期待されるウエアラブル機器のイノベーション

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[Publisher] Financial Buzz

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FinancialBuzz.com(米国の経済ニュースサイト)では「ネマウラ・メディカルが新型コロナウイルスなどのウイルス感染による発熱を検出するウエラブル連続検温モニターの発売を計画中」に関する概要を特集しています。

ネマウラ・メディカル(NASDAQNMRD)は、診断用ウエアラブル機器の開発を中心とした医療テクノロジー企業で、体を傷つけることのない血糖値モニター「sugarBEAT®」の商品化に取り組んでいます。同社は、皮膚を介して体温を連続計測できる温度センサー技術を保有していることから、sugarBEAT®を連続検温モニターとして応用した新製品を発表しました。ネマウラでは、連続検温モニターの商品化を急ピッチで進めるため、他社との技術提携や消費者への直接販売など、さまざまな選択肢を検討しています。

ネマウラ・メディカルでは、sugarBEAT®を使った医療サブスクリプション(定額制)サービス「BEAT®diabetes」を提供しています。このサービスは、糖尿病患者と糖尿病予備軍の人に向けて作られたもので、血糖値モニタリングを活用し、生活習慣の改善指導を通じて、糖尿病の進行を抑え、2型糖尿病を改善する、あるいは予防することを目的としています。

この数年間で、医療業界は効率性や事業範囲の点では目覚ましい進歩を遂げてきましたが、複雑な問題が未解決のまま残ってもいます。こうした医療業界の複雑な問題にこれまでにない解決策をもたらそうとしているのがウエアラブル機器です。AppleやSamsungなどの企業はこうした機器のイノベーションに深く関わっています。例えば、ウエアラブル技術を使えば、人間の身体活動や行動だけでなく、生化学的パラメーターを連続して遠隔監視することが可能です。最も一般的な測定データとして、心拍数、血圧、体温などのバイタルサイン、血中酸素飽和度、血糖値などが挙げられます。医療分野では、データの精度が非常に重要です。そのため、センサー技術の見直しやデータの精度向上が医療機器メーカーには求められています。現在、5Gの開発が、電子機器の小型化へ影響し、信頼性と適応性の高いウエアラブル機器の実現に大きく貢献すると考えられています。「MarketsandMarkets※」のレポートによると、全体で見ると、ウエアラブル医療機器の市場価値は、2017年の62億2000万ドルから2022年には144億1000万ドルに達し、年平均成長率(CAGR)は18.3%に達すると予測されています。

2020年現在、猛威をふるう新型コロナウイルスの世界的大流行は世界経済に打撃を与え、医療機関は物資不足に直面しており、ウエアラブル型の遠隔モニタリング装置の重要性がさらに注目されています。病院は重症患者の病床確保に尽力しており、自宅療養の患者の体調を把握するための新しいテクノロジーを検討しています。

イタリア北部に位置するベルガモでは、感染患者が病院に一気に押し寄せたことにより、感染爆発と死亡者の急増を引き起こし、医療従事者への負担を極限まで逼迫(ひっぱく)させました。STAT(米の健康ニュースサイト)の最新のレポートによると、米国の医療関係者は、ベルガモの教訓に学び、同じ轍(てつ)を踏まないように対策を模索しています。「これまでの医療サービスの提供体制では、この感染症の世界的大流行に対処することはできない」と、ロサンゼルスのシダーズ・サイナイ医療センター、シュミット心臓研究所の医師兼デジタル療法士のラジ・カンドワラ氏は指摘します。「地域社会全体に医療体制を適正配置する必要があり、そこで力を発揮するのが遠隔モニタリングです」。

この他、さまざまな企業が検査機器や人工呼吸器のほか、医療用マスクや手袋などの医療用物資の生産拡大に取り組んでいます。

※オリックス株式会社は、世界大手の市場調査会社Markets and Markets Research Private Limitedと業務提携し、同社が世界各国で提供する市場調査・分析のサブスクリプションサービス「Knowledge Store」新しいウィンドウで開きます。の日本国内における独占的な販売代理店契約を締結しています。

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