ドローンを使ったフードデリバリーの検証が始まる~配送スピードアップの新兵器になるか~

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[Publisher] Food & Wine

この記事はFood & WineのMike Pomranzが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@newscred.comにお願いいたしします。

「ドローンを使った宅配」と聞くと、小型の飛行ロボットが品物を家まで運んでくれる未来を思い描く人も多いのではないでしょうか。少なくとも米国・サンディエゴでは、その未来は現実のものになりつつあります。ウーバーイーツは、ドローンを活用したフードデリバリーサービスの検証を開始すると発表しました。しかし、ドローンがドアをノックしてくれるわけではなさそうです。利用者はドローンの姿を見ることもないのです。

昨年、連邦航空局は「統合パイロット計画(Integration Pilot Program)」の実施対象としてウーバーとサンディエゴを指定し、市内でのドローンを活用したフードデリバリーの検証を許可しました。この検証はウーバーの二つの部門、ウーバーイーツとウーバーエレベートの連携により行われます。ウーバーイーツはご存じの方も多いでしょうが、ウーバーエレベートは「あらゆるドローンの飛行を追跡し、個別に離陸、飛行、着陸を誘導する独自の飛行管理システム」と言われるElevate Cloud Systemsを備え、ドローン配送の技術面を主に担当しています。

ただし、利用者は手元に届いた商品の配送にドローンが関わっている事実を知ることはありません。なぜなら、ウーバーイーツのドライバーが最終的に料理を利用者に手渡しするシステムだからです。サンディエゴの検証におけるドローンの役割は、料理をドライバーに届けるのみ。ドライバーがレストランを往復する時間を削減し、ムダを省くことが狙いです。

「どんなレストランでも、配送する料理を待つドライバーが7人はいます。これは利用者にとって非常に便利なシステムだと考えています」と、同プロジェクトに参加しているサンディエゴ州立大学のリサーチ&イノベーション科のスタンリー・マロイ教授はPR動画の中で語ります。「ドローンを用いてさらにスピードアップできれば、もっと便利になるでしょう。革命的な改善になるはずです」と続けます。

具体的には、レストランは専用ボックスに料理を入れ、ドローンにセットします。その後、Elevate Cloud Systemsから通知を受けたウーバーイーツのドライバーが事前に設定した場所でドローンを待機し、専用ボックスを受け取り、注文した利用者の元に届ける仕組みです。

ただし、これは取り組みの第一歩にすぎません。「将来的に、ウーバーの配車ネットワークを活用し、配送場所の近くに駐車している車両に安全かつ確実にドローンを着陸させたいと考えています」と、ウーバーは説明しています。ハリウッドのアクション映画のスタントのように聞こえますが、そこまでドラマチックな話ではありません。

これまでのところ、マクドナルドのドローン配送を検証してきましたが、今年中には、サンディエゴの高級レストラン、「Juniper」や「Ivy」など他のウーバーイーツのパートナーにもサービスを拡大する予定です。ただし、利用者がそれに気づけるかどうかは分かりません。

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