コンセッション

概要

コンセッションとは、空港や道路・上下水道などの公共施設について、施設の所有権を公的機関に残したまま、運営を民間事業者が担う事業形態です。日本政府は経済活性化と財政健全化に向けてコンセッションを推進しており、オリックスもこの分野に注力しています。

関西国際空港、大阪国際空港(伊丹空港)、神戸空港の運営

オリックスグループにおけるコンセッション事業の第1号は、関西国際空港および大阪国際空港(伊丹空港)の運営で、これは国内初の民間による本格的な空港運営事業となりました。また、2018年4月1日より神戸空港の運営も行っています。
オリックスは金融や不動産に関する専門知識を持ち、さらにオリックス発祥の地である関西には豊富な事業経験と確固たる事業基盤を有しています。また、共同で事業を行う仏空港運営会社の VINCI Airports (ヴァンシ・エアポート)は、空港運営に関する専門知識や国際的な空港ネットワークを築いています。両社のノウハウを生かし、快適で利便性の高い、世界に誇れる空港運営を目指しています。

関西国際空港
関西国際空港
神戸空港
神戸空港

浜松市公共下水道終末処理場(西遠処理区)の運営

浜松市公共下水道終末処理場(西遠処理区)の運営事業は、上下水道分野におけるコンセッション方式の国内第1号案件として、2018年4月1日より開始されました。運営会社は、ヴェオリア・ジャパンが中心となり設立した浜松ウォーターシンフォニー株式会社(HWS)で、オリックスもコンセッション事業におけるノウハウを生かして事業に参画しています。HWSの株主各社が有するノウハウを最大限に活用し、市民の皆さまに安全・安心な下水道サービスをご提供することを目標に運営しています。

浜松市公共下水道終末処理場(西遠処理区)
浜松市公共下水道終末処理場(西遠処理区)

宮城県上工下水道の運営

「宮城県上工下水一体官民連携運営事業」(みやぎ型管理運営方式)が2022年4月に開始されました。本事業は、宮城県が保有する水道用水供給事業、工業用水道事業および流域下水道事業の施設などの運営を、オリックスを含む10社*が設立した株式会社みずむすびマネジメントみやぎ(運営会社)、株式会社みずむすびサービスみやぎ(維持管理会社)が20年にわたり担います。
社名の“みずむすび”にもこめられた、宮城県の3つの水事業(上水道・工業用水道・下水道)を一体的に運営すること、宮城県内の水関連企業と連携していくこと、そしてこれまで安定的に維持されてきた宮城県の水インフラを未来へとむすび、それらにより持続可能な上工下水道サービスを実現することを目標に運営しています。

*メタウォーター株式会社、ヴェオリア・ジェネッツ株式会社、オリックス株式会社、株式会社日立製作所、株式会社日水コン、株式会社橋本店、株式会社復建技術コンサルタント、産電工業株式会社、東急建設株式会社、メタウォーターサービス株式会社

南部山浄水場
南部山浄水場

等々力緑地再編整備・運営等事業

神奈川県川崎市にある等々力緑地の運営・維持管理業務等が2023年4月より開始されました。オリックス含む9社*が設立した川崎とどろきパーク株式会社(KTP)が30年にわたり、等々力緑地の運営を担いながら、老朽化施設建替え等の再整備、施設の維持管理を実施していきます。KTPは、「日本一笑顔あふれる公園へ」を企業スローガンに、運動施設や市民の憩いの場などを有する総合公園としての等々力緑地が、にぎわう地域の核となる空間となるような運営を目指しています。

*東急株式会社、富士通株式会社、丸紅株式会社、オリックス株式会社、株式会社川崎フロンターレ、グローバル・インフラ・マネジメント株式会社、大成建設株式会社、株式会社フジタ、東急建設株式会社

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