ニュースリリース

「ローカル5G実証実験パッケージ」 の提供を開始
~3カ月から機器一式を提供、ローカル5Gの環境構築を支援~

2021年10月05日

オリックス・レンテック株式会社

 オリックス・レンテック株式会社(本社:東京都品川区、社長:細川 展久)は、このたび、ローカル5Gの環境構築に必要な「ローカル5G 実証実験パッケージ」のレンタルサービスを開始しますのでお知らせします。

 「ローカル5G 実証実験パッケージ」は、APRESIA Systems社製「ApresiaAEROシリーズ」をはじめとしたローカル5Gの利用に必要なシステムと、システム構築に必要なハードウェアをパッケージにしてレンタル提供するサービスです。最短3カ月から、月額300万円のレンタル料金にてご提供します。

 ローカル5Gは、工場やプラントにおけるロボットやセンサーによる自動制御・稼働監視、建設現場での建設機械の遠隔制御、僻地・離島などにおける遠隔診療など、さまざまな分野で実証実験が行われており、今後も実用化に向けた実証実験需要が見込まれます。ローカル5Gネットワークを活用した国内のサービス市場規模は、年率70%以上のペースで拡大しており、2025年には352億円に達すると予測されています。一方で、実証実験の実施にあたっては、電波法上の無線局の免許申請や機器の選定など一定のノウハウや大きな初期投資が必要となります。
 「ローカル5G 実証実験パッケージ」は、ローカル5G の環境構築に必要な機器を「すべてまとめて」「必要な期間だけ」ご提供し、免許申請業務もサポートすることで、ローカル5Gの利用を迅速に開始するだけでなく、初期投資を抑えた最適かつ効果的な実証実験の実施に貢献します。
 オリックス・レンテックは、1976年に日本初の電子計測器レンタル会社として創業して以来、産業機器のレンタルを軸にサービスを展開し、テクノロジーの活用・普及を支援してまいりました。これまでに培ってきたノウハウを生かし、ローカル5Gの導入を支援することで、生産性向上、新たな産業の創出、人手不足の解消など、さまざまな課題解決に貢献してまいります。

※ 出典:MM総研 2020年12月「ローカル5G市場規模調査」

■ローカル5Gとは
通信事業者ではない一般企業や地方自治体、学校法人などが、自ら基地局を立ててネットワークシステムを構築することで、超高速・大容量、超低遅延、多数同時接続などの機能に大きな強みを持つ5G(第5世代移動体通信サービス)を、敷地内や建物内など特定範囲に限定して利用できる無線システムです。

■ローカル5G実証実験パッケージ概要

ローカル5G実証実験パッケージ 概要図
  品名 機能概要
1 ApresiaAEROシリーズ
RU(Radio Unit) 無線基地局 ユーザー機器(UE)とネットワークとの間の無線通信を行う。
UE(User Equipment) 端末 無線通信を行うユーザー側の端末。
CDU(Central Unit/Distributed Unit) 分散ノード集約ノード一体型サーバ 無線基地局におけるベースバンド処理を行う機能部。ベースバンド信号の生成や変復調処理を行う。
5GC(5G Core) オープンソース ソフトウエアライセンス 5Gのコアネットワーク。インターネットなどの他のネットワークとの接続やユーザー管理などを行う。
2 PTPグランドマスタークロック 高精度な時刻同期を行うための装置。
衛星測位システムに対応したGNSSアンテナと同軸ケーブルも含む。
3 PTP対応イーサネットスイッチ ネットワーク内にある機器同士の通信を可能にする、5Gの時刻同期精度要求に対応するネットワーク機器。
4 5GC用サーバ 5GC用 ソフトウェアインストール済みサーバ。

各NW機器接続用の光ケーブルなどは別途必要となります。

お問い合わせ先

<本サービスに関するお問い合わせ先>
オリックス・レンテック株式会社 営業推進第一部 TEL:03-3473-8462

<報道関係者からのお問い合わせ先>
オリックス株式会社 グループ広報・渉外部 前川・角谷 TEL:03-3435-3167

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