デジタル化
太陽光発電所の運営・管理にデジタル化を融合した新しいサービスが誕生しました。「人」と「設備」の活躍を支援するテクノロジーの融合で、生産性向上を実現し、発電所を“理想的な状態”に保つことができます。私たちは、お客さまに先端技術を取り入れ使いこなしていただくサポートをすることで、点検・保守効率の改善だけでなく、発電量を最大化し、売電収益の改善を図ります。
*以下の写真はイメージです
太陽光発電所診断サービス

ドローンとソフトウエアを活用し、点検業務のデジタル化によるOPEX縮減および発電収益向上をサポートします。本サービスの特長は、異常発生箇所をPVセル単位でピンポイントで特定でき、問題種別、深刻度に応じたフィルタリング機能を有する点です。
これにより、これまでお客さま(IPP、AM、O&M)にて、検査データの解析、分類に要していた労力を飛躍的に縮減することが可能になり、お客さま独自の品質管理基準にて良/不良の判定をスムーズに行えます。
サービスの特長
01
OPEX縮減

ドローンによる効率的な検査
作業コスト低減による生産性の向上
オペレーターがサーモカメラを使い検査する従来方式では、1日1MWpが限界だったのに対し、ドローンを活用することによって、1日最大15MWpの撮影が可能に。また、一定撮影環境下で検査することで、一定品質のデータ納品を実現。
02
発電収益向上

複数人で同時閲覧可能な
WEBプラットフォーム
診断結果はWEB上で共有。IPP、AM、O&Mで同時閲覧ができ、一つのファクトを見て判断できる。人工知能(AI)で自動解析された客観的なデータを可視化でき、スムーズに次のアクションに移行可能。
03
デジタル化

ソフトウエアによって
自動で特定、選別
アルゴリズムなどを駆使することによって、草木や鳥害などの外的要因によって生じる発熱、バイパス異常をはじめとする電気的異常などを自動判定可能。数回のクリックで、異常種別の分類と、お客さま独自の品質管理基準にて良/不良の判定が可能。
*診断結果を受け、いかに発電所を保守するかが肝要であり、本サービス導入により、コスト削減、収益向上の効果を確約するものではありません。
サービス情報
01
ドローン空撮

効率化と質の担保
発電所の状態分析、解析に必要なパネル写真はドローンで効率的に取得。作業時間を短縮することができるほか、一定品質のデータ納品を実現。
*2MWp、約8000枚のパネルを1時間‒1.5時間で撮影

お客さまの負担を極小化
ドローンによる点検は非接触検査のため、点検時の発電停止などは一切不要。撮影時に必要な許認可取得も弊社が対応。

全国対応ネットワーク
天候、機材、フライト工程など一定条件下での撮影が求められるドローン空撮に対応できる、弊社パイロット、ドローン空撮業者のパートナーネットワークを構築済。
02
分析・解析サービス
WEBプラットフォーム

POINT
① AI・アルゴリズムで自動分析、分類
取得データは、AI・アルゴリズムを搭載したソフトウェアで解析。 三つの分析機能で異常箇所の対応要否検討を容易に。
- ・異常発生箇所の特定
- ・異常種別の特定
- ・異常の深刻度分類
*異常種別の特定はホットスポット、ジャンクションボックス異常熱、バイパス不良、PIDなど主に4種類
② 解析結果は診断レポートで一目瞭然
空撮データ
空撮は可視光・赤外線カメラの2 種類で同時に撮影。以下は鳥害による異常発熱の例。

可視光カメラ
鳥害や雑草の影が起因となるパネルの温度異常を確認。除草・パネル洗浄業務のモニタリングツールとしても利用可能。

赤外線カメラ
パネルの表面温度分布画像を取得し異常を検知。
診断レポート
診断結果はWEBプラットホーム上で、統計レポートとしてご提供。

異常種別

異常発生原因

異常の深刻度

想定逸失利益
太陽光発電所診断サービスのカタログについて

弊社の太陽光発電所診断サービスについて詳しく知りたい方は下記よりサービスカタログ(PDF形式)をダウンロードいただけます。
*PDF形式のファイルを開くためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
モニタリング・AIデータ解析ソフト

発電所のリアルタイムデータの自動解析から、性能低下や故障機器を検知し、是正措置を提案。パフォーマンスを定量化し、予防保全型O&Mの効率的運用を支援します。
従来の発電量や故障情報を単純に収集するだけの監視ソフトとは異なり、ソフトウエア自らが収集したデータの分析を行い、お客さまに有益な情報を定量化しご提供します。
POINT
① CFインパクト可視化で逸失利益の早期回復
あらゆる事象の金銭換算により、問題発生時の対応要否判断・修繕実施・収益向上のサイクルを円滑化。
② 発電所のリアルタイム監視・蓄積データ分析然
③ 最適なリソース配置
WEBプラットフォーム

アウトプット例
診断結果はWEBプラットホーム上で、統計レポートとしてご提供します。
発電ロスの把握(発生場所、ロスの定量データ)
- ・全15項目から発電ロス原因を特定
積雪、花粉・土埃の汚れ、影、各種機器の故障など - ・実損失・予想損失・回復可能損失を定量化
都度対応、定期・定量対応、状況対応等、期中管理、方針に応じて修繕対応の要否検討が可能 - ・修繕費用の回収期間を算定
中長期にわたる正確な事業計画策定が可能

現在・過去の気象データ×発電所データ
気候情報、過去の日射量に対する出力データ変動などで異常を特定し、費用対効果が最大に見込める最善なパネル洗浄時期を推奨。
*図は土埃等の汚れの場合
