ニュースリリース

韓国で日系最大の投資ファンドを設立
~韓国の生命保険会社「未来アセット生命」に出資~

2011年06月22日

オリックス株式会社

 オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、韓国の未来アセット生命保険(本社:韓国・ソウル市、以下「未来アセット生命」)に出資するために、韓国で日系最大規模となる総額約3,000億ウォン(約222億円)の私募投資ファンドを設立しますのでお知らせします。

 本件は、オリックスの韓国現地法人で投資運用事業を手がけるORIX Private Equity Korea Corporationが、韓国の投資会社であるLTI Investmentsと共同で新たに設立する投資ファンドを通じて、未来アセット生命が新規に発行する優先株式21,126,760株を引き受けるものです。本ファンドには、韓国の代表的な機関投資家である国民年金公団や私学年金公団など合計9社が投資家として参加する予定です。オリックスは、ファンド運営でのフィービジネスの拡大を図るとともに、投資家としても参画します。

 未来アセット生命は、1988年に設立された韓国中堅の生命保険会社です。2005年に韓国を代表する証券、株式などの資産運用を主業とする未来アセットグループの傘下入りして以降、グループの資産運用力をもとに変額・年金保険分野に注力してきました。現在では、総資産ベースで韓国生命保険業界(23社)において第5位の規模を誇り、2011年3月期は2期連続で増収増益を達成するなど業績を伸長させていますが、今後のさらなる業容拡大や信用力の強化を目的に、本件の増資で財務基盤の強化を図るものです。

 韓国の生命保険市場は年々拡大し、過去5年間の年平均成長率は12%を超えています。一方で、国民一人当たりの年間保険料は1,656米ドルと世界第18位であり、アジア諸国と比較しても、台湾(2,166米ドル)、シンガポール(2,245米ドル)、日本(2,584米ドル)に対し低い水準であるといわれており、さらなる成長が期待できるマーケットであると捉えています。

 オリックスは、韓国でリース、測定機器・情報機器などのレンタル事業を展開するとともに、韓国大手の大韓生命保険や鉄鋼メーカーへの投資実績や、2010年のPUREUN2貯蓄銀行(現オリックス貯蓄銀行)の買収など、韓国でも多角的な金融サービス事業を行っています。

 オリックスは、今後も大きな成長が期待できるアジア市場において、国内外で培った専門性を生かし新たな価値のある金融サービス事業を拡大してまいります。

■  未来アセット生命保険概要
会社名 未来アセット生命保険(英文:Mirae Asset Life Insurance Co.,Ltd)
設立 1988年7月
所在地 韓国・ソウル市
上場 非上場
資本金 5,259億ウォン(約389億円、2011年3月末時点)
総資産 14兆940億ウォン(約1兆430億円、2011年3月末時点)
従業員数 約1,400人
事業内容 生命保険事業
ホームページ http://life.miraeasset.com/eng/新しいウィンドウで開きます。(英文)

■  国民年金公団、私学年金公団(私立学校教職員年金公団)概要
国民年金公団は、一般国民が加入する国民年金の管理・運用を行う公共機関。積立基金額は約324兆ウォン(約24兆円、2010年12月末)で、韓国最大の機関投資家。私学年金公団は、私立学校の教職員が加入する年金の管理・運用を行う公共機関。積立基金額は約12兆ウォン(約8,880億円、2010年12月末)。

お問い合わせ先

<本件に関するお問い合わせ先>

広報部 池田・堀井 TEL : 03-5419-5102
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