イベント

2024/06/28

小学校で出張授業を実施しました

この度、2024年6月28日に地域貢献活動の一環として、弊社が管理している新潟県四ツ郷屋発電所の近隣にある新潟市立木山小学校で太陽光発電所をテーマにした出張授業を実施しましたのでお知らせします。

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次世代を担う子どもたちが、自身の将来や環境問題について考える機会の創出と、地域の小学校の社会科学習の支援を目的として、発電所運営の仕組みと再生可能エネルギーに携わる職業について紹介しました。


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出張授業の様子

当日は、複式学級の小学3・4年生14名を対象に、以下の流れで授業を行いました。

・会社紹介、講師紹介
・日本の再生可能エネルギーについて
・太陽光発電の仕組みについて
・発電所で働く人と仕事について
・質疑応答

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新潟県四ツ郷屋発電所を担当する電気主任技術者が講師として授業を進め、発電所で働く人と仕事については映像やクイズを交えて説明しました。

児童は少し緊張した様子でしたが、真剣に話を聞く姿や、資料にメモを取る姿が印象的でした。

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児童の反応

新潟県四ツ郷屋発電所には、地域活動の活性化を目的に設置された太陽光発電所を一望できる展望台が設置されています。

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木山小学校の児童は従来、校外学習の一環で展望台を訪れ、身近な再生可能エネルギーのひとつとして学習を進めてきました。

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そして今回は座学で学びを深め、児童から弊社の電気主任技術者に以下の質問が寄せられました。

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「ソーラーパネルはなぜ傾いているんですか?」
太陽の光を効率よく、たくさん集められるようにしているからです。

「もし雨が降ったらどうするんですか?」
ソーラーパネルは内部に雨が入らないように作られているので雨が降っていても発電します。
しかし、雨が降っているときはたいてい曇っているため、少ししか発電できません。

「ソーラーパネルには砂がかからないんですか?」
近くに海や砂丘があるので、砂は少しかかりますが、風でだんだん飛ばされたり、雨で流されていきます。
そのため、砂がパネルにたまってしまうことはありません。




出張授業を通して、弊社側も児童の皆さんの率直な意見や反応から新しい気づきを得ることができました。




取り組みの背景

日本では「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて、再生可能エネルギーのさらなる導入が求められる一方、太陽光発電では開発用地の確保とともに、既存発電所の発電効率の向上が喫緊の課題となっています。また、発電所の保安を担う電気主任技術者の高齢化、将来的な人材不足などの社会課題もあり、技術者の育成や規制緩和等の複合的な対策も急務となっています。

弊社はこの課題に対し、既設発電所の高効率な運営や電気主任技術者の働き方、仕事の魅力を社会に普及・啓蒙することが、雇用機会の創出など社会課題の解消につながると企図し、取り組んでいます。

今回の出張授業が児童にとって、再生可能エネルギーをより身近に感じ、社会問題や将来について考えるきっかけとなれば嬉しいです。

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出張授業をご希望の方へ

出張授業を希望される方、またはその代表者さまはお問い合わせフォームまたはお電話にてご連絡ください。