ニュースリリース
ベトナムで民間最大手の水力発電事業会社に出資
2016年09月02日
オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、このたび、UOB Venture Management Pte Ltd.(本社:シンガポール、Managing Director:Seah Kian Wee)と共同で、ベトナムで水力発電事業を営むBitexco Power Corporation(本社:ベトナム、Chairman:Vu Quang Hoi、以下「BPC」)から、第三者割当増資により約50百万米ドル相当の株式を取得することに合意しましたのでお知らせします。オリックスの株式取得額は本件株式取得額の50%である約25百万米ドルになります。
BPCは、ベトナムにおいて不動産事業やインフラ事業を展開するBitexcoグループの1社であり、水力発電事業を統括する持株会社です。ベトナム全土で18カ所の水力発電所を運営、建設しており、総発電容量は約1ギガワット(GW)、年間発電量は約2.7百万人の年間電力使用量に相当(*1)する3,500GWhと民間最大手の水力発電事業を手掛けています。
ベトナムでは、人口増加や経済成長を背景に、電力需要は年平均10~12%成長すると見込まれており、ベトナム統計局の試算では2015年の169.8テラワットアワー(TWh)から2030年には615.2TWhへ増加するとみられています。こうした中、ベトナム政府は旺盛な電力需要に対応するため、電力市場を段階的に自由化する方針を掲げており、送電以外の発電、卸売、小売が完全自由化され、電力市場への民間企業の参入余地が広がる見通しです。
オリックスは、国内において発電容量合計約890MWの太陽光発電事業や、風力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギーによる発電事業を積極的に推進しています。また、海外ではインドの風力発電事業(*2)などを行っており、本件はベトナムで初めてのエネルギー事業への投資となります。
今後も専門性や経験をもとに、アジアでのエネルギー事業を強化してまいります。
会社名 |
: Bitexco Power Corporation |
■Dak Mi 4 水力発電所
(*1) 1人当たり1,306kWh/年で算出。出典:世界銀行ホームページ
World Development Indicators:Power and communications
URL:http://wdi.worldbank.org/table/5.11
(*2)オリックスが、インドで大型風力発電事業に参入
2016年3月17日付プレスリリース:「インドで合計1,004MWの大型風力発電事業に参入」
URL:http://www.orix.co.jp/grp/news/2016/160317_ORIXJ.html
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