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ニュースリリース 2012年

2012年10月03日

オリックス株式会社
日本電気株式会社
株式会社エプコ

オリックス・NEC・エプコ
一般家庭向け「定置用蓄電池のレンタルモデルによるエネルギーサービス」における共同事業の検討を開始

 オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮、以下「オリックス」)と日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:遠藤 信博、以下「NEC」)および株式会社エプコ(本社:東京都足立区、代表取締役グループCEO:岩崎 辰之、以下「エプコ」)は、「一般家庭および個人事業主などのエネルギー削減に資するエネルギーサービス事業」(以下「本事業」)について、共同出資による新会社の設立を核とした協業の検討を行うため、このたび、基本合意書を締結いたしましたのでお知らせします。

 本事業は、経済産業省の「蓄電池戦略」(2012年7月発表)における、蓄電池の普及に向けた施策に基づき、定置用蓄電池のレンタルモデルによるエネルギーサービスのご提供を企図しています。

1.本事業検討の背景

 東日本大震災以降、電力の安定供給や分散型電源の必要性、再生可能エネルギーの大量設置による出力変動への対応、非常用電源の確保などの側面により、蓄電池の普及が強く望まれています。一般家庭においても、節電ニーズの高まりから、電力使用量の削減や昼間の電力使用量を抑えるピークカットの取り組み、太陽光発電システムの導入が急速に進められており、同時に災害や停電時にも電力を確保し、ライフラインを維持したいというニーズがますます高まっています。

 このような環境変化のもと、蓄電池の中でも定置用リチウムイオン蓄電池は、一般家庭に向けて「電気を上手に貯めて、賢く使う」という新しいライフスタイルのご提供が可能となるとともに、非常用電源として重要なデバイスとなり得ます。しかし一方で、イニシャルコストが高いことによる購入者の抵抗感はまだまだ強く、蓄電池の早期普及に向けた課題となっています。

 オリックス、NEC、エプコは、こうした共通認識のもと、それぞれの専門性や得意分野を補完し合い、「金融・IT・サービスの融合による、新しいエネルギーサービス」モデルを構築することで、お客さまや社会のニーズにお応えしたいと考え、本事業を検討することにいたしました。

2.本事業の内容

 蓄電池の単独利用、または太陽光発電システムなどとの組み合わせによる再生可能エネルギーとの併用により、エネルギー効率の最大化を図ることを目的とします。
また、将来的な小口電力市場の自由化を見据えるとともに、今後のエネルギー政策や環境の変化に応じた最適な電力サービスを検討し、実現を目指します。

 具体的には、オリックス、NEC、エプコの共同出資により設立する新会社が、NEC製の系統連系型リチウムイオン蓄電池(容量5.53kWh)をお客さま向けに長期レンタルし、蓄電池の設計、工事、保守・メンテナンス、「見える化」による節電支援サービスなどをトータルでご提供する「最適な節電管理とエネルギー利用の総合サービス」事業を目指します。

<お客さまのメリット>

・初期の費用負担ゼロ。
・レンタル料は、概ね毎月の節電メリットの範囲内でのお支払い(割安な深夜電力を蓄電し、日中に使用するなど昼夜間の料金格差を賢く利用)。
・昼夜間の料金格差とピークカットによる電力基本料金の削減。
・蓄電システムの稼働状態は常時遠隔管理され、故障や電池が大きく消耗した場合はエネルギーサービス会社が保守・取り替えを実施。
・お客さまからの通常時や非常時のお問い合わせをコールセンターで対応。
・節電アプリのご提供(スマートフォンなどで簡単に節電状況の確認や操作が可能)。
・節電予報サービス(気象予報を基に翌日の節電アドバイス)のご提供。
・将来的には、蓄電池の設置者同士による電力融通や、設置者全体での需要抑制、ネガワット取引による対価の還元なども検討。

 以上のようなメリットのご提供や実現を通じて、民間活力による電力の効率的な運用を促進するとともに、各家庭の電力料金の負担軽減を図り、蓄電池の普及を推進します。

3.本事業における各社の役割

<オリックス>
 エネルギー・環境事業分野では、電力小売事業、マンション向け電力一括購入サービス、ESCO事業、太陽光やバイオマス発電事業などを展開しています。
 本事業により、蓄電池を活用したリテール向けエネルギービジネスに参入します。長年のリース・レンタル事業で培ったノウハウを活用し、初期に設備投資の負担をする必要がなく、また、長期的に安心して定置用蓄電池をご利用いただけるレンタルスキームを構築します。また、全国ネットワークを活用した営業体制で、飛躍的な普及に向けた役割を担います。

<NEC>
 自動車用電池・電極事業での実績、信頼性、コスト競争力を活かして、定置用蓄電システム事業、および電池を核としたスマートエネルギー事業を展開しています。
 本事業では、定置用蓄電システムの提供、および当該蓄電システムの管理・制御を行うためのクラウドシステムを構築し、電力需給の分析を行うなど、クラウドシステムを通じたサービスをご提供します。また、本事業への参画を通じ、蓄電池を活用した継続的なサービス事業モデルを構築し、エネルギー領域での新たな市場の創造に寄与してまいります。

<エプコ>
 主に低層住宅向けの給排水・電気・太陽光発電システムなどの設備設計サービス、ならびに住宅の設計情報を活用したコールセンターサービス事業をご提供しています。
 今後、ハード面の普及促進に加え、各家庭内で電力エネルギーを上手にコントロールし、無理なく節電ができるソフトサービス面の充実が必要不可欠と考えます。本事業では各家庭の節電コンサルティング業務を担当し、電気(蓄電池)設備設計、設計図面に基づいた各家庭の電力需要予測、気象データを用いた翌日の太陽光発電量予測、蓄電池の放電シミュレーションによるピークカット、携帯端末への節電予報の提供、コールセンターによる電力需給情報や修理履歴の管理・分析といったソフトサービスをご提供してまいります。 

 オリックス、NEC、エプコは、本事業の協業を鋭意進め、新しいエネルギーサービスをご提供することで、電力の効率的利用を実現しつつ、蓄電池とITを融合したグローバルに展開できる新たなビジネスモデルを開発し、日本が高い技術力を誇る定置用リチウムイオン蓄電池を核とした新産業の創出を進めてまいります。

(ご参考:関連リリース)
・「蓄電池を用いた分散型エネルギー管理・制御システムの技術開発および実証事業」
 (オリックス、NEC)
 http://www.orix.co.jp/grp/news/2012/120301_ORIXJ.html
・「「デジタルグリッド(TM)」の技術開発、標準化を推進するコンソーシアムの活動を開始」
 (オリックス、NEC、他)
 http://www.orix.co.jp/grp/news/2011/111212_ORIXJ.html
・「24時間365日の遠隔サポートを実現したクラウド対応型の家庭用蓄電システムを発売」
 (NEC)
 http://www.nec.co.jp/press/ja/1203/2901.html新しいウィンドウで開きます。
・エプコの「省エネ・環境事業」
 http://www.epco.co.jp/project_callcenter.html新しいウィンドウで開きます。

<定置用リチウムイオン蓄電池のレンタルモデルによるエネルギーサービス事業>
(イメージ図)

 

<お問い合わせ先>

【本リリースに関するお問い合わせ先】
オリックス株式会社 グループ広報部 堀井・柴田 TEL : 03-5419-5102
日本電気株式会社 コーポレートコミュニケーション部 大戸 TEL : 03-3798-6511
株式会社エプコ 経営管理グループ 吉原 TEL : 03-5244-6387
【本サービスに関するお問い合わせ先】
オリックス株式会社 事業投資本部 蓄電池プロジェクト準備室
E-Mail:battery@orix.co.jp

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