03 本社エンジニア

テクノロジーを駆使して
社会課題解決に貢献したい

メンテナンスマネジメント部
M.R. 2020年入社

CAREER

2018年4月2020年7月

電子部品メーカー 生産技術

電子部品メーカーで工場ユーティリティの設備管理、新材料を用いた試作開発、および分析業務などに従事。

2020年8月現在

オリックス・リニューアブルエナジー・マネジメント株式会社(以下、OREM)に入社

本社エンジニアとして太陽光発電所の定期部品交換の管理、年次点検の内製化などに従事。

入社理由

不足するエンジニアとして
社会課題を解決したい

もともと電気関連の分野に興味がありました。学生時代に半導体工学を学ぶ過程で「なぜ電気はコンセントから使えるのか」という疑問を抱いたことがきっかけです。前職では工場の設備管理をしていて、排水処理や電気設備を管理する生産技術に携わっていました。当時、電子部品に関する業務にも関わっていて、半導体で使用する科学物質の管理や、新しい材料のテストをしていました。ちょうどその頃、好んで読んでいた研究者の本に、SDGsの記述があり、今後は環境分野で二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーが求められるようになることを知りました。さらに、太陽光発電などの分散型電源はこれからも増加する一方、電気主任技術者は不足するという業界の課題を耳にし、今後ますます必要とされる電気主任技術者の道を志しました。OREMに惹かれた理由は、AIによる発電量分析を積極的に進めている先進性です。私自身、AI、IoT、ロボットなどを駆使して社会課題を解決したいという想いを持っていたため、先進技術を積極的に取り入れる社風に魅力を感じ入社を決めました。

仕事内容

地球に優しいエネルギーの
安定供給を支える喜び

私の主な業務は、部品の調達や管理です。太陽光発電所の設備は何百、何千点もの部品が組み合わさって構成されているため、ひとつでも欠けてしまうと設備として機能しなくなってしまいます。それぞれの部品にはメーカーが定めた寿命があるため、壊れる前に新しい部品に交換する必要があります。さらに、部品はメーカーごとに保証期間や在庫状況などが異なるため、部品の管理はとても重要です。OREMでは、発電所の長期安定稼働のため、発電停止等のリスク低減を企図した定期部品交換計画を策定し、定期的に部品交換を行っています。また、想定外のトラブル等で設備が故障してしまうと、それぞれの部品の仕入れに数カ月以上かかることもあるため、部品調達までのダウンタイムが売電ロスとなりえます。だからこそ、OREMでは万が一に備え、一部メーカーの部品は自社で在庫として保有しています。そのほか、保安規程に定められている年次点検の内製化も進めています。年次点検を自社エンジニアが実施する内製化により、万が一のトラブル発生時も発電設備をより熟知したエンジニアが対応できる体制を整えられるため、サービスをワンストップで迅速にご提供できるようになります。現在はそのサービス提供体制を整えるため、全国各地のフィールドエンジニアが年次点検スキルを習得するための教育を行っています。

仕事のやりがい

年齢や社歴に関係なく
活躍できるフィールドがある

正直、全国80カ所以上(2022年3月時点)ある発電所の膨大な部品を管理することは、各発電所の運開状況やメーカーの在庫調査などに手間がかかるため一苦労です。しかし、万が一に備えた日頃の調整や段取りの積み重ねが、大きなトラブルを未然に防ぐことにつながっていきます。そのため、地道な業務ではありますが、事前に関係各所へヒアリングをするなどし、丁寧に遂行しています。大きなトラブルなく、無事に部材交換計画を遂行できた時にはやりがいを感じます。OREMでは年齢関係なく若手でも新しいことにチャレンジできる風土があります。もちろん責任も大きいですが、OREMに転職してから他社では20代で経験できないような仕事を任せてもらい、経験値があがっている実感があります。それと同時に、責任を持つ姿勢の大切さを学び、能動的に仕事に取り組むことができるようになりました。また、私自身がSDGsに強い関心があるので、OREMの太陽光発電事業を通して、地球に優しい再生可能エネルギー電源の普及促進に少しでも貢献できていることを誇りに思っています。

ある1日の流れ

10:00

問い合わせ対応

各地のフィールドエンジニアからの部材交換に関する質問に回答します。

11:00

月次ミーティング

毎月、各発電所の状況を把握するため、定期的にミーティングを行っています。

12:00

昼食

本社近くの中華チェーン店にランチへ。安くて美味しいお気に入りの店です。

15:00

年次点検進捗確認

年次点検の内製化を進めているため、各発電所の進捗確認、資材調達などの準備を行います。

17:00

システム改修

「モニタリング・AIデータ解析ソフト」の改修に伴うデータ構築を行います。

09:00

朝礼

地方の発電所にて年次点検を実施するため、作業手順を確認します。

10:00

年次点検リレー試験

トラブル発生時などに、設備保護のため、自動で電力供給をストップする設備に異常がないか点検します。

14:00

キュービクル清掃

年次点検時には発電を停止するため、発電設備内のクリーニングを実施します。

16:00

作業終了

山奥にある発電所も少なくないため、日が暮れる前に移動し帰宅します。

今後挑戦すること

AIが普及していく未来に挑戦
使いこなせるスキルを磨きたい

今後はOREMが誇る「モニタリング・AIデータ解析ソフト」の運用が本格化していきます。私自身、AI、IoT、ロボットなどを駆使して社会課題を解決したいという想いを持っていたため、これからはデジタルソフトの開発や運用に携わりたいと強く感じています。太陽光や風力など分散型の電力インフラにシフトしていく昨今、電気主任技術者が不足する見通しがあります。そうした課題に対し、人間の代わりにAIが普及していくことが予想される未来に、私はそれらを使いこなすことのできる「人財」でありたいと考えています。AIなど便利なテクノロジーに負けないよう、さらに経験を積んで、頭脳や感性に磨きをかけていきたいです。OREMは、会社として常に新しいことを積極的に取り入れ、進化していくカルチャーがあるので、私自身もチャレンジし、成長し続けていきます。