ニュースリリース
ベトナムの大手医療機器販売会社に投資
~DIアジア産業ファンドの第二号投資~
2012年02月06日
株式会社ドリームインキュベータ(本社:東京都千代田区、社長:山川 隆義、以下「DI」)とオリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮、以下「オリックス」)は、共同で運用する「DIアジア産業ファンド(以下「DIAIF」)」において、このたび、ベトナムの大手医療機器販売会社「Japan Vietnam Medical Instrument Joint Stock Company」(本社:ベトナム、社長: Le Van Huong、以下「JVC」)株式を譲り受けし、同時にJVCが発行する新株を第三者割当により引き受けることにつき合意しましたのでお知らせします。本譲り受けおよび新株引き受けにより、DIAIFはJVC株式の約31.1%を取得する予定です。
JVCは、ベトナムの医療機関向けに、日本の医療機器メーカー製のMRIやCTなどの医療用画像診断装置、医療用消耗品などを販売・レンタルする大手企業です。ベトナムでは、現在政府や世界銀行を中心に、全国に約1,000ある国営病院を対象とした医療機器の購入支援が実施されるなど、病院施設の近代化が強力に促進されており、今後高い成長が見込まれる分野です。JVCは、設立以来10年にわたり、ベトナムの医療技術の向上を支援し、約140病院への販売実績を有しています。また、2011年にはホーチミン証券取引所に上場を果たすなどベトナムの医療業界で確固たる地位を築いています。
JVCは、Huong社長が日本の大学を卒業し、日本企業への勤務経験があることから、現在日本の医療機器メーカー15社以上と取引関係を構築しています。JVCは、機器の販売、レンタルから保守・メンテナンス、健診バスの運営、人工透析センター運営までを手がけており、ベトナムの総合医療サービスプロバイダーに向けて、DIAIFからの投資を通じて日系メーカーとのさらなる協業や新規事業の創出に積極的に取り組んでいく意向です。DIAIFは、本株式取得に伴い、DIから戦略コンサルタントを取締役として派遣し、同社の経営をサポートします。
DIAIFは、2010年6月に設立された、ベトナムの成長企業を対象とした日系最大規模の投資ファンドです。大企業向けのコンサルティングとベンチャー投資の経験を持つDIと、海外での投資事業やファンド運営のノウハウを持つオリックスが共同でファンド運営を手がけ、国際協力銀行(JBIC)のほか、日本の有力企業が投資家として参加しています。DIとオリックスは、今後も両社のスキル・ノウハウを最大限に活用し、出資先企業と日系企業の事業創出を育み、日越産業界の成長に貢献してまいります。
会社名 | Japan Vietnam Medical Instrument Joint Stock Company |
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代表者 | Le Van Huong |
設立 | 2001年 |
所在地 | ベトナム社会主義共和国ハノイ市 |
上場 | ホーチミン証券取引所 |
事業内容 | 医療機器の販売・レンタル、医療用消耗品の販売、健康診断バスの運営他 |
コミット総額 | 50億円 |
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運営開始 | 2010年6月 |
運営 | DIとオリックスによる共同運営 |
運用期間 | 8年 |
投資対象 | ベトナムにおいて消費財・流通などの内需型産業の成長企業を主な投資対象とする。 |
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