オリックス資源循環株式会社

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ガス化改質施設

プラントの説明

最新のガス化改質施設

マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、サーマルリサイクルのすべてを網羅した施設です。

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1. 廃棄物の圧縮

廃棄物を一定量ずつ1/5に圧縮して、廃棄物の中の空気を排除。伝熱効率を向上させます。

2. 乾燥・熱分解

間接加熱式の脱ガスチャンネルで無酸素状態でごみを乾燥、脱ガスします。
脱ガス後の廃棄物は順次高温反応炉へ押し出されます。

3. ガス化・溶融

空気から精製した高濃度の酸素を反応炉へ吹き込み、熱分解カーボンとの反応熱によって、がれき・金属などが溶融されます。ここでの最高温度は2000℃となります。

4. スラグ均質化・水砕固化

溶融したがれきや金属は、均質化炉を通った後に水冷されてスラグやメタルになり、再資源化されます。

5. ダイオキシン類の完全分解

熱分解ガスを1200℃で2秒以上保持することで、ダイオキシン類やタールなどを分解。
ガスを改質します。

6. ガス急速冷却

ガスを1200℃から70℃に0.1秒以内で急速冷却することによりダイオキシンの再合成を抑止。
飛灰の発生もありません。

7. 重金属類・塩素分除去

ガスを、酸洗浄→アルカリ洗浄と連続して行なうことにより、ガス中に含まれていた重金属分や塩素分を除去します。

8. ガス精製

回収したガスを脱硫、除湿して、クリーンな合成ガスを精製します。
このガスは化学原料にも利用できますが、ここでは発電システムに供されます。

9. 水処理

急速冷却で使用された水は、重金属類や塩類を取り除いたのち、循環利用されます。
重金属類や塩類はすべて再資源化されます。

10. 発電

ガスエンジンとガスボイラの併用により、精製ガスを燃料とした高効率発電を行ないます。
余剰電力として最大8000kWを生み出し、外部に売電します。