地域活性化

地域密着型マイクロファクトリーが、サーキュラーエコノミーの解決策に

衣料品の大量廃棄は深刻な問題です。毎年9200万トンにのぼる衣料品が廃棄されており、アパレル業界によって排出される温室効果ガスは、海運業界と航空業界を併せた排出量を上回っています。同業界は、世界のCO2排出量の約10%を引き起こしているのです。

欧州で先行する「サーキュラーシティ」構想 日本での実現性は?

欧州を中心に、都市計画にサーキュラーエコノミー(循環経済)を組み込んだサーキュラーシティ実現へ向けた取り組みが進む。その概念や考え方、実現した場合、地域の持続可能な発展にどう寄与していくのか。三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)研究員…

宇和島から世界へ。活魚の輸送会社が、なぜ魚の生産から加工、販売を一気通貫で手がける企業へと成長できたのか【愛媛県・イヨスイ株式会社】

四国の南西部に位置する愛媛県宇和島市は、豊かな自然を生かした一次産業が盛んな地域。山では柑橘類の栽培、海では真珠やマダイの養殖が行われ、「鯛めし」や「じゃこ天」などの海産グルメも有名です。そんな宇和島で誕生した「タマクエ」をご存じでしょう…

山形の土地柄を乗り越えた「コンクリート圧送」の第一人者【山形県 株式会社ヤマコン】

皆さんは、多くの建設現場に欠かせない「コンクリート圧送」という技術をご存じですか? 固まる前の生コンクリート(以下、生コン)を、コンクリートポンプの油圧で型枠内に送り込む技術のことで、ビルや高速道路、橋をはじめとするコンクリート建造物を造る…

“未来志向の街”豪アデレードが、先進的な人々を引きつけている理由

刺激的なビジネスやイノベーションの機会、数え切れないほどの文化的な魅力──これらは、アデレードが住みやすい街である理由の一部に過ぎません。 南オーストラリア州の州都であるアデレードが「教会の街」と呼ばれるようになったのは、単に教会がたくさんあ…

都会も地方も「似ている建物」で溢れている危機感 世界イチ住みたい街に携わる専門家の提言

コロナ禍に加えて、円安とロシアのウクライナ侵攻のダブルパンチで、先の見えない不況が続く日本。そんな日本を救うのは、地方都市の古き良き伝統産業なのかもしれない──。 「世界でいちばん住みたい街」と言われる、アメリカ・オレゴン州ポートランド市。そ…

元官僚46歳「夏に稼ぐスキー場」を生んだ逆転人生 「100のテレビ番組で紹介」仕掛け人の大胆発想

東大を卒業後、官僚として働き始めた筆者は、なぜ白馬のスキー場経営に携わるようになったのでしょうか?(写真:筆者提供) 日本のスキー人口が激減、インバウンドも途絶え、多くのスキー場が青色吐息となっている。そんな中、来場者数が過去最多を更新し続…

地方創生の「成功」とは?取り組み事例を通して、今改めて考える取り組みの意義

日本の将来を語る上で欠かせないキーワードとして知られる「地方創生」。すっかり耳なじみのある言葉となった一方で、地方創生の成功イメージはあまり共有されていないのではないでしょうか。そもそも地方創生の「成功」とはどういうことなのか。いま改めて…

市民の力で、地元に活力を取り戻す!青森市民が「青森ねぶた祭」にかける想い

東北三大祭りの一つ「青森ねぶた祭」。2022年8月、待ちに待った3年ぶりの開催に人々は沸いた。「ねぶたは市民にとって魂そのもの」――地域の心の支えであるこの祭りは、多くの人や企業、団体の尽力があって今日に続いている。

コロナで人気「移動コンビニ・スーパー」最新事情 ローソンは「都心の高齢者施設」の開拓に本腰

いまだコロナ禍にいる日本社会で、あるアナログな販売スタイルに注目が集まっている。ワゴン車などを利用した移動販売だ。ネットショッピング全盛期に、真逆とも言えるビジネスが全国で展開されている。背景には、高齢化や感染拡大による行動制限がある。そ…

スタートアップとの共創で地方創生に挑む愛知県の取り組み

愛知県は名古屋市を中心に、日本で3番目に大きく、世界でも有数の大都市圏を形成しています。太平洋岸に位置し、世界最大の自動車メーカーであるトヨタ自動車の本社があるほか、富士重工(現SUBARU)や三菱、アイシン、日本車両、日本特殊陶業など製造業の強…

「地方創生」の転換。企業の代表的取り組み事例と持つべき新たな視点とは

現在ではもうおなじみの言葉となった「地方創生」。日本のさまざまな地域を盛り上げていく、という漠然としたイメージはあるものの、実は明確にどのような動きを指すのかご存じの方は少ないのではないでしょうか。 日本における「地方創生」は2014年の臨時国…

世界各国のハイアットホテルがコロナ禍を乗り切るために中小企業を支援

ハイアットは世界中の中小企業と提携し、起業家がコロナ禍から生き残るためのさまざまな支援を行っています。 世界中にある60カ所近くのハイアットホテルでは、期間限定ショップの開催や無料キッチンスペースの提供など、ハイアットホテルならではのやり方で…

農場がキャンプ場に?コロナ禍で注目されるイギリスのステイケーション

イギリス・サフォーク州に流れるデベン川のほとりの砂地に立つ、のどかな農園。この農園を運営する一家のジョナサン・シンパー氏(54歳)は、準備に追われています。 「ここは入り江に近くて、美しい場所なんですよ」とシンパー氏は言います。「今週末は予約…

歴史的建造物に新しい命を

米国南部に位置するテネシー州ナッシュビルには数えきれないほどの魅力があります。 例えば、女性が独身最後の日を楽しむバチェロレッテパーティーや、カントリー音楽の公開ライブなど。気分転換に、ジャーマンタウン、あるいはナッシュビルの繁華街で、アン…

チリ初、輸送コンテナで作られたサステナブルなホテル

チリの主要港、バルパライソ。パナマ運河が開通するまで、南米でもっとも重要だったこの港では、毎年100万を超えるコンテナが行き交います。海辺のそばにはいくつもの丘が立ち並び、海から丘の頂上にかけては迷路のような道や古びたケーブルカーが伸びていま…

四国の町に見る循環型社会の未来

四国にある人口の少ないとある町。世界で気候非常事態やプラスチックゴミ問題への取り組みが進む中、この町の住民は20年近くも前から焼却や埋め立てへの依存に終止符を打つというミッションのもとに団結し、リユース、リデュース、リサイクルに取り組んでき…

創業40年、イタリアの村をひっそりと活性化させたブルネロ・クチネリ

あたりがひんやりとした空気に包まれ、大理石のタイルがあざやかなピンクに変わる。そんな火曜日の夕暮れ、ウンブリアのソロメオ村でサンセット・プレスカンファレンスが行われました。 「尊厳という言葉は、人によって意味合いが違うのでしょうか?」 「あ…

毎年500校が廃校に?増え続ける廃校が、コミュニティーセンターや水族館に大変身!

「モノやコトをできるだけ無駄にしない『もったいない』という精神は、日本文化に深く根付いています」東京都千代田区の人気のない静かな通りを歩きながらそう説明するのは、シルヴィア・ヤマワキ氏。「もともとは宗教的な意味合いを持っていたようですが、…

グレートバリアリーフを観光し、自然保護に参加するエコツーリズム

オーストラリア北東部の海岸沿いに約2200kmに渡って連なる地域。その水面下には、美しい魅惑に満ちた海洋生物の世界が広がっています。1981年、ユネスコ世界遺産に登録されたグレートバリアリーフは、壮大な自然に触れることで畏敬の念を呼び起こされるよう…

人手不足を「働きたくなる物流施設」で解決する~働きながら健康を促進するというオリックスの提案~

物流への需要が、急速な拡大を見せている。ネットショッピングが生活に欠かせないものとなり、「欲しいものを欲しいときに買う」スタイルの浸透によって、物流も高頻度に利用されるようになった。また単身世帯や共働き世帯の増加に伴って時間指定便などのニ…

大きく変わる物流施設、その理由とは? オリックスの最新物流施設に潜入!

インターネット通販の需要が高まり、今や、私たちの生活にとって欠くことのできない「物流」。ますますニーズが高まる物流を支えるため、これまでの常識にとらわれない施設が求められているのだそう。ここ、埼玉県北葛飾郡松伏町にある「松伏ロジスティクス…

地域に根差す老舗旅館が生まれ変わるまで

「子どもたちのリクエストで、家族旅行はほとんどここ」 「露天風呂から見渡せる会津の城下町は絶景!」 「バイキングの品数が多いのが嬉しい!」 ここは福島県会津若松市にある「御宿 東鳳(おんやど とうほう)」。 創業50年以上の歴史を持つ福島県三大温…

街中に、公園のような水族館をつくる工夫

東京スカイツリー®のふもとにあるすみだ水族館。 一見、都会的で洗練された水族館だと思われるかもしれませんが、私たちが目指している姿はそれだけではありません。 「また来たくなる」水族館。 水族館を記憶に残る、そして居心地のよい空間にすることが私…

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