20日付プレスリリース「ベトナムの製薬卸・薬局チェーン大手に投資」
http://www.orix.co.jp/grp/news/2013/131220_ORIXJ.html
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