02 エリアマネージャー

最大規模を誇るメガソーラーの
安定稼働を支える実直な仕事

メンテナンスマネジメント部
I.N. 2021年入社

CAREER

2010年4月2014年1月

電力会社 送電課

送電鉄塔の巡視、送電線下の保安伐採、電線張替工事などに従事。

2014年2月2019年1月

電力会社 変電課

変電設備の点検、設備更新工事、再生可能エネルギー増加に伴う拡充工事などに従事。

2019年2月2021年7月

電力会社 研究所

電力需要予測モデルの作成、太陽光発電所の発電予測モデルの作成、データ分析、人材育成支援などに従事。

2021年8月現在

オリックス・リニューアブルエナジー・マネジメント株式会社(以下、OREM)に入社

山口県美祢市にあるメガソーラー「OR山口美祢ソーラー発電所」の専任電気主任技術者として配属。電気点検、植生管理など、フィールドエンジニアとしてメンテナンス業務に従事。

2023年4月現在

OREM 山口エリア エリアマネージャーに就任

山口エリア約18カ所94MWpの発電所の運営・維持管理と課員約8名のマネジメントを担う。
OR山口美祢ソーラー発電所の専任電気主任技術者として従事する傍らエリアの予算管理、年間計画策定などに従事。

入社理由

注目を集める太陽光発電事業で
自分自身も進化していきたい

前職は大手電力会社で、主に送変電設備の維持・管理・設計に携わってきました。再生可能エネルギーに携わる仕事をしているうちに、今後、主力電源として期待される太陽光発電事業に興味が湧き、ちょうどその頃、第一種電気主任技術者試験に合格したこともあって、エンジニアとしての働き方にさらに関心を持つようになりました。また、太陽光発電事業は世界的に注目を集め、ここ10年ほどで電力業界の構造も変わりはじめています。そこで私自身、そんな時代に合ったキャリアを形成していきたいという想いから、転職を決意しました。OREMに惹かれた理由は、太陽光発電所の運営・維持管理業務に、DXやAIなど最先端のテクノロジーを積極的に導入している点です。さらに、太陽光発電所のO&M事業において、業界トップクラスの受託量を誇っていることもあり、今後の成長性を感じ、入社に至りました。

仕事内容

エリア内にある複数発電所の安定稼働を
予防的なメンテナンスとマネジメントで支える

弊社におけるエリアマネージャーとは、一般的な組織における課長相当の役割で、中級管理職として経営陣の一翼を担うマネージャーとしての働きが求められています。私は山口エリアのエリアマネージャーとして、エリア内の発電所における進捗管理などの取り纏めと、エリア課員のフォローアップ、マネジメントを担っています。弊社のフィールドエンジニアと呼ばれる課員は、発電所の電気主任技術者に専任、エンジニアとして各エリアに配属され、担当発電所の保安監督業務やO&M業務に従事しています。私自身もOR山口美祢ソーラー発電所の専任電気主任技術者に従事しており、基本的に発電所に係る業務は発電所の担当者が業務を遂行しますが、状況によって本社や協力会社、お客さまと課員との間に入って調整、連絡等を行うこともあります。エリアマネージャーとしての具体的な業務内容としては、エリア内発電所の作業計画の立案・実行(年次点検、部品交換、除草、パネル洗浄などの内製作業を中心に)、状態確認(植生、降雪の有無など)、人件費、資材費、諸経費などのコスト管理のほか、課員との個人面談の実施、エリア外発電所の応援要請があった際の人工調整などが挙げられます。

仕事のやりがい

社会的使命が
誇りや達成感となり
管理職ならではの苦労が
自己成長と組織の
生産性向上・成果につながる

やりがいとしては2つあります。まずはエンジニアとしての側面です。専任電気主任技術者として、資格を生かした専門性の高い技術と知識で電気設備の安全性を確保し適切な管理をすること、トラブル発生時の迅速かつ正確な対応で事故の防止に寄与するなど、得られる達成感は大きいです。社会基盤に欠かせない電力インフラに貢献している使命感や誇りをもって働くことができます。また太陽光発電所はメンテナンスフリーと言われることもありましたが、天候等の影響を受け続けるため、何もしなければ経年劣化などによる発電損失が伴います。長期安定稼働を実現するためには、発電所を本来あるべき状態もしくはそれ以上の発電パフォーマンスに高めていく必要があるため、容易ではありません。しかしO&Mなど、発電所の状態に合った予防保全型のメンテナンスを施すことで、設備の長寿命化と発電量の最大化に寄与し、売電収益良化という成果につながります。発電事業者さまに喜んでいただき、発電所を安心して任せられる電気主任技術者として認めていただけたら、エンジニアとしてこれ以上の喜びはありません。次に、エリアのマネジメントを任されるマネージャーとしての側面です。新しいプロジェクトに取り組む際、個別事情を考慮しながら優先順位を決めてエリア全体のスケジュール調整、進捗管理に苦労しました。遂行する過程を工夫し、課員と進捗レビューや課題共有のミーティングを定期的に実施、メンバーとのオープンなコミュニケーションを重視した柔軟な対応を心がけた結果、改善提案や協力を仰ぐことができ、個々の生産性向上にもつながり、プロジェクトを無事に完遂することができました。

ある1日の流れ

09:00

スケジュールの確認

課員の予定と人員配置、エリアの作業計画、協力会社との調整状況を確認します。

09:30

警報履歴・監視カメラを確認

設備の状態を入念にチェックします。

10:00

月次報告会に参加

月に一度、各エリアの代表がリモートで参加する報告会で本社と進捗共有、情報交換を実施します。

13:00

課員との面談

作業の進捗状況や担当発電所の安全衛生等について、定期的に個別面談を実施しています。

15:00

報告書の確認

課員から提出される報告書や提案書を確認、適宜修正し、本社へエリア分を取りまとめて提出します。

09:00

受託予定の発電所の情報確認

新たに受託予定の発電所に関して事前に図面や地図を確認します。

11:00

受託予定の発電所にて調査・視察

新たに受託予定の発電所の設備構成や周辺環境、植生状況などを実際に査察します。

13:00

受託予定の発電所のO&M内容を協議

新たに受託予定の発電所のO&Mにおける懸念事項をリストアップ、本社と対策案を協議検討します。

17:30

業務終了

帰宅後は子どもたちとの散歩が日課です。現職では、家族と過ごすゆとりがあります。

今後挑戦すること

エンジニアとして
更なる専門性に磨きをかけ
マネジメント力を高めて
組織に貢献したい

太陽光発電事業も比較的新しい分野であり、エンジニアとしては今後も新技術や法規制など市場の変化を捉え、キャッチアップしながら業務を遂行し、さらなる専門性の向上に努め自己成長につなげていきたいです。マネージャーとしては、自エリアのトップとして、所属している課員や発電所のパフォーマンス向上が求められる立場にありますので、マネジメント力を高め俯瞰的な視点でフォローするなど、管理職として組織の期待に応えられるよう役割を果たしていきたいです。具体的にはドローンの活用方法を見直し、パネルの良・不良の状態把握だけではなく、土砂崩れなど自然災害発生時にも迅速かつ詳細な状態把握ができるよう、効率化を図りたいです。また、職場環境としてはオープン&フラットな雰囲気と、エリア内で協力し合う体制の構築を心がけています。課員からもエリアメンバー同士、互いを尊重し合えるからこそ、改善提案などの意見交換が活発であり、新しい取り組みに対しても積極的に受け入れる雰囲気が働きやすいとの定評があります。今後、さらなる働きやすさの向上を図るため、効率的な人員配置と、若手の育成・新規採用などにも取り組んでいきたいです。また会社としても、安全・安心な労務環境とキャリア開発の機会が提供されており、従業員の働きやすさとやりがいを支援する企業姿勢が、働きがいを感じる大きな要因となっています。私の上長にあたる役職者とのコミュニケーションもオープンで、個人面談時などのフィードバックが具体的かつ建設的、自己成長への道が明確であるため、安心して働くことができていますので、私自身も課員に対して還元できるよう、自身の働き方もアップデートし続ける所存です。