海外テクノロジー企業のCEOたちが語る「成功する起業のロードマップ」

[Publisher] TechBullion

この記事はTechBullionのLuke Fitzpatrickが執筆し、Industry Dive Content Marketplaceを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comにお願いいたします。

一流のCEOと言われる人たちは、いともたやすく成功したと思われがちです。優れたアイデアをひらめき、会社を立ち上げれば、成功が手に入ると想像する人もいるかもしれません。しかし、多くのCEOが語っているように、多くの場合それほど簡単ではなく、成功への道にはいくつもの障壁が待ち受けています。トップを目指すCEOは、資金調達からニッチ市場を巡る競争まで、数多くの困難を乗り越えなければなりません。

多くの人、特に経験の浅い起業家にとって、こうしたCEOたちのビジネスにおける冒険の話を聞くのは有益なことです。この記事では、最も変化が速く競争が激しい業界の一つであるテクノロジー業界の起業家4人から話を聞きました。それぞれの分野で確固たる地位を築いた4人が、次世代の起業家に向けて参考となるような知恵を伝授します。

まずは、テクノロジー業界の起業家として活動を始める際にまずやるべきことは何かと質問したところ、それぞれの体験に基づくユニークな答えが返ってきました。

レイバーX社やCGU社、クロノテック社の創業者であるセルゲイ・セルギエンコ氏は、小さく始めてフィードバックを受けることが将来の成功につながると答えてくれました。

「本格的な製品開発を始める前に、少人数のグループを対象にアイデアをテストしてフィードバックを受けることをおすすめします。そうすることで将来的に費用と時間を大幅に節約できます」。

ガイウェイ・グループの創業者兼CEO、ガイ・ヤンポルスキー氏は、顧客や同業者とのつながりを大切にすべきだと言います。

「まずは市場に飛び込み、市場のニーズと、それを満たす方法を見つけます。できるだけ多くの人とつながりましょう。ネットワーキングは、成功をつかむために重要な要素です。パートナーを見つけ、有益な関係を築き、人々と会話し、彼らのビジネス目標をどのように支援できるかについて探るのです。テクノロジー業界は絶えず進化しており、あなたも同様に進化を続けるべきということを忘れないでください。日ごとに専門性を高め、トレンドの技術にアンテナを張っておかなければなりません」

セールス・コネクション社の創業者兼CEO、ケイヴォン・ケイ氏は、自身のビジネスにどんな価値を持たらすか、そして相応の対価を支払う価値があるものかを確認することに大きな意義があると語っています。

「まずは、素晴らしいアイデアを思いつく(または、今あるアイデアを完璧にする)ことです。成功するテクノロジービジネスは、よくある問題に対するユニークな解決策を生み出すことで成り立ちます。解決したい問題を見つけ、お金を払う価値のあるサービスや製品をつくることが成功への鍵です。

これは簡単ではありませんが、大切なことです。何かが得意なだけでは不十分で、自分のスキルをどのように用いれば、顧客の生活やビジネスを改善できるかを知る必要があります。大きな問題(地球温暖化など)でも、小さな問題(携帯電話のバッテリー持続時間が短いなど)でも構いませんが、何かを解決しなければなりません。

明確にするため、これから挙げる質問を自分自身に投げかけ、答えを書き留めてみてください。人々のために解決できる問題はないか? 自分の製品やサービスに市場はあるか? 自分がつくろうと思っているものに、人々はお金を支払ってくれるか?

自分の製品がどのような問題を解決し、誰の役に立つかがわからない状態では、持続可能なビジネスを生み出すことはできません。自分のスキルや関心ばかりに目を向けるのではなく、ニーズに応えるアイデアを出すことに重点を置いてください」。

おろそかにせず、重点を置くべきことは他にもあります。市場調査、そして、自分自身と自分が世界にもたらすものをよく理解することです。

アクワイア・ファイ社のCEO兼創業者、ジャン・ストランドバーグ氏は、次のように述べています。

「テクノロジー業界の起業家として、活動を始める際にまずやるべきことは、自分が解決しようとしている問題を理解することです。何を簡素化あるいは効率化しようとしているのか?問題を特定できたら、次は市場調査によってアイデアを検証する必要があります。ターゲット層は誰なのか? あなたの考える製品やサービスに需要はあるのか? アイデアの検証を終えてから、チーム編成に取り掛かりましょう」。

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