2023年に注目すべき七つの投資トレンド

[Publisher] TechBullion

この記事はTechBullionのHugh Grantが執筆し、Industry Dive Content Marketplaceを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comにお願いいたします。 

おおよそ1年前の2021年9月頃は、誰もが経済のV字回復に期待していました。新型コロナワクチンが普及し、感染対策の規制が緩和されると考えていたからです。中には、コロナ禍は終息し、まもなく世界経済を含めてすべてが元通りになると楽観視する人もいました。そこへ水を差したのが、デルタ株とオミクロン株という新たなタイプの新型コロナウイルスです。2022年ももうすぐ終わりを迎えますが現況は横ばいで、人々を一喜一憂させるとともにいまだ世界経済回復への大きな足かせとなっています。

一方で株式市場は、まるで丸1年続くパーティーのようでした。リポートによれば、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が公表している株価指数「S&P500」の2021年の総利回りは27%を超えました。暗号通貨市場は近い将来下落すると専門家が予測する中、観測筋は今の安定がどこまで続くのかに注視しています。

市場を待ち受ける課題はさておき、投資家は依然として潤沢な資金を手にしていて、多くの人々が混沌(こんとん)の中にチャンスを見いだしています。加えて、テクノロジーの進化により暗号通貨のようなデジタル資産が普及したことで、投資家は不労所得を生み出す新たな手段を手に入れ、高い収益を獲得しています。

では、2023年に注目すべき七つの投資トレンドを見ていきましょう。

1. ブロックチェーン人気の高まり

アメリカでは、ドルの価値の相対的な下落とインフレの加速に伴い、デジタル資産は、大企業や主要機関の間でも人気を博しています。従来の金融機関よりも分散型金融(DeFI)を選択する消費者が増えている結果、Eウォレットサービスや貸付業者が最大の恩恵を受けることになるでしょう。ブロックチェーンの普及がますます進む中で、一部の企業はビットコインによる商品代金の支払いを受け入れ始めています。

2. モノのインターネット(IoT)

コロナ禍は、モノのインターネット(IoT)の開発と普及を加速させました。IoTのおかげで、消費者はテレビリモコンのアプリや、インターネットに接続した温度計を利用できるようになりました。IoTの根幹をなす要素は、センサー、回線、クラウド、アプリの四つです。

言うまでもなく、新型コロナウイルスは医療業界に多大な影響を与え、デジタル化や効率化、データの安全性向上の必要性を大いに高めました。また、企業はリモートワークへの転換を余儀なくされました。こうした背景から、IoT業界はここ数年で急速に発展し、投資家の熱い視線を集めています。IoTは今後、クラウドコンピューティングや次世代セキュリティー技術を統合していくとのリポートもあり、IoTの市場規模は2027年末までに1兆4600億ドルに達すると予測されています。

3. 不動産投資信託(REIT)

2021年に最もホットなトレンドとなったのは不動産投資信託(REIT)でした。2022年にはやや沈静化したものの、このトレンドは今後数年にわたって続くと予想されます。

REITとは、収益を生む不動産(戸建て住宅、集合住宅、ホテル、医療施設、小売店、データセンターなど)で運用する投資信託のことです。REITは、課税される収益の最低90%を配当金として投資家に分配することが米国の法律で義務付けられているため、投資先として非常に優れています。

コロナ禍により、レストランやオフィスビルなどの不動産の価値は低下しましたが、経済が回復するにつれてREITのトレンドも上向いてくるでしょう。

4. データモニタリング・アプリの活用

現代の世界は高度にデジタル化されています。ほとんどの投資家は専用ソフトウエアを使ってデータをモニターし、資金運用の効率化を図っています。さらに目的や資産に応じて、資産管理に最適なソフトウエアを簡単に見つけることができます。例えば、valktech.ioは、分散型金融(DeFI)エコシステムにアクセスしてポートフォリオを手軽に効率よく管理する手段の一つとして、高い人気を誇っています。

5. NFT

金融商品や暗号通貨を扱った経験がある方なら、NFTの意味はご存じでしょう。「非代替性トークン(Non-Fungible Token)」の略語であるNFTは、現在最も人気のある資産の一つです。世界のNFT市場は急成長しつつあり、その市場規模は2022年の30億ドルから、2027年には136億ドルに成長すると予測されています。クリエイターエコノミーの台頭に伴い、アーティストやインフルエンサー、その他のクリエイターなど、NFTに関心を持つ人なら誰もが市場に参入し、創作物をデジタル化して所得を得ることができるようになりました。

もう少し具体的に説明すると、NFTとは、ブロックチェーン台帳を利用して認証・保存されたデジタル資産のことです。唯一の所有者しか開くことができず、コピーもできないため、本物であることが保証されるという特徴があります。JPEG画像、ツイート、SNS投稿から著名な芸術作品のデジタル版まで、どんなものでもNFTにすることができます。

6. 再生可能エネルギー

再生可能エネルギーは将来的に、とりわけ化石燃料の供給逼迫(ひっぱく)と価格高騰の際には不可欠なものになるでしょう。太陽光、風力、水力といった再生可能エネルギーには、市場シェアを拡大できる潜在的な可能性が大いにあります。ただし、より長い目で見ると、再生可能エネルギーへの依存度は下がるかもしれません。

エネルギー消費の増加と、気候危機がもたらす切迫した課題(干ばつ、洪水、暴風雨など)により、再生可能エネルギーは主要なエネルギー源としての地位を確立しました。こうした背景から、再生可能エネルギーを優秀な長期的投資の対象とみなすトレンドが活性化しており、ほとんどの専門家は再生可能エネルギー業界の成長を確実視しています。

7. メタバース

最後になりましたが、メタバースは投資の世界で決して無視できないトレンドの一つです。暗号通貨やNFTの普及に伴い、投資家やクリエイター、ゲーマー、それにテクノロジーの未来に関心を持つすべての人にとって、メタバースは注目の的になりつつあります。

また、メタバースは拡張現実(AR)の普及を加速させました。拡張現実はもはや新技術ではありませんが、この分野の未来を担う要素の一つです。投資家や主要ブランドはメタバースの発展を歓迎しており、ブルームバーグ・インテリジェンス社の試算によれば、市場規模は2024年までに8000億ドルに達すると予測されています。

メタ社のマーク・ザッカーバーグCEOは、メタバースを同社のプラットホームの根幹と位置づけると表明しています。ファストリー社、エヌビディア社、ロブロックス社、ショッピファイ社、ラウンドヒル・ボール・メタバースETFなど、業界の主要プレーヤー間の競争も激化しつつあります。こうしたことから、メタバースが今後の投資トレンドを席巻することは間違いないでしょう。

最後に

2019年以降、投資市場と世界経済は多くの課題に直面してきました。しかし、アメリカでは規制緩和に伴って投資家は市場に戻ってきています。また、現在の市場で巻き起こっているトレンドは、世界の経済状況を改善させ、投資家により良い投資収益をもたらしています。

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