150カ所600MWの発電所を受託

メガソーラーを中心に日本全国で約150カ所600MWのO&M業務を受託、24時間365日体制で遠隔監視しています。約10~20の発電所を1エリアとしたエリア制を設け、全国8拠点に事務所を設置、各エリアのエンジニアがチームを組み、エリア内発電所を管理しています。
北海道
65MW
東北
92MW
関東
117MW
北陸
68MW
中部・近畿
93MW
中国
95MW
四国・岡山
35MW
九州
35MW

(2023年3月時点)

管理発電所 事例紹介

オリックス更別・
十勝メガソーラースピードウェイ発電所

■所在地 北海道河西郡更別村
■出力 21,967kW
■発電開始 2016/1/4
サーキット場内の遊休地を活用したメガソーラーです。降雪によりパネルに雪が積もり発電量が大幅に減少するため、パネル面雪下ろしを行い発電量向上に貢献しているほか、降雪量の多さから架台と地面の間に形成される雪庇によるパネル脱落に端を発した発電停止を未然に防ぐためにも除雪を行っています。また、雪対策で高所に設置されたパネル交換作業にも高いスキルを発揮しています。そのほか北海道では12月頃から霜柱が発生するため、除雪シーズン前には霜柱の処理を行います。また3月頃には溶けた雪が夜に凍るため、受変電設備周辺の氷を定期的に取り除くなどのメンテナンスも欠かせません。

新潟県四ツ郷屋発電所

■所在地 新潟県新潟市西区四ツ郷屋
■出力 55,610kW
■発電開始 2018/7/1
新潟県内最大規模のメガソーラー。北陸・新潟エリアは落雷や冬の台風並みの季節風による被害が多く、常に監視強化、トラブル等の早期復旧に努めています。特に海が近く塩害等の影響で設備の発錆が著しいため、初期段階でのタッチアップにくわえ、錆の進行状況を確認して錆止め塗料(ローバル等)を塗布するなどの処置をしているほか、キュービクル内のフィルター交換においてもランニングコスト低減を図る施策を実施しています。また近くに日本最長の新潟砂丘があり、飛砂による近隣トラブルを避けるための防砂ネットを導入するなど、長期安定発電および維持管理のため予防保全型のメンテナンスで発電量改善に努めています。

掛川太陽光発電所

■所在地 静岡県掛川市幡鎌字菖蒲ヶ谷
■出力 3,072kW
■発電開始 2022/2/1
森林と茶畑に囲まれた農耕地域に位置する発電所で、丘陵地のため東側は平地、西側は急な傾斜地となっています。谷の合間に建設されており、日陰となる樹木があるほか、朝夕はパネルにかかる日陰の範囲が広いため、発電量の低下を防ぐため伐採を行うなどの対応をしています。また、パネル高が高いため、植生による影響は少ないものの、発電所内に排水路があるため、除草剤散布時には周辺への影響を鑑みて、適切に対処しています。そのほか、自然豊かな環境で、ウサギ、タヌキ、ヘビと遭遇するほか、発電所の敷地外でシカやイノシシの足跡があるため、野生動物によるフェンス破損、パネル出力への影響を最小限に抑えるための鳥獣対策など工夫を施しています。

紀の国カントリー太陽光発電所

■所在地 和歌山県紀の川市貴志川町
■出力 7,300kW
■発電開始 2018/1/12
ゴルフ場跡地に設置された太陽光発電所です。温暖な気候のため雑草の成長が早いほか、大半が傾斜の丘陵地で降雨によるアレイ基礎部杭洗堀防止のため除草剤の散布を控えて刈払機での除草を行っています。また樹木の生育が著しく、木の陰による発電低下を防ぐため、定例的な伐採を行い発電量を改善しています。そのほか自然に近接しているため猪、アライグマ、アナグマ、タヌキなどの野生動物によるフェンス破損、パネル出力への影響を最小限に抑えるため捕獲檻を複数設置するなどしています。そのほか、春先は黄砂が多く降るため、パネル洗浄は特に入念に行っています。

オリックス南あわじメガソーラー発電所

■所在地 兵庫県南あわじ市阿万西町
■出力 4,704kW
■発電開始 2015/2/2
鳴門海峡を望む岸の近くに建設された太陽光発電所です。海に除草剤が流れ込まないよう除草剤散布禁止のエリアを設定するなど、環境保全への配慮にも力を入れています。また大雨が降ると水流により、フェンス際の土砂が流出することがありますが、流出範囲が広がらないよう土嚢を設置するほか、状況によってコンクリートで補強するなど発電所フェンス外の洗堀・浸食対策を行っています。そのほか停電トラブルを回避するため、発電所構内だけでなく、道路沿いの電線路の巡視をするなど、発電停止を未然に防いでいます。

兵庫県小野市太陽光発電設備

■所在地 小野市復井町字青野
■出力 19,105kW
■発電開始 2017/6/1
ため池を有効活用した発電所で、開発時には大雨などで電気品が浸水しない工夫として架台を高く設計している特長があります。発電所内にキジやカワセミ、メダカなどが生息する、環境共生型の太陽光発電所です。広大な規模でパワコンの台数も多いため、モニタリングシステムの発電量ほか、データを活用した計画的な予防保守業務を実施しています。また、除草剤散布時には、周辺の田畑への影響を鑑み、除草剤が溶けた水が所外に流れ出ないよう、調整池からの排水を止めています。そのほか、例年実施される作業停電に合わせて発電所の年次点検も実施するなど、発電ロスの削減に努めています。

OR山口美祢ソーラー発電所

■所在地 山口県美祢市西厚保町
本郷字上セリ田
■出力 56,422kW
■発電開始 2021/10/1
山口県内最大の太陽光発電所で、山間部に囲まれた自然豊かな環境にあります。山を造成して建設された広大な敷地に位置し、敷地内にある道路脇の法面から落石が起きないよう、柵を設けるなど未然に対応しています。また周辺に農家があるため除草剤の使用は選択せず、刈払機等で草刈りを実施するなどし、東京ドーム約25個分の事業用地面積にあたる広大な発電所のパネル1枚1枚に影ができないよう工夫しています。さらに、遠隔監視ソフトウエアですべてのストリングを監視しており、1回路でも停止した場合は警報が発報され、即日修復できる体制を整えるなど、きめ細やかなメンテナンスで安定稼働と発電量の最大化を図っています。そのほか、敷地内には地域住民の方の農業用水としても利用される調整池が11カ所あります。調整池は一定の深さがあるものの、雨水と土砂が流れ込むと、雨水調整する水量が減り、オーバーフローするリスクがあるため、調整池内の土砂を取り除く浚渫も定期的に実施しています。

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