ニュースリリース

全国初、空港跡地にメガソーラー発電所を設置
~オリックスと九電工、九州全域でメガソーラー発電の共同事業を推進~

2012年11月27日

オリックス株式会社
株式会社九電工

 オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)と株式会社九電工(本社:福岡県福岡市、社長:橋田 紘一)は、戦略パートナーとして、九州地区で大規模太陽光発電(メガソーラー)の共同事業を開始しますのでお知らせします。
 第一号案件として、枕崎空港(鹿児島県枕崎市)の跡地に、最大出力8,557kW(8.5MW)規模のメガソーラー発電所を設置します。なお、空港跡地を活用したメガソーラー発電事業は、本件が全国初の取り組みとなります。

 枕崎空港は、1991年1月に開港した日本初のコミューター空港です。枕崎市は、空港の管理・運営におけるこれまでの歳出超過累積額や、今後の財政および市民への負担を考慮し、2012年度末で空港を廃止して跡地をメガソーラー事業者に貸し出すことを決定しています。
 このたび、オリックスと九電工は、事業者として選定され、今後メガソーラー発電所を共同で開発します。また、地域への貢献策として、空港ターミナルビルを活用した発電所の見学スペースや太陽光発電の仕組みを学べる環境学習施設、天文観測所の設置などを計画しています。

 オリックスと九電工は、2011年11月、九州地区での両社の一層の事業拡大を目的に、戦略的パートナーとして協業を推進することで合意するとともに、2012年1月に九電工の100%出資子会社であった株式会社キューコーリース(本社:福岡県福岡市、社長:後藤 和雄)株式の90%をオリックスが取得し、共同事業を開始しました。
 これにより、相互の営業基盤や、オリックスが持つ金融サービスノウハウと九電工が有する技術力などの融合を図り、特に環境エネルギー関連事業において強固なパートナーシップ関係を構築してきました。そして、メガソーラー事業においても、共同で事業を推進することで九州全域での事業拡大を目指します。

(完成イメージ:枕崎メガソーラー発電所(仮称))

 オリックスと九電工は、今後も、再生可能エネルギーをはじめとしたエネルギー関連事業を積極的に展開するとともに、お客さまへ新しい付加価値の提供を目指してまいります。

■事業計画概要
所在地 鹿児島県枕崎市あけぼの町地内
出力規模(モジュール容量) 8,557kW(予定)
設置面積 約129,000m2
パネル設置枚数 53,480枚(予定)
年間予想発電量
(初年度販売ベース)
986万kWh(予定)
一般家庭約2,740世帯分の年間消費電力に相当(*)
施工会社 株式会社九電工
運転開始時期 2014年3月(予定)

(*)1世帯当たり3,600kWh/年で算出。出典:電気事業連合会「電力事情について」

■主な地域貢献策の概要
1.太陽光発電所の見学・学習スペースの設置
  空港ターミナルビルの一部を改修し、太陽光発電所の仕組みが分かる展示物や環境学習などの研修スペースを設置
2.環境学習の実施
  小・中学生など向けのエネルギー講座、企業向けの太陽光関連技術セミナーなどを開催
3.見学者用送迎車両の提供
  太陽光発電所や天文観測所への来訪者用の車両を提供
4.空港管理会社の活用
  太陽光発電所の管理業務の一部を、空港廃止後も存続する南薩エアポート株式会社(第三セクター/空港管理会社)へ委託
5.天文観測所の設置
  空港敷地内に天文観測所を設置し、地域住民が集う場所を提供

お問い合わせ先

<本件に関するお問い合わせ先>

オリックス株式会社 グループ広報部 堀井・柴田 TEL : 03-5419-5102
株式会社九電工 総務部広報グループ 大場 TEL : 092-523-1691
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