ニュースリリース

自社保有船でバイオ燃料を使用した試験航行を実施

2024年11月14日

オリックス株式会社

 オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、このたび、当社がDampskibsselskabet NORDEN A/S(本社:デンマーク、CEO:Jan Rindbo)へ用船中の保有船にて、バイオ燃料を使用した試験航行を開始しますので、お知らせします。なお、自社船でバイオ燃料を使用するのは当社初の取り組みです。

 先進的なバイオ燃料は、植物由来の原料から成る廃食油などから製造されています。植物が成長する過程で大気中のCO2を吸収しているため、化石燃料と比較してGHG排出量が大幅に削減されます。
 また、船舶用のバイオ燃料は、既存船のエンジンなどの機関設備に大幅な改造を施すことなく使用できるため、既存船の運航におけるCO2削減策として注目されています。
 今回の試験航行では、従来使用されてきた重油と廃食油由来のバイオ燃料との混合燃料を使用し、安全航行の検証およびCO2排出削減量を評価します。混合燃料の使用により、約15~20%※1のCO2を削減できる見込みです。

 オリックスグループは、ESG関連の「重要課題」ならびに「重要目標」のひとつとして、温室効果ガス(GHG)排出削減目標を設定※2し、サステナビリティ活動を推進しています。船舶事業においても、ソフトセイルを用いた省エネ運航の実証実験※3や、メタノール燃料船発注※4などに取り組んでいます。

 今後もこれまでに培った経験や専門性をもとに、海運の脱炭素化など、サステナビリティにつながる取り組みを推進してまいります。

※1 「INTERIM GUIDANCE ON THE USE OF BIOFUELS UNDER REGULATIONS 26, 27 AND 28 OF MARPOL ANNEX VI (DCS AND CII)」(出典:国際海事機関)をもとに当社にて算出
※2 2021年11月4日付プレスリリース:ESG関連の「重要課題」「重要目標」の設定ならびに「サステナビリティ委員会」の設置について
※3 2024年10月17日付プレスリリース:風力を活用した省エネ運航の実証実験を開始
※4 2024年7月8日付プレスリリース:メタノール燃料船を含む次世代環境対応船3隻の新造船を発注

お問い合わせ先

オリックス株式会社 グループ広報・渉外部 TEL:03-3435-3167

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