ドローン操縦士養成の「ドローンスクール」
4月開校決定、受講生の募集開始
～操縦技術の向上に貢献し、ドローンの利活用を促進～

　オリックス・レンテック株式会社（本社：東京都品川区、社長：井尻 康之）は、2018年4月10日にドローン操縦士を養成する「ドローン・トレーニングスクール」を開校しますのでお知らせします。開校に先立ち、本日より受講者の募集を開始します。

　「ドローン・トレーニングスクール」は、法人向けのドローン操縦教習所です。高い技術力と安全運航の知識を持つ操縦士の養成を目的に、一般社団法人日本UAS産業振興協議会（以下「JUIDA」）^*1の認定スクールとして、オリックス・レンテックが運営します。
　
　経験豊富な講師陣による「JUIDA認定 無人航空機操縦技能講座」^*2では、初心者でも安心・安全にドローンの操縦技術を習得できる環境をご提供します。国土交通省が定めるガイドラインに沿った内容の座学講習（1日）と屋内・屋外での実技講習（3日）の計4日間で、ドローンの正しい知識と操縦方法を学びます。
　ドローンを人口集中地区や空港周辺、夜間などに飛行させる際は、航空法に基づき国土交通省などへの飛行許可申請が必要ですが、飛行場所や時間、機体の性能や飛行経験などを総合的に判断する複雑な手続きがあるため、許可までに多くの時間を要する場合があります。本講座修了者は、国土交通省の飛行許可申請時の必要書類の提出が一部免除される「JUIDA操縦技能証明証」の交付を受けることができ、手続きの簡略化を図れます。
　また、本証明証の取得者で、実際の飛行業務経験を持つ方を対象とした「JUIDA認定 安全運航管理者講座」^*3も併せて開講します。座学講習と実技講習は、東京都と埼玉県のそれぞれで実施します。

　ドローンは、建設現場での測量や橋梁・鉄塔などのインフラ点検、災害現場の状況確認のほか、警備、農業、物流など幅広い分野での活用が期待されています。労働人口の減少を背景にさまざまな企業が導入検討を進めており、ドローンの市場規模は今後飛躍的に成長すると見込まれています。一方、各産業分野での実用化に際しては、最新機種の調達や活用方法の検証、メンテナンス、安全管理のガイドライン化、操縦士の育成などの課題があります。

　こうした環境を踏まえ、オリックス・レンテックでは、2017年3月よりドローンの販売、4月よりレンタルサービスを開始しました。そして、ドローン飛行の信頼性と安全性の確保がより強く求められる中、確かな技術力を持つ操縦士の養成スクールを通じて、安全なドローン運航を後押しします。

　オリックス・レンテックは、今後もドローン関連サービスの提供を進めることにより、さまざまなビジネスシーンにおける利活用の促進に貢献してまいります。

*1　一般社団法人日本UAS産業振興協議会（Japan UAS Industrial Development Association）：日本のドローン産業の振興と健全な発展に寄与することを目的に、2014年7月に発足。
*2　無人航空機操縦技能講座：航空法や電波法などの法律や、気象、電磁波などの自然科学の知識のほか、安定した離着陸や一定高度を維持したホバリング（空中で静止した状態の飛行）などの操縦技術について学ぶ。
*3 安全運航管理者講座：機体や操縦の安全性、運航安全管理体制、リスクアセスメントなどを学ぶ。修了者は、無人航空機の運航に関わる十分な安全と法律の知識を有し、飛行業務の安全を管理する者として、「安全運航管理者証明証」の交付を受けることができる。

■養成スクールの概要

■コース概要

* JUIDA操縦技能証明証を有し、かつ飛行業務経験を有する方が対象です。
※受講料には、講習費用、テキスト費用、施設使用料、筆記・実技試験費用が含まれています。