ニュースリリース
顔認証やワンタイムキーによる入館管理システムの試験運用を開始
~管理員の業務効率化、マンション内作業のデジタル管理を促進~
2020年12月18日
株式会社大京アステージ(本社:東京都渋谷区、社長:三宅 恒治)と株式会社穴吹コミュニティ(本社:香川県高松市、社長:三宅 恒治)は、自社が開発・推進するデジタルトランスフォーメーション(DX)による「次世代型マンション管理サービス※1」の一環で、2020年12月21日(月)より、顔認証やワンタイムキーを活用した入館管理システムの試験運用を開始しますのでお知らせします。
管理を受託する首都圏9棟のマンション管理組合を対象に試験的に導入し、運用や業務効率などを検証したうえで、本格導入を目指します。
現状、共用部の清掃や設備点検などで当社の協力会社がマンション内の作業エリアへ立ち入る際に、管理員が開錠などの現地対応を行っています。今回の入館管理システムの導入により、顔認証やワンタイムキー設定によってセキュリティを確保しつつ、管理員の立ち会いなく入館管理を効率的に行うことが可能になります。
また、入館管理システムと連動した専用アプリを当該協力会社の作業員と共有することで、管理会社宛てに作業の完了報告を迅速かつ効率的に行えるようになります。
当社は、今後も、将来的な労働力不足や新しい生活様式へのニーズに対応するため、新しい技術とマンション管理業界No.1※2の管理戸数実績から蓄積された知見やデータを融合し、DXを推進したマンション管理サービスの提供に努めてまいります。
※1 2020年6月11日付プレスリリース「DXによる"次世代型マンション管理サービス"の開発に着手」を参照
※2 大京アステージと穴吹コミュニティの合計で、9,640管理組合、538,333戸(2020年3月末時点)
1. 試験導入について
本試験導入は、管理員業務の一部デジタル化に向けた運用および効率化等の検証を当社が管理受託する首都圏のマンション管理組合を対象として行います。
管理員が行っている業務には、(1)申請書類等の受け付け、居住者からの問い合わせ対応、(2)お知らせの掲示、(3)工事・点検等の立ち会い、(4)建物等の目視点検、(5)マンション管理組合やフロント担当者への報告、(6)清掃などがあります。2021年度の本格導入を目指し(3)について試験導入を行います。
期間 | 2020年12月21日~2021年2月(予定) |
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対象 | 首都圏9棟のマンション管理組合(東京、千葉、埼玉) |
内容 | 管理員業務の一部デジタル化運用・効率化の検証 ※試験導入の内容は変更になる可能性があります。 |
提携先 | 株式会社ビットキー (顔認証・ワンタイムキー・報告用アプリの試験運用) |
「MiDD Project」について
大京アステージと穴吹コミュニティでは、マンションをとりまく社会課題の「3つの老い」(建物の老朽化、居住者の高齢化、労働力の老い)などに対応する、DXによる"次世代型マンション管理サービス"の開発を推進しています。
マンション管理業界No.1の管理戸数実績から得た豊富なナレッジ資産をベースに、ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)などの最新テクノロジーを融合させた管理サービスの開発・導入を推進するプロジェクトです。「未来のマンション生活」を実現する新たな居住サービスを提供するとともに、効率化や省人化など労働集約型からの管理モデルの転換を図る"次世代型マンション管理"を創造します。本プロジェクト名称は、「未来をデジタルでデザイン」の頭文字(Mirai + Digital + Design)で構成しています。
お問い合わせ先
オリックス株式会社 グループ広報・渉外部 山本・伊奈・亀田 TEL:03-3435-3167
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