中小企業のイノベーションを後押しするテクノロジー

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[Publisher] Business2Community

この記事はBusiness2Communityのケヴィン・ギルロイが執筆し、Industry Diveパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@industrydive.comにお願いいたします。

オックスフォード・エコノミクスの研究によると、成功する中小企業は、ただ事業を維持することを考えているわけではないとのこと。むしろ、世界の大小含めたライバル企業と肩を並べて競うために、変革を起こし続けているようです。そのため、以下の四つの領域に力を注いでいるといいます。

  • 成長して新規市場に進出していく一方で、世界の競合他社から自社の事業ドメインを守るためのグローバルなマインドセットを身に付けること
  • ビジネスモデルや事業運営、市場開拓における変革を意識的に行うこと
  • 事業のほぼあらゆる面に関連するスキルや採用、文化といった人材戦略の強化に取り組むこと
  • かつてないほど重視されているイノベーションと差別化のための計画を立てること

事業運営においてテクノロジーがこれほど重要になるとは、30年前は多くの人が予想できなかったのではないでしょうか。しかし今日では、テクノロジーは事業を左右する鍵であり、各企業が地域や企業の大きさを問わずに、平等に競うチャンスをもたらすものになっています。テクノロジーによって、中小企業は変革やイノベーションを起こし、最終的には他社よりも顧客に選ばれることも可能になるのです。未来ではテクノロジーが物事を動かすようになり、イノベーションは中小企業にとって戦略的優先事項の一つとなります。

中小企業の成功において特に重要な取り組みとしては、以下が挙げられます。

  • イノベーション、コスト削減、効率化
  • 提供する製品・サービスの拡充
  • 顧客との関係強化
  • 世界への事業展開
  • 新規市場への進出
  • 国内での事業拡大

中小企業の目標達成を左右する重要なテクノロジーとは?

中小企業では今後ますます、テクノロジーを活用する場面が増えるでしょう。例えばどこの領域に経営資源を振り向けるのが有効かを、テクノロジーを使って分析する取り組みも登場しています。米国の中小企業の間では特に次のような技術が広まっています。

モバイルテクノロジー:競争優位性の確保やカスタマーサービスの向上に大きく資するモバイルテクノロジー。製品・サービス開発やサプライチェーンマネジメント、イノベーション創出、コスト削減にも活用できます。調査では、対象となった中小企業の60%がモバイルテクノロジーは事業の変革につながっていると回答しました。

業務管理ソフトウエア:グローバル市場で継続的に事業を成長させるには、業務管理ソフトウエアへの投資が非常に重要とされています。新興企業では、定評のある優れたソフトウエアに積極的に投資、活用することで、先行する企業に追い付こうとしています。

データアナリティクス:事業のパフォーマンスを総合的に理解できるアナリティクスツールは、中小企業の必須アイテムとして重宝されるようになっています。今後ますます活用事例が増えると見込まれますが、特に小規模企業で分析への投資が盛んです。自社よりも規模の大きな企業と肩を並べるためです。

ソーシャルメディア:中小企業が考えるソーシャルメディア活用の主なメリットには、カスタマーサービスの向上と製品・サービス開発の改善が挙げられます。しかし、ソーシャルメディアを活用することの重要性は認識されている一方で、ソーシャルメディア特有の問題もあります。ただし、そうした問題は、ユーザーと向き合い、テクノロジーが従業員に受け入れられるようになれば、徐々に解消されていくものです。ソーシャルメディアを社内で有効利用して、社員同士の協働やコミュニケーションを全社的に促し、イノベーション文化を構築・強化したいと考える中小企業も増えています。

クラウドコンピューティング:中小企業は、クラウドについては比較的慎重である一方で、業務管理ソフトウエアやアナリティクスソフトウエアをもっと簡単に低コストで導入できるといったクラウドのメリットも認識しています。中小企業のポテンシャルを最大限に引き出し、効率的かつ効果的な事業運営を支えるクラウド技術は、投資対象として無視できないほどに重要です。

世界各国のライバル企業や大企業、優れた技術を持つ企業からのプレッシャーが強まり、何とか競争優位性を確保しようとする動きが加速する中、イノベーションは事業の成長と長期的な存続に不可欠な要素となります。中小企業もこれを認識しており、米国では34%の企業がイノベーション文化を優先事項の一つと捉えています。とるべき選択は明らかです。中小企業はイノベーションを起こし、差別化を図らなければ生き残りも成長もありえないということです。

より詳しい情報に関心のある方は、コミュニティーエキスパートのウェブサイトで資料やインフォグラフィックスをダウンロードできますので、ぜひご覧ください。ブログシリーズ「中小企業:競争に備えて(原題:SMEs: Equipped to Compete)」も読んでいただけます。

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