ニュースリリース

長野県八ヶ岳高原で農業法人を新設
~水耕栽培による大規模効率生産と独自の流通ネットワークを構築~

2015年07月15日

オリックス株式会社
株式会社本多園芸

 オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)と農業生産法人である株式会社本多園芸(本社:長野県諏訪郡原村、社長:本多 正)は、このたび共同で、農業法人「オリックス八ヶ岳農園株式会社」を設立し、長野県諏訪郡富士見町で水耕栽培事業を開始しますのでお知らせします。

 オリックス八ヶ岳農園は、太陽光利用型の栽培施設を建設し、2015年8月より順次サラダほうれん草やルッコラなどの生食用葉物野菜の生産を開始します。本事業では、水耕栽培により栽培期間を短縮させることで、1年を通じて「4定(定価格、定品質、定時期、定量)販売」が可能となり、年間19回の収穫で、合計約430トンの出荷を計画しています。生産した野菜は、オリックスグループの営業ネットワークなどを活用し、主に首都圏や中部圏の小売業や飲食業のお客さまへ安定的に販売する予定です。
 また今後、耕作放棄地の集約化などにより事業を拡大し、良質な農作物の生産・流通を図ることで、地域雇用のさらなる拡大と地元農作物のブランド化に寄与してまいります。

 本多園芸は、長野県で約30年の業歴を有する農業生産法人で、サラダほうれん草などの葉物野菜を生産し、首都圏および中京圏の百貨店や高級スーパーなどに販売しています。これまでに培った生産ノウハウをもとに、オリックスと共同で、事業の大規模化、標準化および機械化を促進し、効率的な生産体制の構築を目指します。

 オリックスは、2004年10月から和歌山県和歌山市で生鮮トマトを栽培する太陽光型植物工場を、2014年3月から兵庫県養父市でリーフレタスなどの完全人工光型植物工場を運営しています。また、2015年3月には富士通株式会社などと共同で、静岡県磐田市においてICTを活用したスマートアグリカルチャー事業の立ち上げ検討で合意したことを発表しました。

 両社は、政府の成長戦略として期待されている農業分野において、今後も農作物の生産のみならず、新たな販売ネットワークの構築を通じて、競争力や付加価値の高い農業事業を展開するとともに、地域との調和を図りながら農業課題を解消することで地域経済の発展に貢献してまいります。

■ 会社概要
 会社名 : オリックス八ヶ岳農園株式会社
 設立 : 2015年4月10日
 所在地 : 長野県諏訪郡富士見町立沢1312
 代表者 : 飯島 俊輔
 株主構成 : オリックス(97%)、本多園芸(3%)

■ 施設概要
 生産予定面積 : 13,392m2(2期工事合計)
 栽培方法 : 水耕養液栽培(農薬不使用)
 生産予定品目 : ほうれん草、ルッコラ、春菊、水菜、クレソン 他
 出荷予定地 : 関東、中部 

施設内部イメージ(本多園芸の栽培施設)

■ 今後のスケジュール
 施設完成 : 2015年8月(第1期)、12月(第2期)
 栽培開始 : 2015年8月~

お問い合わせ先

<本件に関するお問い合わせ先>

オリックス株式会社 グループ広報部 藤井・堀井・中村 TEL : 03-3435-3167
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