都内の医療法人より経営コンサルティング業務を受託
～後継者に悩むクリニックや病院の円滑な事業承継をサポート～

　オリックス株式会社（本社：東京都港区、社長：井上 亮）は、このたび、東京都内でクリニックを運営する医療法人社団順正会（本社：東京都新宿区、理事長：田原 稔）の経営コンサルティング業務を受託しましたのでお知らせします。オリックスの連結子会社で医療機関向け経営支援サービスを手掛ける株式会社CMC^※1（本社：栃木県宇都宮市、社長：関根 貴紀）が事業計画や資金調達計画の策定などを行い、順正会の持続的な経営をサポートします。

　順正会は、「ヒロオカクリニック」を運営する業歴26年の医療法人です。内科・小児科・外科などの外来診療を行うとともに、併設する健診センターで企業健診や人間ドックを積極的に受け入れるなど予防医療にも注力しています。
　CMCは、医療機関への経営コンサルティング業務のほか、給与計算などの事務業務、顧客企業への人間ドッグ案内などの営業事務を受託しています。順正会の創業者で理事長を務めてきた弘岡泰正氏の退任を機に、順正会から各業務を受託し円滑な事業継承をサポートすることで、順正会が医療経営に専念できる環境を整えます。

　厚生労働省によると、診療所に勤務する医師の約半数は60歳以上であり、医師の高齢化が進んでいます^※2。オリックスは、CMCによる事務受託のほか、医療法人向けのリースやファイナンス、CT・MRI 搭載車両のレンタルサービスなど、医療分野においても幅広く事業を展開しています。これまでに培った金融サービスノウハウや事業推進力を生かして、医療機関の経営をサポートします。

　オリックスは今後も、後継者に悩むクリニックや病院との提携を拡大し、経営安定化に向けた支援を行うことで、日本の地域医療・予防医療の発展に貢献してまいります。

※1 2017年7月3日付プレスリリース：医療機関向け業務支援サービス会社と資本提携 [145KB]
※2 出典：平成30年（2018年）医師・歯科医師・薬剤師統計の概況