ニュースリリース
動物用医薬品の国内大手メーカー「フジタ製薬」へ出資
~動物用医薬品の日系トップメーカーの誕生~
2016年07月04日
オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、このたび、動物用医薬品の国内大手メーカーであるフジタ製薬株式会社(本社:東京都品川区、社長:藤田 昌弘)に出資しますのでお知らせします。本年7月中をめどに、フジタ製薬の発行済み全株式を取得する予定です。
フジタ製薬は、牛・豚・鶏などの家畜やペット用犬猫向け医薬品を開発・製造・販売する独立系製薬会社です。1930年に創業し、長年にわたり培ってきた研究開発および製造ノウハウを基に、現在では抗菌・抗生剤などの動物用ジェネリック医薬品において国内トップの売上高を誇ります。ITの有効活用により製造から販売までを一元管理することで、業界屈指の高い生産性とコンプライアンス体制を有しています。
オリックスは、フジタ製薬の経営の独立性を維持しつつ、アジアを中心とする海外販路の開拓など、企業価値の一層の向上を支援します。また、本年4月に動物用ワクチン製造・販売の国内最大手である株式会社微生物化学研究所(以下「京都微研」)に出資をしており、今後は、フジタ製薬の長年培ってきた販売ネットワークと京都微研の抗体検査等のデータを駆使したソリューション力を最大限に生かし、治療薬から予防薬までを一貫して製造する国内屈指の企業グループの形成を目指します。
両社は今後、研究・開発分野での協業による新たな製品、サービス、投薬プログラムの開発や、相互の販売ネットワークの共有化を通じて、幅広い商品を安定的に供給する体制を構築することで、動物薬業界をリードしてまいります。
また、オリックスは当該企業グループを核として、動物用医薬品の周辺分野への出資やアライアンスを積極的に推進し、当該企業グループを畜産業界および小動物業界において、予防と治療のノウハウを融合させることでアンメットメディカルニーズに対応できるトータルサービスプロバイダーを目指し、日本の業界の更なる成長と躍進に貢献してまいります。
オリックスは、これまでに培った専門性をもとに、今後も安定した事業基盤や質の高い技術・サービスなどを有し、さらなる発展が期待できる企業への成長支援を行ってまいります。
会社名 | フジタ製薬株式会社 |
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代表者 | 藤田 昌弘 |
設立 | 1930年1月 |
所在地 | 東京都品川区上大崎2丁目13番2号 |
事業拠点 | 国内事業所3(本社、東京工場、黒磯工場) |
従業員数 | 115名(2015年12月末現在) |
事業内容 | 動物用医薬品・動物用医薬部外品・飼料・飼料添加物の製造・輸入販売、動物用医療機器の輸入販売、理化学機械・酪農機械用具の販売 |
売上高 | 約55億円(2015年11月期) |
ホームページ | https://www2.fujita-pharm.co.jp/ |
会社名 | 株式会社微生物化学研究所 |
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代表者 | 直江 千代 |
設立 | 1948年6月 |
所在地 | 京都府宇治市槇島町24、16番地 |
事業拠点 | 国内事業所5(本社工場、第2研究所、物流センター、宮津支所、札幌事務所)、海外工場1(ベトナム) |
従業員数 | 258名(2015年10月末現在) |
事業内容 | 動物用・植物用生物学的製剤及び医薬品の研究開発・製造・販売・輸出入 |
売上高 | 約60億円(2015年12月期) |
ホームページ | http://www.kyotobiken.co.jp/index.html |
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