ニュースリリース
オリックスグループ 2016年 年頭所感(グループCEO:井上 亮)
2016年01月04日
オリックス株式会社
取締役兼代表執行役社長・グループCEO
井上 亮
~イノベーションとチャレンジ精神を持って~
【マクロ環境では慎重経営】
2016年も昨年と同様、欧州経済の低成長の長期化や原油価格の大幅下落による資源国の経済悪化、中国が次期5ヵ年計画で経済成長率目標を引き下げたことによる影響など、各国の経済成長はバラツキが見られる状況が続くだろう。
中国が実施した元の切り下げに加え、アメリカの利上げが継続的に実施されれば、新興国から資金がアメリカに逆流し、為替が変動するなど市場のボラティリティがさらに拡大することも考えられるため、オリックスとしても慎重な経営が必要である。
【新しい発想で継続成長】
2018年3月期に当期純利益3,000億円という中期経営目標に向け今のところ順調な滑り出しである。昨年12月には、フランスの大手空港運営会社であるヴァンシ・エアポートとともに関西エアポート株式会社を設立し、新関西国際空港株式会社との間で関西・大阪(伊丹)両空港の運営に関する実施契約を締結した。空港運営事業を成功させるためには、グループを挙げてのサポートが必要である。また、将来的には、いろいろな事業の民営化が進むものと考えており、コンセッションはオリックスの新規コア事業の一つになり得る分野である。これ以外にも、さまざまな事業分野で新しい発想を取り入れる余地が多く存在し、オリックスはまだまだ成長の可能性を秘めていると確信している。
【完成形はなく、日々進化を】
「オリックス」という、世界に類がなく完成形のないビジネスモデルを追求し、常にイノベーションとチャレンジ精神を持ちながら日々変化を続けていくことが重要である。社員一人一人が高いモラルを維持し、社会的価値の向上を求め続けていくことで、「オリックスという唯一の企業集団」へとさらに進化させていく。
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