埋め立て地が生み出す新たな再生可能エネルギー

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埋め立て地で発生するガスを、再生可能天然ガス(RNG:Renewable Natural Gas)に変換する技術で欧州をリードするワガエナジー社は、RGMRM(Mauricie Residual Materials Management Board)と連携し、カナダのケベック州の埋め立て地にカナダでは初となるガス改質ソリューションを導入することになりました。

生産されたRNGは、同州最大のガス配給会社が購入し、現地のガス供給ラインに供給されます。

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ワガエナジー社は2021年3月から今後20年間にわたってRGMRMから埋め立て地ガスを購入します。これまで発生した埋め立て地ガスは、フレア処理で燃焼させていましたが、今後は敷地内に設置されたWAGABOXガス処理装置によって、供給ラインに適合したRNGに転換されます。生産したRNGを販売することで、ワガエナジー社は収入を得ます。

毎時3400㎥のバイオガスの処理用として設計されたWAGABOXユニットは、現地の8000世帯の年間消費量に相当する46万8000ギガジュールの再生可能ガスを年間で生産します。

WAGABOXユニットは、フランスから輸入する低温蒸留モジュールを除き、ワガエナジー社のカナダ子会社の監督を受けながら、地元企業が製造します。同プロジェクトは、2022年の完成を目指しています。

ワガエナジー社の社長兼共同創設者、マチュー・ルフェーヴル氏は「WAGABOXソリューションが稼働することで、米国とカナダの何百もの埋め立て処分場で再生可能天然ガスを生産し、エネルギー転換に貢献しながら新たな収入源を確保できます。投資の必要もなく、追加の運用上の制約もありません」と語っています。

RGMRMとワガエナジー社が共同で実施するこのプロジェクトは、環境の改善とケベック州の再生可能エネルギー化に貢献しています。化石燃料による天然ガスの代替として再生可能ガスを使用することで、年間2万3000tのCO2が大気中に放出されるのを防ぐことができます。

RGMRM代表のミッシェル・アンジェ氏は、「数カ月前から、当社の埋め立てガスを最大限に活用できるテクノロジーを選定するために取り組んできましたが、今回の契約はその成果が結集したものです 。

WAGABOXの技術によって、ガスの処理はコストではなく新たな収入源となります。さらに、持続可能な埋め立て地管理への新たな一歩となりました。このプロジェクトは政府の温室効果ガス削減目標に完全に合致しており、ケベック州のエネルギー転換に貢献できることを誇りに思います」と述べています。

Energir(同州最大のガス配給会社)のルノー・ローティエ副社長は「ケベック州における再生可能ガス産業の発展は、経済の脱炭素化に向けた取り組みの礎となるものです。

Energirは2030年までに、年間供給量の10%に相当する量の再生可能ガスを供給ラインに入れることを目指しています。この素晴らしいプロジェクトによって、当社はこの目標にまた一歩近づくことができます。またサーキュラーエコノミーの価値を示し、より多くのお客さまにクリーンな現地生産エネルギーのメリットを提供することができるのです」と、締めくくっています。

事業を通じた社会課題への貢献

環境エネルギー事業・サービス

脱炭素社会への移行

PPAモデル(第三者所有モデル)

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