ニュースリリース

後発医薬品の製造・販売「小林化工」へ出資
~ヘルスケア業界での事業を拡大し、持続可能な社会保障の実現に貢献~

2020年01月14日

オリックス株式会社

 オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、このたび、後発医薬品(ジェネリック医薬品)の研究開発・製造・販売を手掛ける小林化工株式会社(本社:福井県あわら市、社長:小林 広幸)へ出資しますのでお知らせします。2020年1月中をめどに同社の発行済み株式の過半数を取得する予定です。

 小林化工は、経口剤や注射剤などのジェネリック医薬品を自社で研究開発し、原料調達から製造・販売までを行う医薬品メーカーです。福井県内に複数の製造工場・研究所を有し、服薬しやすい剤形への改善や誤飲を防ぐ視認性の高い製剤の開発など、付加価値を有したジェネリック医薬品を取り扱っています。また、今後の市場成長が見込まれる抗がん剤などの高薬理活性製剤※1の開発も手掛けています。

 高齢化や医療技術の進歩などによって国民医療費が増加するなか、先発医薬品と同じ有効性で低価格なジェネリック医薬品の普及は、患者負担の軽減や医療保険財政の改善に寄与します。厚生労働省を中心とした普及活動により、国内のジェネリック医薬品の使用割合※2は2011年の39.9%から2019年には76.7%となり、2020年には目標であった80%に達すると見込まれています※3。ジェネリック医薬品メーカーには、今後もより一層の安定的な供給と高度な品質管理能力が求められています。

 オリックスは、医療法人向けのリースやファイナンス、医療機器関連のレンタルサービスの提供のみならず、これまでに原薬商社、医療機器販売会社、動物薬メーカーに出資するなど、ヘルスケア業界に注目して幅広い事業を展開しています。本出資により、小林化工の強みとオリックスの国内外のネットワークや事業基盤を連携させ、同社のさらなる発展を通じて、持続的な社会保障への貢献を目指します。

 オリックスは、今後も、これまでに培ったオリックスグループの専門性をもとに、安定した事業基盤や質の高い技術・サービスなどを有し、さらなる発展が期待できる企業・産業への成長支援を行ってまいります。

※1  少量で人体に強い薬効を与える医薬品。
※2 「後発医薬品のある先発医薬品」および「後発医薬品」を分母とした後発医薬品の使用割合。
※3  厚生労働省「後発医薬品の使用割合の推移と目標」
 https://www.mhlw.go.jp/content/000446850.pdf PDF文書を開きます。[160KB]

■ 小林化工概要
会社名 小林化工株式会社
所在地 福井県あわら市矢地第5号15番地
代表者 小林 広幸
設立 1961年4月
事業拠点 国内事業所8(4支店、4営業所)
施設8(5製造工場、2研究所、1物流センター)
従業員数 728名(2019年12月末現在)
事業内容 後発医薬品の研究開発・製造・販売
関連会社 小林化工販売株式会社
売上高 小林化工350億円、小林化工販売62億円(2019年3月期)
ホームページ https://www.kobayashikako.co.jp/ 新しいウィンドウで開きます。
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本社
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製剤技術研究所
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清間第一工場
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清間第二工場

お問い合わせ先

グループ広報・渉外部 前田・長谷川 TEL:03-3435-3167

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